ニックネームなど
出来れば浄土真宗の方に回答をお願いしたいです。
ハスノハでは「シャーペン」というニックネームを使っていますが、プライベートでは誕生日の星座から取ったニックネームなどを使っています。
仮に山羊座だとして話を進めます。
「yagi++」「yagi_pp」「やぎ」「ヤギ」などを使っています。
このニックネームを付けたのは、浄土真宗の「迷信や俗信に惑わされない」という教えを知る前だと思います。
山羊座生まれだから「yagi++(など)」と命名したというだけでは、占いに惑わされたとは言えない気がするのですが、引っ掛かります。教えを知ってからは、星占いは見ないように、易者に占ってもらわないように心がけています。
ニックネーム、SNSのアカウント名、ホームページのURLなどを全て変更するのは大変ですし、第一、気に入っているので変えたくないのです。
気にし過ぎだと思いますが、このニックネームは変えるべきでしょうか? よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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星座がさき、占いがあと
こんにちは
「迷信や俗信に惑わされない」というのは、浄土真宗に限らず、仏教全般にそのような考え方があると思います。
星々をむすんで物や動物などの形に見立てる「星座」は、約5000年前、メソポタミア地方から発生し、ヨーロッパなどで発達し、多いときには100以上の星座があったといわれます。現在はそれらを整理して全天を88個の星座に区切ることが国際的に取り決められています。
星座の中で太陽の動くみちすじを黄道とよびますが、黄道にそった12の星座を黄道12星座と呼んでいます。これがのちに占いに利用されるようになります。
地球は太陽の周りを回っていますので、占星術では、ちょうど地球に対し太陽側にある星座をその人の星座として占いをします。この占星術ができたのは、今から2000年前といわれます。
つまり、5000年前に星々を結んで何かの形になぞらえた人々は、占いを目的としたものではなく、あとになってから占いに使用されたという事になります。
あなたさまが、星座の名前を名乗ることは、単に88あるうちのひとつの星座の名前を名乗っているだけであり、また例えば「やぎ」であれば、動物の山羊を名乗っているだけにすぎません。あなたさまが、例えば「山羊座」に付加された占いの結果に惑わされているわけでなければ、何の問題もないと思います。
占いの結果に惑わされ、進みべき方向を誤るのは良くないことですが、テレビなどで、「今日の運勢ナンバーワン」などと、自分の生まれ星座を言われるのは、普段人から褒められることのない私にとって、なんだか褒められたような気持ちになり気持ちの良いものです。この情報過多の社会で占いを全く見ないようにするというのは疲れてしまい、ストレスにもなるでしょう。占いとは、ほどほどの距離でおつきあいするくらいの気持ちで良いと思いますよ。
〜するべき。~ねばならない、を無くした方が楽になれる
シャーペン様、はじめまして。よろしくお願いいたします。
浄土真宗の教えやきまり、規則に忠実でありたいという姿勢は、私たち僧侶からするととても有り難いです。
真面目に考えてくださり頭が下がります。
私は星座につながるメールアドレスやニックネームまでは変えなくて良いと思います。
それは、シャーペン様が面倒くさいとか気に入っていると思っておられるからです。
僧侶の中にも色んな人がいらっしゃいますよ。個性的で自分を貫く派手な方も居れば、十人十色です。
親鸞聖人が「非僧非俗」と言われましたので、ヘアスタイルも髭も妻帯も肉食…など、
他宗派からすると「あり得ない」生活スタイルだと思います。
占いに関しても、私には必要がないので接点はありませんが、雑誌の裏の占星術を見るぐらいの人はいるかも知れませんね?
勿論、星座のメールアドレスを推奨もしません。
ただ、「uranai_saikou」とかでもありませんし、気にしなくて大丈夫です。
阿弥陀如来様はいつでもお見通しで、どんなシャーペン様も救うぞといらっしゃるのですから。どうかご安心くださいね。
私は変更しなくて良いと思います。
質問者からのお礼
薫衣きみこ 様
やはり、考え過ぎだったのですね。このまま使い続けます。ありがとうございました。
光禪 様
詳しいご説明、ありがとうございます。確かに雑誌の星座占いを見ずに、飛ばして読むのは一種のストレスでした。
「占いに惑わされない点」は引き続き気をつけます。ありがとうございます。