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写経

回答数回答 1
有り難し有り難し 5

写経とは、どんな時に、どういうふうに行うのが正しいのでしょうか?
今では100均でも写経練習帳などありますが、大丈夫なのでしょうか?
やり方も書き方もわからず、やってみたいという気持ちがあります。
よろしくお願いします。

2023年5月15日 0:30

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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我流から離れる

ご相談ありがとうございます。
書く環境や座る姿勢が大事とはよく聞きますが、私としてはやはり「どう書くか」ですね。
写経を続けている方々には割と「写しているようで写していない」、結局自己流の字を伸び伸び書いている人が多いような気がします。
まぁそれはそれで楽しいのであれば良い事です。しかし、やっぱり自分の書きやすい字を選んでしまう、要は普段書き慣れていないものを書くことで受ける「違和感」からだんだんと逃げてしまっている、書き続けるとそんな字にしてしまうのでしょう。

お手本に忠実に筆を運び続けることに専念すべきだと思います。もちろんそこから来る一定の違和感は受け入れる、油断すれば我儘な自分の字になりがちなところを終始修正しながらゆっくりと筆を運ぶ、本気で挑めば心身共にけっこう疲れる修行になります。

心の働きが如何に普段の自分をコントロールしているか、写経という外部からの矯正を受けることで見えてくる自我の存在、写経が与えるその違和感は、自意識の安定のために必要な薬になるであろうと思います。
こういった効果が得られるものは写経だけではありませんが、興味がわいていることが何よりの原動力であり大切な発心であります。ぜひチャレンジなさってください。合掌。

2023年5月15日 12:40
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有り難し
おきもち

現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくて...
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質問者からのお礼

TAIKEN様

丁寧なお返事ありがとうございます。
なるほど、と深く納得できました。
お手本に忠実に、チャレンジしてみたいと思います。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
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