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子供のことを自分のことのように

回答数回答 2
有り難し有り難し 73

この春高校生になった娘に対してなのですが、受験の時も娘のことなのに、私が緊張したり、不安になって、体調を崩したりしました。
うろたえている私の姿は娘には気づかれないようにはしています。ひたすらお参りに出かけ、心を落ち着かせてなんとか乗り切りました。

今は娘の恋愛を勝手に心配して、思い悩んで毎日しんどいです。なんとなくで彼がいるのはわかっていたのですが、娘は私にはっきりとは報告してくれません。会う時も友達の名前を出して出かけています。

先日、娘の机で探し物をしていて日記を見つけて読んでしまいました。
とても優しい彼で娘を大事にしてくれているようです。これで安心だと思ったのですが、ちょっと娘が元気なかったりしたら、彼となんかあったのかと心配でまたこっそりと日記を見てしまいます。

やりすぎだとわかっているのです。でも心配で心配で見てしまいます。

娘に彼がいることはお母さんは気づいているから、嘘ついたりして出かけるのはやめて。彼なら安心できるから二人を応援する、、、と伝えたいのですがタイミングがつかめません。

娘がもっと話してくれたら日記を盗み見することはやめるかもしれません。心配もマシになるかもしれません。

でも、きっと、全部自分ごとのように受け取って疲れてしまう私の考え方がダメだと思います。どう、気持ちを切り替えたらいいのでしょう。

子供も少しずつ親離れするべきです。私も子離れするべきです。どのようにしたらできるのでしょうか。

とてもしんどいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

禅定を持って我が道を歩む!

貴女は今何処の道を誰の道を歩いているのですか!
まるで迷子です!

母親の貴方が迷子でどうするのですか。
例え我が娘でも一人の人間です。貴女の分身ではありません!

今の自分の姿が見えますか、こっそりと娘の日記を盗み見する姿。もし見つかったらで無く何時か見つかる事になります。

自分のこれまでの道に戻りなさい!今の貴方の行為は罪です。

このまま続ければ罪過の積み重ねになり結果心の傷になり真実の道から遠のき寂しい時を向かえ、周りから嫌われ不幸を招きます。

これだけ、他人から強く厳しく言われる事がありますか。
目が覚めたなら少し私も安心します!
常に平常心で一呼吸置いてから、有りか、無しか、善か悪か決めてそして行動する。

六波羅蜜の中に「禅定」があります。
ゆっくりゆっくり心静かに安定させ(禅定)真実を見つけながら歩くと自分の道が見えて来ます。

追記
今現在、途方に暮れていると言うことですが、それが大事なのです!
私も3人の子を持つ親だからこそ貴女の気持ちも痛いほどわかります。
今私の子供たちは皆独り立ちして結婚してそれぞれに生活しています。
私は父を26歳で突然亡くしその後僧侶となりました。この時に思い知らされたのが人の命の儚い事を実感しわが子には私が明日死んでも生きていけるよう育てる思いを持ち、この思いを家内にも常日ごろから言っていたので子供にも厳しく自分は我慢して育ててくれました。
何より母親として一番辛かったのは私が柔道の指導者という事もあり3人とも柔道をする為15歳から全寮制の高校へ行かせた時には会うことも許されず遠くで辛かったこと思います。
しかし今の子供たちがあるのは私の心もですが、なにより家内の強い心構えがあったからです。しかし今でもいつも子供たちの話をしては心配をする心は変わりません。死ぬまで変わらないと思います。
私が貴女に厳しく伝えようとした事は私たちの命は明日あるとは限らない、絶対がない日々があり今日は分かるが、明日の事はあるだろうの想像でしかない、「諸行無常」を皆生きている事を自覚して欲しいとの思いからお答えしました。

今、迷い、苦しみ、不安になる事が大事なんです!決して逃げる事無く前を見て歩きだして下さい。必ず真実の道が見えてきます。

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有り難し
おきもち

お嬢様は親離れしつつあるのでは…

過保護母さん、初めまして。
お嬢様を思うと、自分のことのように嬉しくなったり苦しくなったりするということですが、「母親」という立場を全面的に押し出しすぎるのも、お互い苦労するなぁと感じながら拝見させて頂きました。
過保護母さんにとって、お嬢様は人生の大切な一部です。
お嬢様にとっては、自分が主役の人生です。
ご自身がお嬢様の立場ならいかがでしょうか?
この年齢で日記を読まれる、逐一気にされる…タイミングによっては「お母さんのこと一生許さない」と言われる行為ではないでしょうか。
お嬢様が親に話すこと、秘密にすることを分けているのは、女性として自立しはじめているからです。
私は、親に恋愛のことを話すのは気が引けました。好きな人がいるということは、体の関係や将来を想像させてしまうので、自分が相手との信頼関係があると思うまで話しませんでした。
お嬢様は、過保護母さんが動揺したりすることに気がついていますよ。
子どもも親をよくみています。
だからこそ、話すことを選別しているのかも…とも感じました。
親子関係はずっと続きますが、子どもは大人になります。
子どもが大人になったとき、親がいつまでも子どもと思っていたら、子どもが困っちゃいます。
過保護母さんも、お嬢様を見習って子離れを頑張ってみて下さい。
全て指示したり、ミスをするのを見越して指摘することより、子どもに任せて、ミスをすると分かっていても見守る方が辛いです。
でも「私が」辛い思いをすることで、子どもがたくさんのことを学ぶなら、どんとこい!間違ったり落ち込んだとき、必要な時は全力で抱き締めるよ!そんな阿弥陀様のような優しくどっしりとした親を目指してはいかがでしょうか?
私も、子どものことが心配ですが、時には泣きながら、自分の手を押さえつけながら見守っています。過保護でも過保護を隠す母でも、どちらも苦しい思いがありますね。子どもに頂いた尊い感情です。

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有り難し
おきもち

普通のOLから、結婚をきっかけに仏教に興味を抱きお坊さんになりました。 ...
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質問者からのお礼

信頼を失いますよね。
深呼吸から始めてみます。
ありがとうございます。

ありがとうございます。
最初の回答はあまりにも厳しくて、直視できませんでした。
私が子離れをしなければいけないのは、よくわかっています。ただ、どこまで離れてどこまで寄り添えばいいのでしょう。境界線がわかりません。
子供が今後傷ついても傷つけても全て経験となるのだから、助けを求めてきたとき以外は見守りたいとは思います。
娘の笑顔を見るのが私の一番の幸せでした。それなのに、どう子離れをしたらいいのか正直よくわかりません。今さら我が道を生きろと言われても、どうしたらいいのかわかりません。

干渉しすぎず、1人の人として扱おうと思います。でも正直な途方に暮れています。

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