親に縛られている自分をなんとかしたい
親の呪縛に縛られている自分を解放するには、どうすればいいでしょうか
親に甘えたい気持ちがあるのか、
一人暮らしなのに、やることなすこと全て、親に怒られるかな、どう思うかな、ばかり考えていることに気づきました。そして、それが守れないと死にたいと思います。もしかしたら、自分のプライドが高すぎて親を言い訳にしているのかもしれませんが、大体の場所で親が出てきて、思い詰めることになります。
就活をしているのですが、受けていたところほとんど落ちてしまいました。
心を持ち直す危機感も、必死さも、落ち込みから立ち直る意思も浮かびません。
親は、私が元気ない姿を見せると、不安になって怒ります。一度、死にたいと伝えたら激怒されました。精神科にもう一度行きたいと言っても、あなたなら行かなくても乗り越えられるよとも言われました。
それから何も言えずにいるうちに、親以外の人に何度も相談しないと進めなくなり、毎日死にたくて、精神科にかかることもできません。
親と分かり合えなかったり、就活するのをやめてドロップアウトしたり、そういうことをするくらいなら、全部リセットしたい、死んでしまった方がマシだと考えてしまいます。
思い詰めて就活の時間を無駄にし、激しい自己嫌悪に陥ることをやめたいです。そのためには、親のことを解決して、呪縛にも言い訳にもならないようにする必要があると思っています。
とにかく死にたい、死にたい、と思うのもやめたいです。親に言われたからではなく、死ぬなら死ぬ、死なないなら死なないと自分で決めたいです。
何度も質問して申し訳ありません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
脳内の無駄な時間とエネルギー
親のことを気にしたり、死にたいとか考えたり、過去や未来について妄想雑念を繰り返したり、妄想雑念に起因して怒りや悲しみや後悔に神経をすり減らしたりと、脳内で無駄な時間や無駄なエネルギーを消費していないでしょうか?
そのような人は、当然ながら日常生活全般の作業スピードが落ちるので、就活にも悪影響が出ます。
たとえるなら、ゴミをゴミ箱に捨てれば1秒で済むところを、そのゴミを一旦床に投げてから、そのゴミを拾いに走って拾ってゴミ箱のところまで戻ってやっとゴミ箱に入れるみたいな、脳内の1秒で済む作業を、無駄な妄想雑念のために10秒寄り道して思考しているような毎日です。
それを毎日やっていれば、当然ながら他人よりも疲れやすく、パフォーマンスが低下し、体調不良にもなります。
まずは、死にたい気分が何日も続く場合は、メンタルヘルス不調に陥っている可能性がありますから、心療内科やかかりつけの内科等でも良いので、医療機関に相談してください。
あなたの親は、メンタルヘルス不調に関して偏見を抱いているようです。
足腰の怪我や風邪と同じような体調不良の一種なので、医療を利用するのは当然なのです。
そのような頭の堅い親よりも、若く柔軟なあなたの方が実は賢いのです。
親の言うことは右から左に受け流し、脳内で思考の堂々巡りを繰り返さないように気をつけましょう。
親に怒られたらどうしようという妄想雑念は1回思考するだけでよい、2回3回繰り返しても答えは同じ。
より具体的なことは、怒られたときに考えれば良いのだから、怒られる1秒前までは考えないことにしましょう。
注射が怖いと10分前から泣く幼稚園児より、何も知らないで刺された瞬間だけ痛がる赤ちゃんになりましょう。
呪縛から解放するために
リル 様 相談ありがとうございます。
親の呪縛から逃れたい。でもそれができない。
あなたの幼少期から刷り込まれたきた、親の言うことを聞かなければ、真面目に過ごさなければ、怒られる。叱られる。何か悪いことが起きる、という呪縛と思います。いつも親の顔色を伺い、機嫌を損ねないように、自分の気持ちを抑えてきたように推察します。
失敗して落ち込みが激しかったり、完璧主義だったり、過度な心配性なところ、出来なければ逃げたくなる等々も、親から刷り込まれた「いうことを聞かなければ」あるいは「あなたならできるでしょ」と言いながら怒り口調で命令され、あなたの自立心が損なわれたためだと思います。
対処法として、親から(精神的な)距離を取ることをお薦めします。
そして、あなたが今苦しんでいるのは、自分のせいではないと思うことです。
自分が悪いのではなく、ここまで苦しんだのは自分の責任ではないと何度も思ってください。
そして深呼吸などを繰り返し、癒しを感じるようにして、自然などに触れて、心を落ち着かせ、親の呪縛からよく耐えてきた、頑張ってきた、私という存在は、素晴らしいんだ。と繰り返し自分に語り掛けましょう。
「親以外の人に何度も相談」してもいいのです。ここでも何度も相談してください。まだまだ心の底からの優しさや、心の温もりがあなたには必要なのです。
誰かに信頼されて、本来の思いやりや優しさをあなたが受け取り、それを自分に向けて自分自身へ思いやりや優しさが発揮できると気づくようになったら、あなたは心の底からの笑顔で、就活も含めてこれからのことを自分で決めて自立していけるようになるでしょう。
安心してください。あなたは自分自身を優しさで満たすことが出来るのです。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。自分で決めるという意識は大切ですね。難しい時はどうぞまたご相談ください。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
願誉浄史さま
釋 孝修さま
お応えをいただき、ありがとうございます。
親の言うことを反芻せず流し、
精神的な距離をとること、自分で決めていくこと、少しずつやってみています。
小さな動きも自分で決められたとき、少し気が楽になった感じがしました。
改めて、ありがとうございました。
私も、皆様が穏やかに過ごせますよう願っております。