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悪循環を抜け、柔らかく強くなりたい

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有り難し有り難し 8

以前「人の間で暮らすこと、仕事をすることが怖い」ということで質問させていただきました。今回はもう少し踏み込んだ内容をお聞きしたいです。

6年前にうつ病と診断されて休職してから、復職・転職と休職を何度か繰り返してしまいました。そこで自分の場合、こんなパターンを繰り返しているように思います。

1.何とかまた成果を出したくて意気込んで。
2.体調崩し気味になって。それでも何とかしたくてもうまくいかなくて。
3.無配慮なこと、特に要らない強い言葉を浴びせられて。
4.心が折れて休職する。

これを「うつ病の典型」「そもそも仕事量を加減しないから」と言われるとその通りだし、次回は本当にそこにも配慮をするつもりです。

ただ、いつも最初の気持ちはとても堅い、でもうまくいかなくなった後の気持ちはどこかモロい。もっと別の心の持ちようもある気がするのです。

最初から、自分としては「本気で」何とかしたくて、「一生懸命」取り組んでやっているつもりです。

ただ、正直「自分の叶えたいものがあって、そこに向かって死に物狂いでやって、何としても納得いくものを勝ち取って」以外のやり方を知らない。もっと自分を大切にケアしたうえで、大目標も叶える。そういうやり方・心構えもあるはずではないかと思うのです。

また、うまくいかない、体調を崩し気味になったときに悪意すら感じる誤解をされることも多かったのですが、逆の立場になればやっぱり何か強い言葉も言わなければならない状況なのかもしれません(自分は言いませんが)。

そうなると、うまく受け流すか、受け流しきれなくてショックを受けても早く立ち直るか、そういうところになると思うのですが、それが実に下手くそに思えるのです。

あまりに柔らかさ、強さ、巧みさに欠ける。人の言葉を真っ直ぐかもっと悪く受け取りすぎて、傷ついてしまっているように思えるのです。でも、言葉通り、あるいは人の表情や場の雰囲気、前後の状況から感じたことをそのまま受け取る以外の方法が分からないです。

どうしたらこの悪循環を抜け出せるのか。もう少し意気込み過ぎないやり方、馬鹿真面目に受け取りすぎないやり方はないのか。何か他にも心がけていくべきことはないのか。
話をいろいろ詰め込み過ぎている感じで申し訳ないのですが、何かアドバイスをいただけますとありがたいです。

2023年12月26日 20:55

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仕事の量については先ずは残業しないことを目安にしてみてはどうでしょうか。精神的に安定しているなら月60時間くらいの残業は問題ありませんがうつ病を持った状態なので残業しない方がいいと思います。
また、大きな成果を求めないこともおすすめします。長期的な大きな成果よりも今日一日で得られるだけの小さな成果だけを目標にしましょう。
今日一日だけ頑張る。次の日も今日一日だけ頑張る。このような気持ちで仕事に取り組む方が長続きすると思いますよ。
また、上司やお客さん達からの叱責に関しては、悪口や感情や大きな声や怒った顔の表情は無視して、叱責の中の大事な言葉だけに意識を集中して聞きましょう。
どのような問題があったのか、何を求めているのか、どうして欲しいのか、いつまでにすればいいのか、など大事な言葉だけを掴み取る感じで聞きましょう。関係のない感情は無視してください。
そして先ずはすみませんと謝っておいて、次に冷静に相手の大事な言葉に対してのみ答えましょう。このように対策して同じミスのないようにしますとか。
あるいは、不可能な場合は、このような理由で難しいです、など。
相手がどんなに怒っていてもその感情や雰囲気を無視する練習をしてください。そして大事な言葉だけを受け止める練習をしてください。
あなたはとても相手の感情を受け取りやすい優しい方なのだと思います。しかし仕事では時として相手の感情に流されないことも必要ですからね。

2023年12月27日 14:31
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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

強く優しくありたい、とは昔から思っていたのですが、最近はモロさが目立ってばかりで、ご助言いただけて嬉しいです。感謝いたします。

次に就労の機会を得た際には、一日一日小さなステップを刻んで取り組むようにします。

それまでの間も、怒りとかの感情は受け取らずに、要は何が言いたいのか、大事な言葉のみを受け取る練習をしていこうと思います。

長年の癖が抜けるには時間がかかるかもしれませんが、向き合っていきます。

失礼いたします。

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