嫉妬を手放せません
情けない相談です。狭くて古い中古住宅に住んでいるのですが、新築の広い家への羨ましさを消すことができません。様々な本を読んで木の持ちようを変えようとしたのですが、自分を変えられずに困っています。若いときに買った家なので、もう少し待てば新築も選べたのに、と後悔でいっぱいです。共働きで毎日必死に働いていますが、給料の上がる職種ではないし、日々の生活で精一杯。夫との仲まで悪くなってきました。
あるものに目を向ける、わかってはいるのですが、心に勝手に嫉妬の感情が浮かんでくるのです。
兄弟も全て成功者ばかりで、どうして私だけずっとこんな風なのだろう。とも思ってしまいます。どうしたら今あるものに専念できるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
良い意味で周りに構わないこと。プライベート空間を心地良く
隣の芝生は青く見えるものですよ。
どんどん新しいものが生まれてきますからね。今なら絶対にこちらを選ぶのに!待っていたら手に入ったのに!私はこんなに大変で苦労をしてきたのに!…と真新しいものや綺麗で優れたものに目が行きがちですが、自分だって瞬間瞬間に考えて、これだというものを選び進んできたはずなのです。
自分に無いものを持っている人にも、計り知れない努力や苦労もあることでしょう。
大きく綺麗なお宅にお参りに行きましても、たくさんの部屋の換気や掃除をしたり、植木や庭の手入れを欠かさずなさっていたり、修理や修繕も大変なことだなと思うこともあります。戸建ては戸建ての、マンションはマンションの悩みもあるものですよ。
今あるものに専念は、良い意味で周りに構わないことですよ。夫婦仲も生活環境に影響しますよね。あなたの心が豊かになるように、DIYなど、あなたが楽しめるものを見つけていきましょう。プライベート空間を心地良くするだけでも、毎日は変わってくるかもしれません。
あなたの悩みをお聞きし、その気持ちがどれほど苦しいものかをお察しいたします。人は誰しもが比較や嫉妬の感情に悩まされることがあります。ご自身の居場所や状況に対する不満や後悔、成功者との比較など、それらの感情は誰にでも起こり得るものです。
新築の広い家への羨望や後悔は、自分との比較や理想と現実のギャップから生まれるものかもしれません。現状に満足できない気持ちや、他者と比べてしまう瞬間は、心の内なる善し悪しを見つめ直す機会でもあります。しかし、それに囚われ過ぎることが、心と周囲の人々とのつながりを阻害し、負のサイクルを生むこともあるでしょう。
こうした気持ちに葛藤することは、決して情けないことではありません。それは人間らしい複雑な感情の一つであり、ご自身が大切なものに心から専念できるよう、適切に向き合おうとする証拠でもあります。
一つのアプローチとしては、日々の感謝や自己受容を大切にすることが挙げられます。焦りや不満を抱える中で、今自分が持つものや経験に感謝し、受け入れることで、心に余裕が生まれ、より充実した生活を送ることができるかもしれません。
また、共働きや家庭の状況で心身が疲弊しているようでしたら、ご自身へのご褒美や休息も大切です。自分をいたわり、癒す時間を作ることで、気持ちを整理し、前向きな視点を持つことができるかもしれません。
最後に、他者との比較に囚われることなく、自分自身の幸せや充足度を感じる基準を見つめ直すことも大切です。成功や家の広さなどの外的要因だけでなく、自分自身の内面的な喜びや成長に注目し、そこに喜びを見出すことができれば、心に安らぎが訪れるかもしれません。
どんな状況におかれても、自分自身を尊重し、過去や他者との比較に縛られず、今を大切に生きることが最も重要です。前向きな気持ちや希望を持ち続けるために、今できることに重点を置き、一歩ずつ前進していくことをお勧めいたします。合掌
質問者からのお礼
ありがとうございました。誰にも相談できなかったので、書き出したら少し楽になりました。
ままならない感情が辛いですね。修行が足りません。周りに構わないこと、比較に縛られないこと、自分に言い聞かせていこうと思います。なんとか楽しみを探していきますね!