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希望がありません

回答数回答 4
有り難し有り難し 38

もう、相談出来るところ(両親、精神科、カウンセリング、学校の先生、ネット掲示板、)には相談し続けてきました。
ですが、段々と幼稚になっていく、思考の幅が狭くなっていくように感じるのは何故でしょうか。

いじめや、自殺未遂を経験してまで、まだ人にどう思われるかを気に病んで、
人間関係が下手くそで親や親戚に心労をかけ続けている状態です。

自殺未遂をしてから、大きく思考が悪い方に変わっていったと、自覚しています。

もう、どうしていいかわかりません。

他人と比較し、自分がいないと強く感じる癖は一刻も早く治したいです。
それから、家にいる時間が長かったためか、まともに考える力が弱まって、寝ることが増えている日常も変えなければと思っています。

生きる喝、まともに考えられるような喝、人と関わり働けるような喝を入れて頂きたいです。
よろしくお願い致します。

2024年3月26日 9:05

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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本当に存在するということとは何か

人が本当に存在をするということは何か。どうあればいいのか?
それは本当に只いるだけでいいのです。
人の存在には「こうあらねばならない」とか「こうあるべきである」などというルールも決まりも規則も何もないというのが本当の姿なのです。
人がそこに存在するということは、ものや生物がただそこに存在するように、理由や理屈なんぞは「ない」のです。「ないからこそ後からいろいろあれこれと不適切な理由をつけたがる。あるいはおかしな理由付けをして自分なんぞはツマランとかろくでもないことを考えるようになるのでしょう。
そしてそこから沢山の妄想をつみかさねて事実を捻じ曲げる。悪い意味をどんどん添えて事実をけなす。
学校が合わん、アイツとは合わない、あれは嫌いじゃ、あれは困る、迷惑だ、アレルギーだ、拒否反応が出る、その一番難癖をつけている犯人はだれか。皆この自分の自分なのですよ。
別にそれで何か減ったわけでもない。別にそれによって本当に血が出た傷ができただわけでもない。一番騒がしく苦しいのは外の側というよりは実はあなたの内側が穏やかならないという感じではないでしょうか?
ご安心ください。
こころの苦しみとは誰もがみんなそういうものなのです。
あいつがどうしたこうしたという「そ奴」はだれか。みんなこの自分。あんなことなければよかった、ああしなければよかったとかぴぃぴぃいう「こ奴」は誰か。みんなこの自分の想念・妄想なのです。
目の前をご覧ください。
そこに何があるか。
それは何か。
なぜそこにあるのか。どうしてそこあるのか。
そこに悪い意味をつけたり悪い印象を生み出すのは誰か何か。
それをあれこれ色づけるのは誰か。
みんな自分なのです。
その不安定で不確かな「思い方」というものに振り回されんようになること。それが仏の道、自己の道なのです。
世界というものは元々このおしゃべりな自分によるあれこれ難癖をるける前の綺麗な姿をしているのです。それが仏の世界なのです。ところがこのおしゃべりで難癖ばかりつける自己保身に忙しい自我・自分という奴めは実に身勝手な思い方をするものです。
それが本当に正しいわけでもないのに人はそこに苦しみを見出すものなのです。
「真実ならざる」ものの見方をしているから苦しむんです。考えや思い方、頭の中で描いたものを真実だと誤認するからです。救いの道とは人の心のお手つきなしの世界です。

2024年3月26日 15:01
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有り難し
おきもち

ご相談読ませていただきました。
あなたが抱えている苦しみや心情を共感し、寄り添いたいと存じます。
あなたが人生の中で様々な困難や苦しみを経験してきたこと、そしてそれらの経験が自身の思考や人間関係に影響を与えていることがお話から伝わってきます。自殺未遂を含む過去の出来事や、他者との比較による自己肯定感の低下、家庭環境による日常の変化、これらすべてが大きな負担に感じられていることでしょう。
あなたが感じる思考や行動の変化は、精神的な負担やストレスによるものかもしれません。それは決して幼稚でないものとして捉えても良いでしょう。過去の出来事や現在の状況によって、心が疲れ、考える力や行動に影響が出ることは自然な反応です。
まず、自殺未遂の経験や他人との比較による自己否定感、人間関係の困難などについて、十分なサポートを受けられるかどうか検討することが重要です。これまでに相談された様々な機関や専門家に話を聞いてもらった経験がありますが、専門家のサポートを受けることができる場合は再度検討してみることをおすすめします。
また、現在の状況や気持ちを整理するために、自分自身と向き合い、自分を受け入れることが重要です。他人と比較することや自己否定する癖を緩和するためには、自己肯定感を高めることが必要です。自分を責めず、自分を大切にすることで、自己肯定感を育むことができるかもしれません。
さらに、日常生活のリズムを整えることも大切です。睡眠や栄養、適切な運動を心がけることで、体と心のバランスを整える手助けになるかもしれません。外出や人との交流を通じて、新しい刺激を受けることも、心の活性化や気分改善につながるでしょう。
最後に、あなたが「生きる喝」や「まともに考えられるような喝」、「人と関わり働けるような喝」を求めていることから、新たな気づきや希望を見出すために、自分に合った新たな挑戦や目標を見つけてみるのも良い方法かもしれません。
そして、このような辛い状況から抜け出すために、あなた自身が元気を取り戻し、より前向きな未来を築いていくために、自分に対する思いやりとケアを大切にしていって欲しいと願っています。どうかご自身のペースで少しずつ前に進んでいってください。どうかお大事にしてくださいね。応援します。合掌

2024年3月26日 10:06
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有り難し
おきもち

仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せ...
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仏様(仏心)に気づいていきましょう

もも 様 相談ありがとうございます。

小学校のころから虐め受けて、起立性調節障害など辛い状況で、あなたはよくサバイブしてきたと思います。命を断とうとしたことも、あなたのせいではありません。虐めも、精神的な障害も、あなたに責任はなく、あなたが悪いのではありません。自分を責める必要はないのです。
そして、信頼できる人に頼れることは頼っていいのです。
人間関係が下手というのもあなたのせいではないのです。
虐めを受けたりしたら、人の顔色を窺うようになり、どうしても対人関係で壁をつくったり、気持ちを伝えられなかったりするのです。それはあなたの脳があなたを守るためにとっている行動です。全くあなた自身に問題があるのではありません。
また、自分の居場所が見つけられないと嘆くのは、人は安心できる対人関係を見つけた時に、自分の居場所を感じるのです。ですからあなた自身が、ここは安心だと心地よく感じることが必要です。もしそれがいま難しいなら、自分の中にそれを見つけて育てていくことが大切です。
誰にでも持っている、あなたの中にもある、優しい心、穏やかな心、慈しむ心を自分に向けて自分を優しく労わりましょう。仏様(仏様のような慈しみの心)があなたの心の中にあるのです。そこにアクセスしていきましょう。
私の言う喝は、「あなたの中にある仏様(仏心)に気づいていきましょう」です。

独りでいることが多いのなら、落ち着ける場所に行き、ゆったりとゆっくりとした深い呼吸と共に、入る息(新鮮な空気)で、快い優しさを自分の中に吹き込み、出る息で嫌な思いを出しきって、自分の中に思いやり、優しさを向けて、心のあたたかさを感じていくようにしましょう。心の温かさを感じるようになったら、あなたの中にある仏様に成る種があるんだと思うようにしてください。これが始まりの一歩です。参考にしてください。きっと大丈夫です。
一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。あなたにとって腑に落ちるように、心の居場所が見つけられるよう、ゆったりゆっくりマイペースで、自分を見つめてください。自分をハグするように優しさに満たされることを意識してみてください。またご相談ください。ご縁に感謝申し上げます。再礼

2024年3月26日 10:20
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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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あなたの心が軽くなる様に

拝読させて頂きました。
あなたが今とても辛い思いを抱えておられることを読ませて頂きました。詳細なあなたの状況やお気持ちはわからないですが、あなたのその辛いお気持ち心よりお察しします。
今までのあなたはその思いや疑問を様々な方々に質問していらしたのですね。ですが思考の幅がどんどん狭くなっていって悪い方に向いている様に感じているのですね。あなたが今とても追い込まれている様に思います。
あなたはどうしても他者と比較してしまってとても落ちこんでしまい、あなたは生きる希望を失ってしまっているのかと思います。あなたがそう思ってしまうこと辛い中にいることはとってもわかる様に感じます。
その様なご自分のことをあなたは変えたいと思っているのですね。人と関わりながら働いたり安心してご生活なさりたいと願っているのですね。

あなたは今もしっかりと生きているのです。沢山の方々やものごととのご縁に恵まれて生きておられるのです。
ちょっと外に出てみると今あなたには春の日差しが降り注いでいるでしょう、沢山の花々があなたに優しく微笑みかけて下さっているでしょう。あなたは日々沢山の命を頂きながら生きておられます。
ゆっくりと息をなさってみて下さいね、あなたが一息するごとにあなたの身体の中には新鮮な空気が入ってきます、毎日の美味しいご飯である命があなたのお腹に入ってきてあなたの生きる力になっています。そしてあなたを健やかに生かそうと全身の器官や細胞が一生懸命に休むことなくあなたの為に働いています。

あなたの心の中では病になっているかもしれません、苦しみにあふれているのかもしれません。それでもあなたは今しっかりと生きているのです。あなたのことを仏様や神様やご先祖様があなたをいつも優しく守り続けていて下さいます、あなたそお救いなさろうを見守り続けています。
あなたのそのお気持ちを私達や仏様や神様やご先祖様にしっかりとお伝えなさってあなたの心の中が空っぽになるくらいお伝えなさって下さい。そしてあなたの心も身体も軽くして下さい。
あなたを心よりお待ちしております。至心合掌

2024年3月26日 12:54
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

宮本龍太さん
回答ありがとうございます。
自己否定によって思考力などに影響が出ていること、時間をかけて自分を受け止めていこうと思いました。
それから、新しい目標との事ですが、
勉強は嫌いではないので、
文章を書くこと、気楽にブログをやってみようかと思いました。
生活リズムや食事も、母とともに改善していきたいと思っております。
ありがとうございます。

釋孝修さん
回答ありがとうございます。
よくサバイブしてきたとのお言葉、今までの自分が認められたかのように感じられました。せめても自分の中に居場所が見つけられるよう育てていきたいです。それから私の中にある仏様に気づけるよう、日々意識を向けていきます。
ありがとうございます。

Kousyo Kuuyo Azumaさん
回答ありがとうございます。
私の命があること、細胞が動いていること、全身で感じて生きている今に、心からの感謝が足りていないと思いました。
感謝は忘れがちになりますが、感謝を持ち続けていけるよう精進します。
仏様や御先祖さまにも伝えたいと思いました。
ありがとうございます。

Kousyo Kuuyo Azumaさん
回答ありがとうございます。
私の命があること、細胞が動いていること、全身で感じて生きている今に、心からの感謝が足りていないと思いました。
感謝は忘れがちになりますが、感謝を持ち続けていけるよう精進します。
仏様や御先祖さまにも伝えたいと思いました。
ありがとうございます。

丹下覚元さん
回答ありがとうございます。
私には厳しいお言葉に感じました。
不適切な意味づけ、悪い意味印象を付けるのも自分。
不確かな思い方に振り回されないよう、真実に集中するといいのですね。
新しい気づきをありがとうございます。

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