あまりにも理不尽、神も仏も無いですか。
女手一つで育ててくれた母が癌になり、余命僅かです。
母は父の裏切りで離婚した後、子供の為に働き詰めでした。40代で髪は真っ白になったそうです。
苦労だらけの人生でしたが、ようやく定年後にゆっくり過ごせる時に癌が発覚しました。
しかも、漿液性癌と言う珍しい癌で予後が悪いものです。
母は常に周りの為に動き、みんなが嫌がる事も進んで引き受けるような人です。
そんな徳を積んだ人生を歩んだ母が、今は末期癌の痛みや苦しみでもがいています。
なぜ母がこんな目に遭うのでしょうか。
なぜ運命は最期まで苦しめるのでしょうか。
世の中、太々しい人や性悪な人の方が長生きして最期まで人生を謳歌しています。
神も仏も無いと思いました。
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理不尽さに目を向けるより
こんばんは。お母様、本当に懸命にあなたのことを育ててくださったのでしょう。ありがたい愛とご縁の中で、あなたは育ってこられたのですね。
そのお母さんが癌と診断され苦しんでおられる。「なぜ!」と叫びたくなる気持ちも分かります。
そして、もし理由が分かったらどうしますか。過去に戻って検診に行かせたり無理をしないよう、あなたが代わりに何かをしますか。
けれど、時は巻き戻せないので、それらは無理な相談です。
ですからどうか、今この残された時間をどう過ごすか。今まで受けた愛情をどのように返すか、感謝を伝えるか。そこに目を向けるのが良いのではないでしょうか。
神や仏はいないのか、いるのか。そんな議論をしても病気が良くなるでしょうか。それよりお母さんに近くにいることの方が大切ではないですか。
私にも理不尽と感じることは世の中にあります。けれどそれは私が知らないだけ。気づかないだけ。自分責めをして勉強研究して理を解明したとて、元には戻りません。
「世の中、太々しい人や…」と嘆いておいでですが、もしその人が、今のお母さんの状態になったら周りはどうするでしょう。「あんな生き方してきたんだから」、弱った時に叩かれるのは、そういう人達です。
あなたはこれからも、お母さんを幸せにする事ができると思います。歳を重ね、病を得たときに、子どもが近くにいて一生懸命見てくれる。自分のしてきたことを感謝してくれる。それをお母さんは幸せと感じてくださるのではないでしょうか。
私も、陰ながらお母さんの心安らかでありますよう、お祈りさせていただきます。
お話を伺いました。お母様が余命わずかな癌と診断され、苦しさや喪失感が辛いお気持ちを察します。人生の不条理や苦難について、なぜ善良な人が苦しむのか、なぜ理不尽なことが起こるのかといった疑問は多くの人が抱える問題です。
人生には説明のつかない不条理な側面が存在します。確かに悪事を行っている人が幸せを享受しているように見えることもありますが、それは見方の違いでは無いでしょうか。片方からは悪でも逆から見れば善という見方も出来るという意味です。
大変厳しいかも知れませんがまずは現実を受けとめて、更に受け入れることが大切です。
お母様が今苦しんでいることは辛い現実ですが、その中でできる限りの愛と感謝を伝えましょう。お母様がこれまでにあなたのために尽くしてくれたことを思い出し、そばで支え続けることで少しでもお母様の苦しみを軽減できると思います。
お母様の病気や苦痛に直面する中で、あなた自身の心のケアも重要です。カウンセリングやサポートグループへの参加、自己ケアの実践などを通じて、心の平穏を取り戻すための支援を受けることも考えてみましょう。
最後に、善良な人が苦難に遭遇するのは確かに理解しにくいことですが、乗り越えるためにはあなたの自らが持つ強い愛と感謝の気持ちが大切です。これからもお母様と共に、少しでも穏やかな時を共有できるよう祈っています。合掌
質問者からのお礼
今は理不尽さを嘆くより、精一杯母に寄り添って支える事が大切だと気付かせていただきました。
本当にありがとうございました。