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子供のお骨について

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私は10代の頃、生まれた子供を出産数時間後に病気で亡くしています。
現在亡くなってから10年ほど経っており、その子のお骨についてです。

当時は10代で精神面も成長しておらず、世間的な常識も無知で、葬儀等の手続は全て母と祖母に任せてしまいました。

お骨は5年ほど自宅に置いてましたが、祖母やお世話になったお坊さんからは可哀想だから早く納骨堂とかに入れなさいと言われており、数年前に曾祖父母のお骨があるお寺へ納骨いたしました。

ですが、ここで1つ問題が。
私の自宅にはすでに子供の位牌と、小さいですが仏壇があります。
なのに、祖母がなんの断りもなく、祖母自身の家に私の子供の位牌をもう1つ増やしてしまったのです。
祖母曰く「貴女は忙しくズボラで、どうせ御陸前とかもやらないでしょ。私がやっといてあげるから!」とのこと。
それで私が今までにないくらい怒ってしまい、そこから祖母との連絡をしておりません。

いま思い返してみれば、私も自分の意思をきちんと伝えられなかったのも悪いですが、10年経った今でもやはり手放したくなかったという気持ちも強く、今回の件もありもう一度一緒にいたいと思ってしまっています。
また、すでに地元から離れているため、納骨堂へはほぼ行くことができないという理由もあります。

確かに一時期、自分のこともままならず出来ていなかったこともあります。
ですが、今はきちんと毎朝お水をあげたり、定期的なお供えや命日には御陸前もあげております。
だけど、これだけでは足りずなにも出来ていないのでしょうか...。

一度納骨堂へお願いしていても、もう一度一緒にいることはいけないでしょうか。

もし、一緒にいることが問題ないのであれば今後どういった供養をしてあげればいいのか、一般的な年忌法要のみでいいのでしょうか。

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご教授いただければと思います。

2023年7月2日 22:24

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

位牌とお仏壇がそばにあるのなら、今まで通り 手を合わせて

お子さまを亡くされたこと、何年経っても辛い経験であり、忘れることのない記憶ですね。そして大切な命。どんな形であろうと、手を合わせる生き方が、亡き人への大切な供養になっていきますよ。

祖母さまも位牌を作られたのですね。それには、なんの問題もありません。「あなたの代わりに私がやるから」と言われたら、出来ないであろう私を責めているようにも聞こえ、またわが子を奪われたような気持ちにもなりますよね。だから、あの時、あなたは腹が立って悔しかったのですよね。

祖母さまにとっても、あなたの子は、祖母さまの孫。祖母さまも、ちゃんと手を合わせてあげたい想いと、若いあなたには背負わずに これからの人生を生きなさいとの考えがあったのかもしれません。ですがやはり、あの時の祖母さまの行動や言動は、子を亡くした母である あなたへの配慮が足りなかったと思うわ。

これからのことですが、亡き人を想い、手を合わせる場所はたくさんあってもいいのですよ。あなたのそばや、祖母さまのそば、納骨堂とね。どなたにとっても、大切な子だったのですもの。それぞれに想いながら、繋がっていましょう。

納骨堂へお願い、というのは、お骨を出したいということでしょうか。お骨を出して、自分のそばに持ち帰りたいという意味かな。
出すことが可能なのか。納骨の形にもよりますから、土に還っていたり、他の方の骨と一緒になっていたり、いろんな事情で出せない可能性が高いかもしれません。

ただ、位牌やお骨のそばが、亡き子ではなく、今は仏様の浄土へと生まれてくださっていますからね。どうぞ、お仏壇の仏様を大切に、仏様のお力で救われていかれた命なのですからね。位牌とお仏壇があなたのそばにあるのなら、今まで通りに、手を合わせていかれることが大切ですよ。

また、近くに同宗のお寺があれば、参られてもいいですね。お寺に参ったり、住職さんの話される仏法に触れていかれるのも、きっとあたたかい気持ちになると思います。仏様のお話(仏法)は、亡き人に遇える話ですからね。きっとあなたを救ってくださいますよ。

私もこちらから、あなたのお子さまを想い、手を合わせますね。

2023年7月3日 1:32
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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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位牌はスマホ

 べべさん、子を失う気持ちは計り知れないと思います。本当にお気の毒様です。ご自愛下さい。
 さて、祖母さんが位牌を勝手に作成したということですが、開眼供養はされたのですかね。
 お骨は分骨では無いのですかね。
色々質問もあります。
 しかし、仏さま(故人さま)は一体ですが、(お骨)、位牌、お墓、仏壇など多くに開眼供養を行い、仏さまの魂を入れたことになっていますが、そんなことは不可能ですね。
 私も色々考えてみましたが、お墓、仏壇、位牌、(お骨)はスマホや電話の回線を繋いだと思って下さい。位牌などの前でお祈りすることで仏さまと通じ会います。中々返信はしてくれませんが、あなたの思いは届いてます。
 だから、黙っていたとは云え、祖母さんが位牌を作ったことを許して上げて下さいね。供養する気持ちはあなたと同じですよ。
 ただ気になりますが、あなたが子を産むことや結婚などに抵抗があるなら、別の質問になりますから、可能な限り傾聴いたします。

2023年7月3日 1:55
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「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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