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家族上手くいく方法

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有り難し有り難し 16

私は現在、父と兄と祖父母と一緒に暮らしている大学生です。自分でも厄介な性格だとわかっているのですが、私は人と仲良くし続けることが下手くそです。人とある程度仲良くなると、急にその人のことが気持ち悪くなり距離を置いてしまいます。ある程度距離が離れると、また仲良くしたいと思うようになります。この態度は、家族に対しても同じです。家族のことは大好きです。優しくしたいし、大事にしたいと思います。しかし、私は家族が苦手でもあります。特に祖父母は、私のすることに非難することが多く、「何でこんなことに文句を言うのだろう」と思うこともしばしばです。例えば家で漫画を読んでいたり、遊びに出かけると言っただけでぶつぶつ文句を言われます。私はちゃんと勉強だって頑張っています。遊んでばかりいるわけではありません。息抜きに遊びに行くだけなのに非難されるのが耐えられなくてあまり会話しないようにしたりしました。でもしばらくすると、祖父母が可哀想になり、話しかけるようになります。でもまた苛々して会話しなくなる、という繰り返しです。段々それがストレスになってきて、今日、祖父母と口げんかをしてしまいました。原因は些細なことですが、口げんかをしたのは初めてです。ケンカの後、何故か涙が出てきました。もっと家族と上手に付き合えるよになりたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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本当の有り難さ、親切さ、愛情が分かるようになるのは・・

りか 様

人間には、それぞれに人格・性格・気質があり、得手不得手や他の人との相性なども異なっていて当然となります。そのような中で、まずはあまりに自分は人との付き合い方が下手過ぎてダメだと自分の性格を決めつけて、それにとらわれてしまってもいけないと考えます。いくらでも、これからの努力や出会い、出来事などの「縁」によって、変えていくことができるものだと思っていて下さい。

それと家族だから、上手に付き合って当然で当たり前だとも、逆に期待しすぎることでの弊害も生じてしまう恐れがあるため、思わなくても良いのですが、共に一つ屋根の下で暮らす者同士として、それぞれの人格・性格・気質や考え方・立場・ルールを理解して、いかに心地よく付き合いながら、互いに支え合って協力して過ごしていくことができるかどうかが大切となって参ります。

さて、祖父母様について、りかさんは非難されていると捉えているようですが、もしかしますと、祖父母様にとりましては、大事で可愛い孫のりかさんのことが非常に心配なために発してしまっている小言の類であって、それをりかさんがどうしても「文句」・「非難」だと思ってしまう中で不満・ストレスが溜まってしまっているのかもしれません。

この不満・ストレス・すれ違いを解消させるのには、確かに喧嘩は一つの方法だとも思いますが、あまり感情を表に出して言い合っても、変わらないか、それよりも状態が悪くなってしまう場合もあり、それよりも話が冷静にできる状態にて、本音を出して、りかさんの言い分と祖父母様の言い分と、お互いにそれぞれの胸の内を打ち明けあって、時間が掛かってもお互いが納得して、不満・ストレスを解消できる方法を採ることをお薦めさせて頂きます。

それと・・小言や文句を言われるのももうほんの僅かな間のことであるかと存じます。やがては、独立して一人暮らしや結婚、死別などと離れて、別れていく中で、その当時のことの本当の有り難さ、親切さ、愛情が分かるようになるのかも知れません。りかさんの家族のことは大好きで、優しくしたいし、大事にしたいという思いは、どうかこれからもずっと大切にして下さいませ。

合掌

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