親になり、雑念だらけになった自分が嫌です
子育てをしてると嫌な自分になっていってる気がします。
嫌味や皮肉も言ってしまうし、イライラもするし、苛立つことなんてほとんどなかったのに、
私はそんなに意地の悪い人間になってしまったのでしょうか?
仕方ない…そんなふうに思えないのです。
もっと大らかで怒鳴らない要領のいい母親に…そう思い、切り替えて笑顔で接しながらも、とてもストレスを感じ、雑念が消えない自分がいます。
親になってから、人間としてどんどん汚くなっていってるんじゃないかと嫌になります。
2人の息子(3歳と1歳)がいます。 昨年春に突然離婚を切り出され、現在離婚調停中です。 15歳で汎発性脱毛症を患い、現在も治療中です。その他にメニエール病、橋本病を患っています。
「こうあるべき」にとらわれがちです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の心を守れるのは自分だけ
私は親としてはあなたの後輩になります。
現在妻は外で働いてくれているので、育児・家事のメインは今のところ私です。
だからこそ共感し、わかることがあります。
相手のためを思ってした行動を無視されたり、思った通りに動かなかったり、大切なお子様に危険が及んだり、不安にされたり。
様々なことで簡単に不安定になってしまうのではないでしょうか。
私は幸い、成人してから長い独身期間で仏道修行による『心を揺らさない』技術を練習してきましたので、大丈夫でしたが、何の訓練も積まずには耐えられなかったと思います。
ここに、寛容を身に着ける訓練の方法を書いておきます。
生来の寛容な人間には敵いませんが、それでも日常のストレスを軽減するくらいのことはできます。
今日明日にいきなり楽になるわけではありません。
でも、いつか必ず楽になります。
1.寛容な対応とはどういうものか具体的に考えることです。
あなたの考える“寛容な人”はここで何をするでしょうか
そしてあなたが、今それを行えないのはなぜでしょうか
2.相手はなぜそうするのか、あきらめずに考えることです。
相手の悪意を信じる限り、あなたの心は傷つくだけです。
相手の“善意”があなたを傷つけることを理解しましょう。
相手の行動は常に善意から始まっている。
この前提を持つだけで、心は大きく軽くなるはずです。
あとからでも構いません。
必ず考えて下さい。
余裕など、寛容など、ある程度は考え方の癖だけの話です。
ちゃんと歩けば必ず心は救われます。
南無妙法蓮華経
質問者からのお礼
けいじょう様
返信に長い時間をかけてしまいました、大変申し訳ございません。
お言葉を頂いて以来、「私の思う寛容な人はここでどうするだろうか」「なぜ今寛容になれないのか」「相手の善意による行動に傷つくときもあるものだ」と意識するように過ごしてみました。
特に「相手の善意が傷つけることもある」という考えは、腑に落ちるものがあり、それを念頭に置いて自分や相手を見ることで、ずいぶんと違った側面を見ている気持になることも多々ありました。
実感としてのお礼をお伝えしたかったので、時間をかけてしまいましたが、お言葉を頂いて本当に感謝しております。これからも宜しくお願い致します。