子供の出産
私は妊娠中、特に食べ物や生活習慣に気をつけており、健診では1度も注意をされず順調でした。
9カ月の時に、お腹が頻繁に張りすぐ病院へ。陣痛が来ていたようで、陣痛を収める点滴の為入院。その3時間後胎盤が剥がれ2リットルの出血。「あなたも危険だし、子供もダメかもしれない」とお医者さんに言われました。子供は重症新生児仮死で産まれました。医師の懸命な処置により一命を取り留めお医者様がビックリする程の回復をし、障害も疾患も無く元気に育っています。
ですが私は子供ににこんな思いをさせてしまったこと、もっと私が気をつけたら良かったのか。
この子にこの先何かあったらどうしよう。
この子に障害があったらどうしよう。
私は出産に不向きの体だったのかな。
とグルグル考えてしまいます。
私はこの罪をどう償ったらいいのでしょう。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたに何か罪がありますか?
みかんさんへ
紆余曲折ありながらも、出産という大事業を成し遂げお疲れ様です。
昔々、出産で命を落としたお母さんが沢山おられました。我が寺の過去帳には、そんな方々の名前が沢山あります。今は医学の進歩で、出産で命を落とす事が稀となりました。ですが、出産は難事業大事業です。
この度のご出産に際し、あなたに何の落ち度もありませんし、ましてや罪など何もありません。それより、一歩間違えればあなたもお子さんも命がなかったのかもしれません。ですが、命を落とさなかった事にも何か意味があるはずです。救って貰った二つの命を大切にして下さい。そして、救って貰った事に感謝して日々お過ごし下さい。
安心してください!罪や罰とは無関係なのです。
みかんさん、大変な出産でしたね。順調な日々から思いがけない出産になり、その衝撃がみかんさんを未だにおそっているのだと思います。一般的には産後うつということも聞かれますので、いろんな意味で心身ともに心配の多い毎日ではないかと想像をしています。
でも、「障害も疾患も無く元気に育っています」と伺って、私はホッとしました。良かったですね。みかんさんが子どもさんのことで、自分を責めて何かの罰や罪だと考える必要は一つもありません。出産は昔も今も、お互いの命をかけた大仕事なのです。障害の有無に一喜一憂する気持ちもわかりますが、
むしろ大事にしたいのは、元気に育っている子どもさん自身の力を、感動を持って受け止めること、
お医者様はじめ医療スタッフの懸命なケアに、感謝の気持ちを忘れないことだと思います。
子どもさんが大きくなった時、「貴方はね・・・」と、ぜひお母さん自身の苦労とともに語って聞かせてあげてください。きっと心の優しい人に、成長されると思いますよ。
どうか、ご自身の心身もいたわり周囲のサポートも受けながら、子育て=自分育てを楽しんでください。
このハスノハへ勇気を持ってお声かけを頂き、有り難うございました。みかんさんのこれからを、ハスノハ・メンバー僧侶が応援しています。ご縁に感謝!!合掌
質問者からのお礼
お言葉をありがとうございました。
ずーっと自分を責めていました。
子供にこんな辛い思いをさせて申し訳ないと思う毎日でした。
でも今いただいたお言葉に救われました。
助けていただいたこの命。子供と大事に生きていきます。
お言葉をありがとうございました。
子供に苦しい思いをさせて、私はひどい親だ。とずっと思っていました。
でもここへ思いを書かせて頂いて有難いお言葉をいただき感謝です。
私と子供を助けて頂いたみなさん、有難いお言葉をいただいた僧侶の皆様。感謝申し上げます。子供と元気に過ごしていきます!