檀家総代について
先日父方の祖父が亡くなり、週末にかけて葬儀等を済ませたのですが
実は父が檀家総代をしているお寺の住職の母親の四十九日が祖父のお通夜と告別式が終わった次の日にあり
父は間もなくその手伝いに向かいました。
亡くなる1ヶ月前から祖父は施設のベッドから落ちて大腿骨を骨折したのちに入院と手術をしていたのですが
その際はちょうど住職の母親が亡くなったあたりのタイミングだったため
本来であれば医師からの説明のためずっと病院に居なければならないはずが
檀家総代であるという理由から葬儀をまとめなければならず
あまりそばに居ることができないような状況でした
「なんとかして祖父のそばに居てやれないものか」と言っても
父は「俺が葬儀のまとめをやらなければいけない」と返され聞き入れてもらえませんでした
その時でも色々と疑問に思うことはありましたが
まだ祖父は生きている状態だったので
とりあえずはあまり口を出さずにいました
でもなんだか今回は話が違うような気がするのです
昔からお世話になっているお寺なので
色々と感謝することがあるのは間違いなく
手伝う義務のようなものがあるのは十分理解しているつもりなのですが
身内の、しかも自分の親を見送るという時に葬儀から荼毘まで最低限のことだけして
それが過ぎたあとは先にひかえている他人の葬儀を優先的にまとめるというのは
なんだか祖父をないがしろにしているような感じに見えてしまってわたしは納得できません。
せめて四十九日までは自分の親のために集中できないものなのかと
ただでさえ葬儀の前も後も大変だというのに…
檀家総代というのは、大切な家族の時間を犠牲にしてまでこなさなければならないものなのでしょうか?
本人に言っても、まわりに相談しても
「仕方がないことだから」と言われて終わってしまいます。
自分の行いは大なり小なり必ず自分にかえってくるものです
もし自分があの世に行くときでも同じようにないがしろにされても良いということなんでしょうか。
あまりに薄情な気がしてなりません。。
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お悔やみ申し上げます。
合掌
たしかにそう思うのも当然のことです。
お父さんとしてはいろいろと考えた結果、総代を引き受けて総代としての仕事をやり遂げたのだと思います。
祖父様を大事にしていないと批判するのも分かります。
しかし、そのことでお父さんを責めればお父さんは自分のやったことは間違っていたのか、自分が祖父様を死なせてしまったのかと苦しみ寿命を縮めてしまいます。
それよりも、引き受けた仕事をやり遂げた労をねぎらってあげる方がお父さんの為になると思います。
お父さんはお寺やたくさんのお檀家さんのために頑張ったのですから。
祖父様が亡くなって一番悲しいのは他でもなくお父さんなのですから。
お父さん悲しい時によく頑張ったね。おじいちゃんもよくやったと褒めてるよ。と言ってあげてください。
もちろん、将来あなたが同じ立場となった時に家族のことを優先したとしてもそれはそれで尊いことです。けっして総代はお寺を優先しなければならないということはありません。
お寺の為に尽くしてくれてありがとうございます。
合掌