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自治会の役員との対立

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去年の春から地元の自治会長をしています。
自治会以外にも連合会だの振興会だのあちこちの役員に自動的に就任するそうで、とにかくやらないといけないことが多いです。
仕事をしているのでそれらすべてに対応することができませんし、細かいところまで気を回すことなんてとてもじゃないけど不可能です。
しかもまともに引継ぎがされなかったのでとにかく時間がかかります。
なので、できる範囲でやるしかないなと思っています。

私の他の役員として補佐役がいてある程度そちらに任せていますが、何かと意見が対立してしまいます。補佐役はとても熱心でとにかくああしろこうしろといろいろと言ってきます。

しかし、何かをするにしても書類関係を触れるのが私だけというルールなので事務処理はすべて私がやらないといけません。
ひとつの物事に対して案内文の作成などそれなりの事務処理量になってしまいます。普段の事務処理でさえ追いつかない状態なのにさらに上乗せされるとまったく処理が追いつきません。常に停滞している状態です。
その状況で遅いだの会長は何もしないだの言ってきます。

ガチガチに固まっていて遊びがない体制になっているので私は遊びの部分を持たせて臨機応変に対応できるように調整したいのですが、「今まではこうだったのにどうしてそうしないのか?」や「なぜ遅れているのか?」ということをよく言ってきます。
性格も言葉もキツい人なので聞いているこちらも相当のストレスです。
かといって言い返したところで火に油を注ぐだけなのであえて何も言いませんし言う気力もなくなりました。

最近は相手にするとストレスになるのがわかっているので接触は必要最小限にするようになりました。
任期もあと1か月なのでそれが終わればもう関わることもありません。

ですが最後の仕事として総会が残っています。
これも昔からの自治会のルールがあるそうで何かと調整しないといけません。
けど年度末で自分の仕事もピークを迎えていて自治会に時間を割けないので簡略化したいと思っています。
しかし補佐役はこれまでどおりのやり方にこだわります。
であればそちらでやってくれと言っても、それはこっちの仕事じゃないと言います。

もうさすがに疲れましたし、そろそろ我慢の限界が近いので怒鳴ってしまいそうです。どういう心構えを持てば無難に終わることができるのでしょうか?

2024年2月20日 14:34

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご同情いたします。短気は損気。

ご質問拝読いたしました。

私も昨年度の役員を
引き受けておりました。
高齢化もあり、
仕事は
やはりワープロ打ったり、
力仕事は引き受けていました。

穏やかな人が多かったので、
トラブルはありませんでしたが、
負担は有りますよ。

口だけ番長

という言葉がありますよ。
補佐の方はまさにこのタイプ。
言うだけで何もしない。

迷惑この上ない存在です。
また、このタイプの方は、
頑なに自己主張をします。
自分の価値観が絶対だからです。

邂逅=分かち合い

は相互に譲り合うことで、
成立します。
こちらの方との
邂逅はないと思います。

あと一月と少し、

我慢我慢!

争っても仕方がない相手です。

あなは、社会人として、
常識、良識のある方です。

あと少し耐えて、
収めた方が賢明であると、
おわかりのことと、
思います。

ご多幸を祈念しています。

2024年2月20日 15:29
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有り難し
おきもち

個別相談可能
浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向きに楽しく愉快に生きていくためのヒントを自分自身も考え続けながら、また少しでも皆さんのお役に立てればと考えています。できるだけ、わかりやすく簡単にお答えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。現在も整骨院をやっていますが、医療福祉関係の仕事に長年従事してきました。他に、知的障がい者施設の仕事に関わらせていただいています。また、イジメや引きこもりなど子どもたちのために何かできることがないか、現在模索中です。フリースクールをお寺で開講予定しています。仏教特に浄土学は死ぬまで研鑽だと思っていますが、居眠り専門なのが、課題です。

主役は皆さん 誰のでもないものは誰のものでもないままに

地域の自治会会長を務めることはよほど長く地元に住んでいて、地域の人たちとの密接で良好な関係がないととても大変な仕事ですね。
心理的な負担を軽減するためにはまずは人の話を聞くゆとりを持つことが大事です。そして、よほど熱意があって、この自治会でこういう改革をしたいという気持ちがあるわけでもなければ、今後の引継ぎのためにも大きな改革をせずに、地元の長年の流れを熟知している人の意見を尊重することです。
日本ならではの既得権益地元ボス有力者に合わせてあげるということも大事です。
人が言ってくることは好きな人でも嫌いな人でも、感情や声のトーンを無視してその主張だけを聞こうとする姿勢を持ってみてください。
以下、その受け止める余裕ができてから読んでください。
・地元の何となく続いている地域制・習慣を学ぶ。
・地域の伝統を知り、有力者を立てる。
・会長と地域住民とのコミュニケーションが円滑になるためには、相手がだれであっても尊重することです。
・人は安定を求め、極端な変化を嫌います。みんなお互い警戒しあう関係よりも、感謝と慰労と花持たせに徹して会長職はみんなの意見のとりまとめ役に徹する。
・会長職を責任感を強く持ってやろうとすると、その責任の重さに押しつぶされてしまいます。
・変な話、もともとその会があってもなくても、その地域の日常は「回る」のですから、重く感じないことです。
・役員や住民さんと積極的にコミュニケーションをしてニーズや要望を聞いて、自治会の活動を効率的に進める。
・イベントも自治会も誰かが主役ではなく、そのイベントとみんなが主役。
・業務分担:すべての仕事を一人で抱え込むと疲れます。私も自治会の資源回収で人がいなくて軽トラで何度も山積みの資源を工場まで一人で運びましたが、正直、やってらんねぇ、です。協力者のサポートで負担を分散させましょう。
・人間ルール、自分ルールが強い人は、その人間ルールでみんなが喜ばしくなるようにご案内、ご先導を。
・どんな組織もエゴ濃度の高い声が大きい誰かがみんなの足を引っ張ります。
・全体の安定、全体の幸福、全体の和こそが重んじられるべきです。
・自分の為でもなく、有力者個人の利権の為でもなく、全体の利益のために。
・もともと誰のものでもないことは、誰のものでもないままに。公のままに。
・勝ち負けではないのだから、譲ってあげる気持ちを常に。

2024年2月24日 2:05
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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

お返事ありがとうございました。
年度末で役員を退任した後体調を崩して療養していましたが今はおかげさまで役員の関係も切れて穏やかに過ごしています。
あのとき言いたいことは山ほどありましたが何も言わずに堪えてよかったと思っています。

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