前向きに生きるヒントについて
社会人10年目、ステップアップの為転職しました。3月入社・4月に子どもの
保育園スタート、5月に第2子出産と、タイトながら折角ご縁を頂いた社会貢献度の大きい職種で挑戦したい思いで踏み出しました。
入社3日後に父が倒れました。父母は離婚済・姉は事実上絶縁状態で入院準備は私がしました。健保未加入も判明し手続。入社早々テレワークや欠勤を余儀なくされ、新環境でのデビューがうまくいかず。1週間で一旦退院しましたが。
同月末には妻が入院。再び入院準備と見舞いに加え、残された第1子と2人生活が始まりました。4月から保育園がスタートし、入園準備や登園準備・送迎等を行いました。
無事第2子は産まれましたが、妻の実家で暫く過ごす為、第1子との生活は1か月半ほど続きました。私の母が来て家事・育児の一部を手伝ってくれましたが、今度は喘息を発症。あまりに計画通りいかず、大好きなはずの子どもに辛く当たる事もありました。のち4人の生活に戻りましたが、第1子のイヤイヤ期が増幅。
現在、やっと入社後4か月が過ぎました。勤務先は数人の小さな所帯で、私以外は子育てに縁のない人。一番上の責任者は定年手前で子育てをまともにせず逃げ切った世代(またそれを豪語する)。
上席からは形式的に柔軟な働き方を提示はしますが、一方で会議や外部面談の際に私でない方の同僚を殊更に持上げ、私の外訪活動をなじってやめさせたりするので、疎外感も大きくモチベーションも上がりません。
子育て中で飲みにも一切行けず、仕事での社内外の関係構築もうまくいきません。保育園の迎え時間には帰らないといけない為、仕事も限られた時間で最大の成果を志向するも正直消化不良気味で、その辺りも社内で不興を買っているかもしれません。
これまで家庭・仕事・趣味の3つの両立を目指し生活してきましたが、妻から趣味への理解が得られず、真っ先に趣味を捨てました。残る2つも互いが消化不良でどっちつかずです。
仕事に振り切るなら離婚かと思いましたが子ども達の手前踏み切れず、家庭に振り切るなら自分の仕事を自分で決める(当然責任も帰結しますが)個人事業主もよいかと考えますが、何を飯の種にできるか思いつけず。
家と職場の単純往復の生活で、どちらでも認められず閉塞感を感じ続けています。この状況でも前向きに生きる考え方・振舞い方について示唆を頂けませんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人生すべてわがこと。己ならざる時、場、事は無し。
仕事も家庭も趣味も誰がそれをなすのかと言えばあなたです。
仕事をするのも自分の活動。
家庭を守るのも自分の活動。
趣味に浸るのも自分の活動。
人間365日一日たりとも自分ならざる時はなし。
見るも聞くも呼吸するもみな自分の活動。
あれは好きだ。
あれは嫌いだと騒ぐのも自分のアタマ。
趣味をなす、家庭と過ごす、職務をこなす、みな自分の活動ならざるものはなし。
ならばこそ、趣味を極めればこの自己の活動だけでしかないと悟ること。
人間が人間を究めればみな「空手」(くうしゅ)なり。
釈尊も道元禅師も禅を究めた偉人達もみなこの自己を運んでゆくところ済度の活動ばかり。
全身が菩提心である。
全ての行いが菩提心のあらわれである。
全ての活動が生きた菩提心。
菩提心が活動するだけである。
そういう人間の極まりということを目指すべく、種ごとや趣味や家庭の中での活動を行うように心がける、志すことであなたはより高い人間性、往くべき方向性をみいだせることでしょう。
この世にはジャンルや区分、分類事項が先にあるのではありません。
あなたの愛するワイフが人生の中で一番苦しい、大変な時期こそは「今」なのです。これから先に金持ちになってワイフに楽をさせてあげたいなどという夢よりも、現実問題で女性は子育て、家事で男性が思う以上に大変なのですから、今伴侶であるワイフ様をして支援、サポートせずに自分の遊びや趣味や好きなことを優先させようとするならば、それはあなたのワイフ様のみならず、全国の女性や紳士、およびツイフェミすらをも敵に回すことになりましょう。
人間には優先心理というものがあり、自分が自分の優先心理に支配されてしまうということがある。
今あなたにとって優先すべきことはあなたが悲鳴を上げることよりも、父親として夫として、あなたのお父上のよき後継者として社会人として、世の紳士として、しっかりと今本当に優先すべきことを優先することではないかと思います。
前向きに?
人間何もせずとも自己の全自動日めくり秒めくりカレンダー機能によって常に、前向きに洗浄され、最新バージョンの自己に自動更新されているのです。
事実に「乗る」。
時の流れの川に浮かぶ。
千変万化の「今」に即興でセッションして最高のサウンドを奏で、己と人をして安楽ならしめることが真実人の生き方。己を救うが如くに他を救うことで道は自然に開かれます。
どう生きるのか
けいすけさん、はじめまして。質問を拝読しました。
けいすけさんはステップアップのために転職しても、お父さまの入院や諸々の手続きに加えて奥さまが入院し、子育てを一手に引き受けるようになったのですね。新しい職場も子育てに理解がなかったり、家庭・仕事・趣味の3つの両立を目指してもうまくいかなかったりして閉塞感を感じているのですね。
体はひとつしかなく、時間は1日24時間しかありません。あたりまえのことですが、取捨選択をしていくしかありません。「どう生きるのか」が選択するときの基準となります。
仕事を中心に生きるのか、子育てを中心に生きるのか、趣味を中心に生きるのか。選択肢はたくさんありますが、どれを中心に据えるのかはけいすけさんが決めなくてはいけません。
弘法大師空海は
「楽しいか楽しくないか、得か損かを決めるのは自分の心である」
と説きました。
困難な場面に直面したとき八方塞がりのように感じますが、どう受け取るかは自分次第だということです。つまり「どう生きるか」の腹を決めることが肝要です。
合掌