自分の弱さと罪悪感について
はじめまして。私は今大学3年生で1年生のときから馬術部に所属しています。しかし7月からその馬術部を休部することにしました。理由は部活が怖いとずっと感じていたことと自分のやりたいことを優先したいと思ったからです。
一つ目の部活が怖いというのは、私の自己肯定感が低いため些細なことで自分を責めてしまうからです。馬術部では馬の世話、練習、会計の事務作業など仕事は多岐にわたります。私はそれらの仕事を通して他人に評価されるのが怖いと思ってしまいます。仕事ができる人だと思われたい、バカだと思われたくないという思いが強すぎて仕事をするのが怖くなっているのが現状です。本当の自分は大した人間じゃないのに実力以上に見せようとしているから辛くなります。頭の中ではわかっていてもいざ仕事で失敗して誰かに怒られた時に「自分はなんてダメなんだ」と思うのがとても怖くて逃げてしまいました。
二つ目の自分のやりたいことを優先したというのは、3年になって就活を少しずつ始めて自分は地方就職に興味があることに気づきました。またずっとカメラや民俗学や社会学などの学問も気になっていて、他にたくさん優先したいことができて部活が煩わしくなってしまいました。
最初のうちは「自分のやりたいことはやらないと」という考えで休部したことは仕方ないと思えていました。しかし休部する旨をコーチの方に話したところ、「今までやってこれたのは馬と部員のおかげだったことを忘れないでほしい」と言われました。その言葉を聞いてはっとさせられました。ずっと私は自分のことばかり考えて被害者面をしてきたけど、確かに馬と部員のおかげで経験・成長できたことがたくさんあったのだと思い出しました。私はそれに気づいてからなんて無責任なことをしてしまったんだという罪悪感がずっとあります。馬は生き物なので本来なら人間の都合で世話を放棄していいものではないのに私はしてしまいました。馬にも申し訳ないし、その馬たちを今も世話をしてくれている部員たちにも申し訳ないです。
今回の原因は自分の弱さから逃げてしまったことだと思います。私はどうやって自分の弱さに向き合えばいいでしょうか?またこの罪悪感は背負わなければいけないものでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
きちんと知り、自分を大切にしてきた自信を持ち、味方を広げて
弱さなのかな?しっかり先を見据えて、見極めているようにも思えますよ。
1年から今に至るまで、部活を続けてきた自分をちゃんと褒めてあげましょう。もちろん馬や部員のおかげ。それはそうよね、あなただけでなく皆にも言えることよ。そうやって周りのおかげにより、続けることができたことを、嬉しいと感謝出来たらいいのです。同時に、あなたも周りの人支えてきた。これはお互い様なのよ。
自分だけが無責任に放棄してる?私はそう思わないよ。あなたはちゃんと休部を申し出ているじゃない。中途半端に世話をするよりも、あとをお願いしますと部員に委ねることが馬のためにもなる。
そして3年生になり、就活を考えることは当然なこと。部活より、意識がそちらに向くのも自然だわ。両立をしている人もいるでしょう。でも、それはそれぞれの考えであって、それができていない自分は弱いと思うことはないんだよ。先輩が抜けていって、後輩が自覚を持って部活に励むという環境も有りなのです。今までだってそんな人もいたことでしょう。
カメラや民俗学や社会学、素敵ね。私の知り合いに、社会学の先生がいらっしゃいます。奥深くで学んでいるとワクワクするんだよと何度も話してくださいます。嬉しそうに話してくださる笑顔が忘れられません。あなたが目指される世界は、きっと素晴らしいと思うわ。
他人からの評価は怖いわね。私もドキドキするわ。社会は全てそうです。ですがその評価が、あなたを決めるわけではない。また人(社会)の評価なんて、コロコロと変わっていく。つまり、他人の評価で自分が決まるわけなんてないのです。自分の価値は、自分で決めたらいい。そのために自信をつけるのです。誰だって最初がある、できないことだらけです。バカだと思われてもいいじゃない、思わせておけばいいのだから。賢くなるのは、他人にひけらかすためじゃない。誤って生きないためにだよ。そのために、きちんと知り、自分を大切にしてきた自信を持ち、味方(仲間)を広げていくこと。
あなたは今の限界を知りながら、先のことも見据えて、これ以上は続けられないとちゃんと決断(伝えた)をした。それでいいじゃない。
これから先、 やりたいことを見つけたら、失敗や評価を恐れずに、経験を積み重ねていきましょう。悔しい気持ちや情けない気持ちも、越えていく力、つまり強さになっていくんだよ。応援しています。
自信持ってくださいね
拝読させて頂きました。
あなたは休部なさったことは自分の弱さから逃げてしまったことだと思っておられるのですね。そしてどうやって自分の弱さに向き合えばいいでしょうか?この罪悪感は背負わなければいけないのか?とお悩みなさっているのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれども、あなたがそう思い悩んでしまうことを心よりお察しします。
あなたがコーチの方から言われた言葉によって「自分のことばかり考えて被害者面をしてきたけど、確かに馬と部員のおかげで経験・成長できたことがたくさんあったのだと思い出した。」とあるならば…どうでしょう。そんな弱い自分であってもいいんだ、或いは知らず知らずのうちに多くの方々に支えられている自分がいることにも気が付くと思います。
それは部員の方々だけではありません、あなたのご両親やご家族や多くの方々が今もあなたのことを支え続けていて下さると思います。そんな弱い自分であってもたくさんの方々があなたを愛し慈しんで見守っていて下さるのです。
ですからそんな弱い自分でもいいのです。そしてあなたが皆さんに支えられながらこれからも就職活動等に自分なりに取り組んでいけばいいのです。3年生は自ずと次の未来に向き合っていくのですから休部なさってもいいと思います。ですからあまり罪悪感を背負わなくてもいいのです。
あなたの人生ですからあなたが考えて選択なさっていけばいいのです。部活は一時期のことですから今までお世話になったことに対して素直に感謝なさっていけばいいと思います。その気持ちを伝えてあなたが就職に向き合っていくなら何ら問題も罪悪感もありません。どうどうとご自分の未来に向き合って歩んでいけばいいのです。
あなたがこれからの未来にしっかりとお向き合いなさり自ら考え判断なさり、あなたが目指す道をしっかりと歩んでいかれます様に、たくさんの方々支えられながら健やかにご成長なさっていかれますよう心よりお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
ーKousyo Kuuyo Azuma 様ー
私の気持ちに寄り添ってやさしいお言葉をかけてくださりありがとうございます。
家族も部員も私の弱さを受け入れたうえで優しくしてくれたのだと思うと、自分の弱さも悲観すべきものではないと思えます。悪いところばかり見て悲しむよりも素直に感謝する気持ちをもって過ごすほうが素敵だと、そう気づけました。誠にありがとうございます。
ー中田三恵 様ー
力強くも優しいお言葉をくださりありがとうございます。
「弱さではない」とそうはっきり言ってくださりとても嬉しかったです。自分で考えて決断したのだから自信を持っていいのだと思えました。また、賢さは他人にひけらかすためではなく誤って生きないためというお言葉にとても勇気をもらえました。他人の評価が気になった時に思い出したいと思います。誠にありがとうございました。