亡くなった父が怖いのと、後悔が多いです。
先日、父が亡くなりました。
母も10年前に亡くなっていて、これで両親がいなくなってしまいました。
自分のルーツとなる親が両方いなくなったのがとても不安で、怖いです。
そして亡くなった父が怖く、というか恨まれてはないだろうか、怒ってはないだろうかと考えてしまいます。
生前、喧嘩をしたことや約束を破ってしまったことを思い出してしまい、申し訳なく、それで怒ってないだろうか、亡くなってしまうならもっとちゃんと関わればよかったと思ってしまいます。
父は病死してしまったのですが、前から危ないかもしれないと聞いてはいました、父に病院にお見舞いに行くと伝えた時、落ち着いて退院したら来なよ、と言われ、その時はわかった、と言って終わったのですが、無理にでも会えばよかったと後悔しています。
父の病気は割と治る病気で、本人は死ぬ気がなく、お医者さんもまさか亡くなるとは思ってなかったみたいで、治るはずの病気で亡くなってしまったという事実もまた辛いです。
僕は良い息子ではなかったかもしれません、でも、頑張って父の法事をとりあえず済ませました、これから遺品整理、相続をするのか、様々な問題があります。
父は応援してくれるでしょうか?
父は、無事天国に行けるでしょうか?
色んな思いが交錯して上手く文章が打てなくてすみません。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
回向ということ
お父さまが亡くなられたとのこと、心よりお悔やみ申し上げます。お母さまも10年前に亡くなられたのですね、あなたはまだお若いのにご両親が他界されさぞお辛いことと存じます。
仏教では亡くなった方は成仏すると考えます。成仏とは文字通り仏様に成るということです。仏様さまとはどう言う存在かと申しますと全ての悩み苦しみから解き放たれて安寧で心穏やかな世界に居られ、残されたご遺族を静かに見守ってくださる存在です。従って、生前あなたと喧嘩をしようが約束を破ろうがそんなことは一つも恨んではいません。むしろあなたを優しく見守ってくださっているのです。
そして、私たちと仏様の関係は決して一方通行ではありません。難しい言葉で「回向えこう」というのがありますが、これは仏様のおはたらきを示します。
例えば、あなたがお墓やお仏壇にお花をお供えしますよね、そうすると仏様の為にお供えしたお花ですが私たちから見ても綺麗に咲いている訳で、つまり、仏様に手向けたお花の功徳は私たちにも回し向けられていると言う事なのです。
いまお花と言う物理的な説明をしましたが、あなたがお墓やお仏壇に手を合わせてお詣りすると、亡き人の為に手を合わせたのにもかかわらずお詣りした後に何故か心がほっとするとか、落ち着いた経験はありませんか。つまり仏様に手を合わせた事により仏様から慈悲の心をいただくのです。これがもっとも大きなご回向であると言われています。
簡単に申し上げれば、あなたが仏様を供養すれば仏様は私たちに回向してくださるのです。
と言う訳ですからあなたの最後の質問の父は応援してくれるかの答えは当然応援してくれるです。お父さまは天国(仏教では極楽浄土)におられます。安心して下さい。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
まだすぐには立ち直れませんが、少しずつ前を向こうと思います。
頂いた回答を胸に、無事四十九日を迎えられるように頑張ります。