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自分の心に負けてしまう。

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有り難し有り難し 10

すぐ自分の弱気心に負けてしまいます。
嫌な事があると逃げてしまったり、1度決めた事も明日からやろうとか先延ばしにしてしまいます。
自分としては、真面目に弱気心に負けず、日々丁寧に生きたいのですが、叶いません。

弱気心、煩悩に打ち勝つ方法を知りたいです。
ご教授お願いいたします。

2024年1月26日 17:17

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

みんな弱気なのです。

拝読させていただきました。

自分に負けてしまう。

完結から申し上げますと「先入観」を抱かないことです。
この先入観とは過去を振り返り、過去にできなかったことが、これから行う未来に馳せる思いを不安にさせています。

「がんばる」とかもいらないことであり、「自信がない」とかもいらないことです。

過去は過去として捉えていくこと。

未来は今を切に思い生きること。
この今を生きる中に、過去や未来を入れる先入観を想像から除外してみてください。

世の中の人々には、自信に満ち溢れている人や、不安を生きている人など、十人十色です。

自身に打ち勝つことは「克己心」ですが、弱気と戦うのでもなく、自身に打ち勝つのでもなく、誰とも見比べない自分自身をもつことが弱気を防御してくれます。

比較する気持ちがあるとすれば、誰もが自信を無くします。しかし、立派に見える人たちは、はじめから立派ではありません。苦悩を乗り越えて立派に見えるものです。

「弱気」という自己分析ができているので、①過去の自分が蘇りそうになれば思考停止すること。②比較することがあれば、思考停止すること。③誰かに勝とうとする気持ちがあれば、勝とうとする必要はまったくないことです。

大丈夫、きっとよくなっていきます。
人生には苦悩は必要なのです。この至難であるひとつの山を乗り越えるには簡単ではありませんが、乗り越えれたとき、必ず新しい景色(絶景)が見えてくることです。

合掌

2024年1月26日 18:50
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