ペットに対し後悔の気持ちでいっぱいです
亡くなったペットに対して、後悔の気持ちで押しつぶされそうです。
先週私の実家で飼っていた犬が亡くなりました。
10年以上、私が実家を離れたあとも、家族全員本当にかわいがってきました。
しかし、私が子供を出産してからは気持ちがペットに向かなくなりました。
ペットは変わらず私が実家に帰るたび尻尾を振って喜んでくれたのに、
私は子供に対してしか目が向いていなかったと思います。
ペットが確実に老いてきはじめると、
変わっていく姿やできなくなってしまったことを直視するのが嫌で
現実から目を背け続けてきました。
実家に帰るたび、自分にもできることはたくさんあったはずなのに
日々の細やかな世話はすべて両親に任せていました。
そして先週、いよいよ散歩に行くことも難しくなったと聞き会いに行きましたが、一目見たとき自分の記憶の中の溌溂としたペットとあまりにも変わってしまった姿に非常にショックを受けました。
「大好きだよ」と伝えましたが、目も耳も悪くなっており、ペットに伝わったとは思えません。
初めてペットの死を意識し残された時間で自分にできることをしようと決意したのもつかの間、何もできないまま4日後あっという間に亡くなってしまいました。
苦しまず、母に看取られながらの死とのことでした。
火葬し骨になってしまった今、本当に今さらですが後悔の気持ちでいっぱいです。
もう二度と撫でたり、抱っこや散歩ができないこと。
老いてからペットの姿を直視せず、逃げ続けて何一つしてやれなかったこと。
できなくなってから今、ペットを抱きしめて世話をしてあげたい、もう一度会って本当に大好きだったことを伝えたい、
それを今さら思う自分は本当に無責任で大馬鹿者です。
ペットにも両親にも申し訳ない気持ちで、心の整理がつきません。
遅すぎることはわかっていますが、これからペットに対して少しでもできることはあるのでしょうか。
どのように後悔に対し折り合いをつけていけばよいでしょうか。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
命への向き合い方を、あなたと、あなたの大切な方々へ引き継いで
大切なことを、教えてくださった子だったわね。
この世が移り変わるように、どんな命も老いて、この世の縁が尽きるのよと。その姿をもって、教えてくださったのですよね。
今出来ることを、一瞬一瞬を、大切に生きてと。改めて、私たちは気付かされましたね。
本当に大切な子だったわね。
後悔だけでなく、一緒に生きてこられたことへの出会えた喜びや、ありがとうの感謝もあるでしょう。
過ごした時間は変わることがなく、思い出はあなたを支えてくれますよ。
どうか、命への向き合い方を、あなただけでなく、あなたの大切な方々へ、引き継いでいきましょう。
それが、あの子への弔いであり、あの子のいのちが生かされていくことなのですよ。
私もこちらから、手を合わせますね。
質問者からのお礼
中田 三恵様
早速の温かいご回答、ありがとうございます。
身近で死に触れた経験が少なく、老いというものの無常さ、自分の無力さ、
死んだ肉体はあんなにも冷たく、固く、悲しいものだのだと
ペットの死で初めて実感しました。
自分は何もしてあげられなかったのに、とてもきれいな目でいつも無償の愛をくれた犬でした。
この世に縁が繋がっているうちに、出来ることをしていくしかない。
本当にペットはたくさんの大切な事を教えてくれました。
幸い長年の思い出を撮りためた写真やビデオを残しており、
家族にも共有することができています。
仰っていただいたように、後悔と同時に家族として共有した喜び、感謝の気持ちが溢れ出ています。
今もまだ悲しみに整理はつきませんし、ペット自身には直接もう何もしてあげられませんが、
ペットのことをずっと忘れず家族として大切にしていきます。
生きているうちにできることの大切さ、命への向き合い方を誰かに引き継いでいけるようにいたします。
最後に、手まで合わせて頂き本当にありがとうございます。
気持ちが救われました。ありがとうございました。



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言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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