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新築の後悔が収まらない。

回答数回答 2
有り難し有り難し 14

何回か相談させて頂いていますが、いよいよ引越の日が決まり精神的に不安定になっています。

心療内科にも通院していますが、自分に合っていた薬で思わぬ副作用が出てしまい、薬を何度か変えましたが安定しません。

新築の欠点ばかりが目についてしまい、どんどん追い込まれています。
狭くてへんてこな間取りで外から丸見えの家にしてしまった、子どもも友達呼んでも恥ずかしいだろうな、将来お嫁さんや孫が遊びに来てくれても落ち着かないだろうな…と悪い考えしか浮かびません。

家の間取りだけではなく、土地自体も川に挟まれていて平屋のため大雨時は心配だとか裏のお宅の塀が古くていつ倒れてくるか心配だとか、道が狭すぎたなとか土地購入すら後悔してしまっています。

私が働かなくてはローンの返済も難しいのに、こんな状態で就職活動も出来ず何とかしなければと焦りもあります。
家を建てて幸せになれると思っていたのに、こんな事になるなんて、1年前の自分は何を考えていたのかと自分にすっかり自信を無くしてしまいました。

大変な損が出ますがいっそ売って楽になりたいと考えますが、あの使いづらい間取りの家では誰も買ってくれないと思います。
もう半年近くこんな状態で疲れてしまいました。 たかが家だと思いますが、やはり大きな買い物だけにこんなにも執着してしまう自分が本当にバカみたいで嫌になります。

夫にも迷惑を掛けていて誰にも話せず、どなたかに聞いて頂きたく何度もの相談申し訳ありません。

2024年4月2日 20:43

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

後悔の癖に注意

後悔する癖がつくと悪循環になり、ストレスを重ねてしまう可能性がありますので、意識的に後悔を止める(別のことを考えたり、デメリットよりもメリットに注目する等)ようにしましょう。
たとえば、日常生活を歌を口ずさみながらとかガムを噛みながらとか、リラックスして過ごすようにしましょう。
家に関する後悔が浮かんだら、
「これは妄想雑念だ。この妄想雑念はストレスの原因になる。」
と念じるようにしましょう。

2024年4月3日 12:24
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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安心なさって下さいね

拝読させて頂きました。
あなたがお家を建ててとても失敗したと悔やんでおられることを読ませて頂きました。詳細なあなたやご家族の皆様のことや新築のお家のことはわからないですが、あなたがとても後悔なさっておられること伝わって参ります。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
あなたは今も夫さんやご家族の皆様と一緒に仲良くしっかりと生きておられるのです。あなたは決して独りではないのです。先ずはどうか安心なさって下さいね。
そしてどの土地でもどんな建物でも完璧はありません。そして全てがマイナスではありません。どこでもどんな建物でもメリットもあればデメリットもあるのです。
私は以前不動産開発会社に勤めていて沢山のマンションを沢山の場所に建設してきました。そのマンションの一部屋一部屋それぞれにメリットもあればデメリットもあるのです。日当たり一つとっても完璧なことはないのです。
あなたや皆様が建てたお家は日当たりはいかがでしょうか?換気はいかがでしょうか?設備はいかがでしょうか?
あなたのお家のことは全くわからないですが、決して悪いところばかりではないと思います。或いは常に皆様の身の危険にさらされる様な危険な場所ではないと思います。
ですから先ずはどうか安心なさって下さいね。先ずは安心なさって皆様でご生活なさってみて下さいね、おそらくそれぞれの人によって良かったと思うことあるでしょうし、仲良く楽しく生活することできるでしょうからね。
またお家は一生ものと言われますが、これから10年後20年後では家族構成も生活スタイルも大きく変わっていくと思います。それに合わせて生活の仕方も建物の使い方も変わっていくでしょうからね。先のことはわからないですからあまりあれこれとお考えなさらなくても大丈夫ですからね。
あなたがご家族の皆様と一緒に安心して毎日を生きることできます様に、皆様とお互いに助け合い思いやりながら仲良く幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたや皆様を心より応援させて頂きます。至心合掌

2024年4月3日 8:12
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご返答下さり、ありがとうございました。
気持ちの不安定さと引越の準備が忙しくお礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。

お二人のお言葉を読み後悔を止めようと思うのですが、住んでみてさらに後悔が増してしまい、家の良いところは少しは見付けられますが理想的な間取りが頭から離れません。

しかし、今までは「なぜこんな家にしてしまったのか、工務店はなぜおかしな間取りを提案したのか」とずっと思っていましたが、家で過ごし「これは私が考えた間取りではないから気に入らないのは当たり前だ。よく考えもせず流されて決めてしまった自分への報いだ。」と感じるようになりました。

振り返ると、自分が今までの人生で自分の頭で考えず人の意見に流されて生きてきたと改めて反省できました。
この年齢になって今更ですが、これからの自分にとって必要な大きな大きな失敗だったのかもしれません。

正直、後悔ややり切れなさはこれからもずっと残り続けると思いますし、いつ私の精神状態が良くなるのかも分かりませんが、家族が仲良く暮らすため今自分に出来ることをしていくしかないのかなと感じました。

お忙しい中、お返事を下さり本当にありがとうございました。またどうしようもない時には相談させて頂けると嬉しいです。

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