回答 1
有り難し 3うちの宗派が曹洞宗で、今年の宝暦を拝見しました。
年間行事予定の中に大山阿夫利神社の例大祭の日取りが書かれており、曹洞宗とどんな関係があるのかな？と思い質問させていただきました。
出身が阿夫利神社の近くで、よくお世話になっていました。
お坊さんからの回答 1件
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こんにちは。
大山阿夫利神社近くのご出身で、阿夫利神社さんにもお世話になっていたのですね。
大山阿夫利神社は、神奈川県伊勢原市の大山（別名: 雨降山〈あふりやま〉）にある神社で、古くから雨乞いの場所として信仰されていました。中世以降は修験道の場所にもなり、江戸時代には「大山講」が関東各地に組織され、多くの庶民が参詣しました。関東地方では、はるか昔から、庶民に人気のパワースポットだったようです。
さて曹洞宗宗務庁発行の「令和六年 曹洞宗宝暦」を見ますと、確かに７月２７日に「神奈川県大山阿夫利神社夏季大祭」８月２７日に「神奈川県大山阿夫利神社秋季大祭」とあります。
阿夫利神社は、元々神仏混淆の神社でしたが、明治時代の神仏分離令により、「阿夫利神社」と「大山寺」に分離しました。この「大山寺」は現在、真言宗大覚寺派のお寺で、残念ながら曹洞宗ではありません。
ちなみにこの暦の他の日付を見ると、「富士吉田の火祭り」とか「東京亀戸天神祭」とか、曹洞宗は関係のなさそうな行事も記載されています。ですので、歳時記的に、有名な行事を書き記してあるものと思います。
この暦を見ることで、昔お世話になった神社の事を思い出したり、また遠くの地域のお祭りに思いをはせたり、そのような使い方も私たちの生活を豊かにする素敵な使い方だなぁと思いました。
