hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

前向き思考の限界

回答数回答 2
有り難し有り難し 7

毎度お世話になっております。三度目の質問、失礼致します。

今回は以前からの質問の地続きとなっているような内容になります。

ここのところ自己と向き合い自分を褒めたり、両親を立てるよう褒めたりすることで調和をはかろうと努力しています。どんな些細なことでもお願い事をしてもらったらありがとうと告げたり、何かをしていたらえらいじゃん、すごいじゃん、と声をかけたりしています。
その成果か、母はここしばらくやらかしが減り、それが自己を守ることにも繋がっています。

しかし、もとより他人、とくに両親から褒められた記憶が薄いせいか、承認欲求がとても強く、自分で自分を認めることで一時は満たされてもすぐに枯渇してしまいます。

自分だってほかから褒められたいのに、というフラストレーションで不満が溜まり前向きにしてみるという目標も度々挫折してしまいます。
もう少し大人になりたいのですが、不器用なこともありなかなかうまく自分を操縦することができません。

どうすれば、自分の中の子どもを暴れさせずに済むでしょうか。いま自分がしている自己分析などでは限界があるため、どうかお知恵をお貸しください。どうぞよろしくお願いします

2023年4月28日 23:55

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

嘘にならないように

褒めるという行為は、上の人が下に対して行う行為と言われる側面があります。子供がま親を褒めるというのは、「共感」程度のことでしょう。

そして、前向きになろうとかポジティブにしようとすることには限界があるものです。ポジティブな考えというものは。なろうとしてなるものではなく、結果論であるということです。

素直な今の気持ちを否定することにもなるので疲れてしまうのは当たり前です。
わざわざマイナスのことを口にするのは相手がいるときにはしないほうが良いです。思っているだけなら問題ないですから、共感できそうな時だけ、声にしてあげたらよいですよね。

2023年4月29日 5:45
{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

無理やり褒める事実に上塗りするよりも、事実にノントッピング。

私は以前プラス思考講座などもやっていました。前向き思考、ポジティブシンキング、アファメーション、誉め言葉…、やめました。不自然だと感じたからです。
ネガディブシンキングやマイナス思考、負のリアクションをするよりは、まだよいと思いますが、無理なプラス思考よりはただ黙ってマイナス思考だけをさせないというだけでも心には良い作用が生まれます。事実を直視する。事実を事実のままに。そこに何も加えない。
良く世間でいう、あるがままに、とか♪ありのままに、というのも実はすでに思考・考え・思いの上塗りなのです。
臭いものに別の消臭成分、香料を加えるファブリー〇的なこと、あるいは物事や相手、世界を自分の色に染めるようなスプラトゥーン的なことは、そのままの事実をまず直視していないものなのです。
そのままの事実とは、人間の負のリアクション以前の世界。
ありのままの、あるがままの世界。いや、ありのままとかあるがままとかの形容・名称すらしない世界です。本当のありのままの世界とは、タッチ、突っ込み、塗りたくり、上塗りがありません。
よって、無理やり自分を高めようとか、むりやり前向き思考をしようとすることも一度やめてみることです。やっちゃいけないというワケではありません。

私はまだ本当のありのままの世界、本当の自分の心の子供がお手つきする前の世界を知らないんだなぁという立ち位置・スタートからの心のツッコミをさせない修行がおススメです。
仏道修行、禅の修行とは、「わたし・じぶん・エゴ」を介入させずに、天地自然・大自然・人間の主観なしの公的な目線での心のおさめ、あくしょんです。
たとえば野菜を切るときに、ああ人参、かわいそうに、ばらばらになっちゃって…、なんて思いながら料理するなんていらぬこと。
横断歩道を渡るのに、暴走車が突っ込んでいたらどうしよう…とまよって赤信号になって渡れなくなってしまうようなことは過剰な不安、過剰なお手つき、過剰なツッコミです。
おなじように、内なる相手に対して自分流な思い方でお手つきするというのは事実を曲げてしまう作用が生じるものなのです。内なる世界だからです。本当はそうではないのに「自分流に」思い込んで自分を苦しめてしまう、そんな作用になる。
内なる子供ちゃんも拒絶せず本心として拝む。その本心が本当にほっとするようにものを見る。それが、事実を事実の通りに見ることです。

2023年4月29日 7:50
{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
💕禅ママ説法💗 禅ママの超簡単!不安消しテクニック! (*´ 艸`) 人生って、ちょっぴり不安がいっぱいよね? でも大丈夫! 「現実」と「頭の中だけ」をちゃんと見分けられるようになれば、不安なんてちっぽけなものよ! だって、みんな「もしも~」「もしかして~」って、頭の中で勝手にドラマ作っちゃってるだけなんだもん。 (˘ω˘) 「あれが起きたらどうしよう」とか「こんなことになったらどうしよう」って、まだ何も起きてないのに、勝手に心配しちゃうのよね。 だから、今この瞬間、目の前にあるものに意識を集中してみよう! ✨ 見えるもの、聞こえるもの、感じてること… そうすれば、どんなに不安なことがあっても、"今ここ" に戻ってこれるわよ! 心配事って、まるで映画の予告編みたいなのよ。 まだ何も始まってないのに、ドキドキハラハラしちゃうでしょ? でも、実際は、今この瞬間、目の前で起きていることだけをちゃんと見ればいいのよ。 そうすれば、心はもっと穏やかになるわよ。 不安を感じたら、ちょっと立ち止まって考えてみてね。 「この不安、本当に今の私に必要?」 「今、目の前で起きていることは、一体何?」 そうやって、現実と想像の違いに気づけば、不安に振り回されることも減っていくわよ。 だから、今日一日も、"今" をしっかり感じて、笑顔で過ごしてね! (*´ 艸`) じゃ、行ってらっしゃい!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ