立て続けに
昨年11月に同居していた義父が急に容態悪く、すぐオペになりましたが結局亡くなりました。
今年2月末に主人の弟が51歳の若さで急死してます。
弟は透析を6年やっておりいつ急変が分からない状態でした。
どうして立て続けに大切な人を失うんでしょうか?
私には主人と息子しかいません。これ以上、誰も失いたくありませんし生きていくのが怖くて仕方ありません。
これからどんな気持ちで生きていけば分かりません。
回答宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それは大変お辛いことと思います。
大切なお身内を
それも立て続けに亡くされたのですから
そのようなお気持ちになるのも無理ありません。
どうして立て続けに大切な人を失うんでしょうか?
という問いには
たまたま偶然が重なった
としか言いようがありません。
そこには何の理由も無く
誰のせいでもありません。
生きているものは
いずれ必ず死にます。
あなたの夫も
あなたの子どもも
あなた自身も
必ず死にます。
その事実は確かに怖いことですが
そこから逃げずに向き合うことで
死も恐怖心も受容できるのだと思います。
また会えますよ。
ご質問拝読いたしました。
身近な方々のご逝去
謹んでお悔やみ申し上げます。
愚僧も一昨年に義父を、
昨年実父を送りました。
ホントに寂しいですよね。
そこはかとない喪失感。
自分も辛いのですが、
もっと辛い思いをしている、
義母と実母がおります。
少しでもサポートしたい。
親孝行したいという思いで、
寂しさを紛らわしています。
実母を実父を見送ったのですが、
あまりの悲しさから
直面できずに、
お父さんはどこにいるの?
全くこまっちゃうわ。
というので、
お父さんは入院しているよ。
長期になるからね。
と嘘をついています。
坊主としては失格です。
しかし、実母に寄り添いたいと、
思っています。
こんな寂しい思いをした時に、
いつも思い出すのが、
グラディエイター(剣闘士)
という映画です。
ローマ帝国の英雄で
いまは奴隷の剣闘士に
陥れられ、
妻子を惨殺されます。
彼は愛する妻子の元に
行きいのですが、
仲間の剣闘士が今じゃない。
と言われます。
彼は瀕死の状態から
生き返ります。
その後に数々の剣闘を
繰り返し生き残ります。
しかし、最後の戦闘で、
命を落とします。
陰謀で陥れられた英雄の最後
と見ることもできますが、
彼は命を落としたあと、
タワワに実った麦畑の中で、
彼の愛する妻と子に再開します。
寿命という道筋の最後に
待ち受けているのは、
何でしょうか?
私は再会だと信じています。
今世この娑婆世界で御縁が
あった人たち、
この世界でのお別れは、
突然や唐突であったりします。
それは1ページにしか、
過ぎないのです。
生まれ変わり、
死に変わりする魂。
大丈夫!
また会えるから。
会った時に、
胸を張って一生懸命に
生き抜いて来たよ。
と言える人生を
今世は歩んで行きたいと
思います。
質問者からのお礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。