「溜め込まない」がよく分からない
お世話になっております。
会社で、周りの先輩にたくさん「溜め込まないで」「貴方はありのままでいいんだよ」など言われますが、正直よく分かりません。
「溜め込まない」とは何か、ご教授ください。
何か嫌なことがあった時に、溜め込んでしまうクセがあります。
幼少期から学生時代まで、親や年の離れた兄弟から理不尽な叱責があった際に、その場では黙って飲み込んで聞いてやり過ごしては、後になってジワジワと感情が押し寄せてくることの繰り返しで、いつしかそれがクセになってしまいました。
社会人になった現在、言いたいことが言えなかったり、終わってから泣いてしまったりして、周りの先輩方に迷惑をかけてしまっています。
周りの先輩(1人ではなく…複数人です)からは、
「貴方は気遣い屋さんだから、我慢してしまいがちなんだよ」、
「大丈夫です」と咄嗟に言うと「大丈夫じゃないだろう」と返ってきたり、
「何でもいいから頼って」
「少しずつでいいから話そう」
「貴方はそのままの貴方でいいんだよ」
…などなど、よく言われます。
私も溜め込まないようにしているつもりですが、その場では「我慢している」ことや「溜め込んでいる」ことが自覚できず、その場では感情を押し殺し、後になって感情が爆発することに気付きました。
そのため、自分がいつ溜め込んでいるのかが分かりません。
そのことから、声を掛けてくれる先輩たちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
「溜め込まないで」と声を掛けてくれている周りの人がいるのにも関わらず、何も変われない自分に憤りを感じます。
また、私が会社で泣いてしまったときには、時間を取って話を聞いてくれるのも申し訳ないです。(この先ずっとそんなんじゃキリがない…。)
このまま溜め込むクセを治せなかったらどうしよう。
治せないままだったら、周りから見放されるのではないか。
そんな風に考えるようになりました。
どうすればよいのでしょうか。
「溜め込まない」とは何か、ご教授ください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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思考の堂々巡りをしない
嫌なことや不安なことがある場合に、そのことを頭の中で何度も何度も繰り返して考えてしまい、しかし同じ情報をグルグル反復しているだけで新しいアイデアには発展せず、怒りや悲しみの感情(気分)だけが増幅してしまう。
そんなことは無いでしょうか?
同じネタを何度考えても疲れるだけ。
だから、思考の堂々巡りを避けましょう。
たとえば、今日嫌なことがあったけど、とっさに言いたいことを言えなかったとする。
一晩中そのことをグルグル反復して考えても、怒りや悲しみて脳が疲れるだけ。
明日出社したときにあらためて言うなら、明日までそのことを考える必要はない。
勇気がなくて誰にも言わないと決めたなら、二度とそのことを考える必要はない。
10分考えて答えが出ないなら、同じ情報の中で10時間考えても同じ。
そんなときは、新しい情報をゲットするまでは二度と考えない。可能なら、新しい情報を得るために一歩踏み出してみる。
わからない宿題を1時間考えて泣くより、辞書を開いて1分間で調べる方が早いのです。
辞書を開いてもわからないなら一旦あきらめて、明日先生に聞けばよい。
質問者からのお礼
願誉浄史 様
ご回答ありがとうございます。
>嫌なことや不安なことがある場合に、そのことを頭の中で何度も何度も繰り返して考えてしまい、しかし同じ情報をグルグル反復しているだけで新しいアイデアには発展せず、怒りや悲しみの感情(気分)だけが増幅してしまう。
そんなことは無いでしょうか?
その通りでございます。
このお言葉でハッとしました。振り返ると、思考の癖で、同じことを考える度に怒りや悲しみばかりが増えてきていたように思います。
同じことを考えないようにするために、違うポジティブなことを考えたり、少し休憩していこうと思います。
この度は誠にありがとうございました。