思春期に入ってから心が冷たくなった回答受付中
こんなこと打ち明けて相談するのも恥ずかしいんですが、思春期になって心が冷たくなった気がします。
昔より自分のことばかり気にして、自然と外に目を向けられなくなって純粋に人のことを思いやって接することが出来なくなりました。
気にすることばかりで楽しみたいことも全く楽しめないです。元々マイペースな性格でもあって周りに誤解されることが多くて現在学校にも通えておらず不登校です。
どうすれば昔の自然体な自分のように戻れますか?
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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思いを分かち合いましょう
拝読させて頂きました。
あなたが思春期に入り最近冷たくなってしまったり昔のように楽しめなくなってしまったのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれど、あなたがとてもお悩みなさっておられることは伝わってきます。あなたのお気持ち心よりお察しします。
あなたが今そのような気持ちになったのは様々なことが変化したからでしょうし、あなた自身も変わりつつあるからかもしれませんね。成長していく中でどうしても周りの人達やことが気になってしまうでしょうし、感情的にも不安になってしまうことが多いのではないでしょうか。
宜しければあなたの思いやお気持ちをここでもおっしゃって下さいね、あなたが思いつくことを可能な範囲で一つ一つお話しなさって下さい。またあなたが信頼できる人にもゆっくりとお話しなさってみてあなたのお気持ちを受け止めて頂きましょう。
あなたは決して一人きりではありません、ここでも繋がっていますし、沢山の方々とご縁があるのです。ですからあなたが冷たくなってしまったこと等もゆっくりとお話ししてみましょう。
不安な気持ちや心配は誰の心の中にもあるのです。それを信頼できる人と分かち合っていきましょう。
あなたがこれからも沢山の方々とつながりながら思いを受け止めて頂きわかりあり、毎日を穏やかに安心して生きることできます様に、皆さんと楽しみながら健やかにご成長なさっていくことできますように切に祈っております。そしてあなたを心よりお待ちしております。
いかに生きることが出来るか?大切な問いを発信し続けて!
ハスのハに相談していただき ありがとうございました。「恥ずかしいこと」ではなく、とても大切な問いをいただきました。ああさんには、いろんな発見があったのですね。まさに、現実とありたい自分のギャップに気づき、そのジレンマ・葛藤が今日の相談のきっかけになっていると、私は受けとめました。これらのジレンマが自分に対する自信をゆさぶり、友人など身近な関係性にも不安・不信を感じていることが、もしかしたら学校に行くのをためらっている背景になっているかも知れないと思いました。
ああさんは、今とても大切な成長の途上にあると思いました。私は、これらのギャップやジレンマが、あなたの人間としての成長には必要不可欠だと思っています。いうならば、このジレンマや葛藤は、人間としての成長において「心の筋トレ」だと受けとめることが出来ます。ああさんは、今まで筋トレをしたことがありますか。筋トレで、なぜ筋力がつくかご存じですね。筋トレは筋繊維をわずかながら損傷させる行為です。損傷した筋繊維は、自ら修復しようとします。その結果、筋トレ前よりも筋繊維が増えて筋力がつくという仕組みだそうです。
このような問いを持つことは、恥ずかしいことではありません。ギャップを感じることを恐れる必要はありません。ああさんが、さらに広く大きくしかも深い視野を持つ自分に成長するきっかけとなります。時には、人の醜さや社会の矛盾・理不尽に出会うこともあるでしょう。それは、ああさんに深い視野を与える反面教師だと言えるのです。
現代は、様々な情報が自動的に与えられる世の中です。だから、何も考えずに受動的に生きる方が楽だと考える人は多いです。その中で、ああさんは、自分や周囲の変化に気づき、考え、悩み、その中でこれからの自分を模索する勇気があります。私は、受動的な人よりも、ああさんのように考え、悩み、模索する人を応援したいのです。
今はしんどいと感じるかも知れませんが、その1日1日がああさんが生きてる証です。数年後、がんばって生きていた頃を褒めてあげられるああさんになっていると思います。これらの青春の問いを自分の中で完結せず、何かに表現すること、誰かに発信することは、これからも続けてください。環境が許せば、オンライン相談も利用できますよ。同世代の子どもを持つお坊さんとして、これからのああさんを応援しています。
大丈夫。冷たくないよ。
ハスノハへの相談ありがとうございます。
地球は温暖化と言われてますが、心の冷たさが気になったんですね。
ご相談文拝見しましたが、
『昔より自分のことばかり気にして、自然と外に目を向けられなくなって純粋に人のことを思いやって接することが出来なくなりました』というところは、悪いことでは全くないですよ。
思春期の成長と発達において当たり前の傾向です。
これまで外に目を向けていた時にはお留守になってた自分の中身について自覚するようになるのが思春期。
自分自身や自己の中身に目を向けて自我を形成する。
自分に目を向けるのは順当な生育の証です。
不登校に負い目を感じるかもしれませんがダメな事ではないです。
自分の良さ、悪さ、得意、苦手、美しさ、醜さ、など、これまで深く考えてこなかった自分のいろいろな面に気づき、全部ひっくるめて自分が何者かを考える時期が思春期です。
自分の自分らしさを知ることにより、他者の他者らしさがわかるようになり、一段階上のコミュニケーションスキルが育ちます。
そんな感じ。
ただ、孤独になる必要もないので、孤立が心配なら個別相談で話を聴かせてくださいね。