瞑想で自分の内面を見つめていきたい。
いつもご丁寧に回答頂き誠にありがとうございます。
昨年大病を患うものの、治癒して現在経過観察中です。
自分の命に向き合い、残りの人生を大事に活かして過ごしたいと思いながらも、日々の仕事をただこなす毎日のようで、何か充足感に欠けております。
この年齢になりながら、残された人生で本当の自分は何をしたいか・すべきかを見つめ直したく、瞑想による内観がよいと知り実践したく考えております。
今まで、息を数えたり、呼吸に集中して別の考えが浮かんだら元に戻すようなマインドフルネス瞑想を実践し、それなりに終えた後はスッキリして安定した気分になりますが、”自分は何を・・・”などと考えや思いを馳せると、呼吸が乱れたりどうもスッキリ感に至りません。
やり方が違うのか、まだ慣れていないだけなのか、このあたり僧侶の方々からアドバイスを頂きたくお願い申し上げます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
色々試してみましょう。
いちごいちえ 様 相談ありがとうございます。
マインドフルネスの瞑想で、今、ここに、判断することなく、ただ集中しようとするときに、どうしても思考にとらわる時があります。誰でもそうなります。
そんな時は、自分を責めることなく、優しくその思考を手放す、あるいはテレビのCMなんかを意識せずに見流しているように、その浮かんだ思考をただ流して囚われのないようにして、また、今ここの呼吸に意識を戻し集中するというのが、良いと思います。
それでもどうしても、何か囚われたり心がざわついて上手くできない時は、一度中断して、身体を適当に動かしてから、再び行ってみてもいいでしょう。
それから、法華経読誦ということもされているようですので、付け加えておきますと、「黙唱法華三昧」という瞑想法がございますので、宜しければ簡単な手順をお知らせすることも可能です。お題目を黙って呼吸に合わせて心で唱えて、心を落ち着かせていく方法です。御検討ください。
また、一生懸命、ひたすらお題目をお唱えするという唱題行も、集中する行法ですので、こちらもご検討ください。こちらも手順をお知らせすることが可能ですからご連絡いただければ、添付ファイルなどで送信することが可能です。
唱題行は、日蓮宗のお寺で檀信徒と共に行っているお寺もありますので、菩提寺様に確認してみて参加できそうでしたら参加してください。オン来でも参加できるところもあります。参考にしてください。合掌礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。身延山や菩提寺の法要に参拝もよいですね。信仰増進にご精進ください。また何かありましたらどうぞ遠慮なくご相談ください。再礼
質問者からのお礼
釋孝修様
お忙しい中、アドバイス頂きありがとうございました。
まずは色々考えずに、今ここの呼吸やお題目に集中するところから始めてみたいと思います。
自分の内観は瞑想とは区別し、心を穏やかにしてから臨んでみようと思いました。
父が一昨年他界してから仏事の関心が増し、身延山参拝や菩提寺の行事への参加など機会が増えてきました。
今回のご縁も頂き、また個別にご相談させて頂くかもしれません。
何卒よろしくお願いします。