妄想への対処法
悪い妄想が止まらないです。
例えば、文字を読むだけで頭が悪くなる、情報を取り入れると脳の働きに良くない物質が生成されてそれが死ぬまで蓄積するということを考えてしまいます
妄想っていうのは科学的根拠がないうちは全否定すべきなのでしょうか?
根拠がないとわかっていても発見されていないだけで存在はすると思ってしまい気になってしまいます。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
妄想をどうにかしようとするよりも、誰かと共有してみる。
妄想するだけなら別に問題はないと思います。誰でも得た情報から、不安を膨らませることだってありますからね。現実に起きていないことにも、敏感になることもあるでしょう。
ただ、そのことによって、あなたの生活にまで影響しているなら、悩みますよね。
対処法ですが、自然と湧き起こる考えや感情に、こうすれば止まるというのは難しいことでしょう。自分ではどうもコントロールができないのですよね。
ですから、妄想が膨らみ、しんどい時は、いつでもハスノハと繋がりましょう。あなたの不安や恐怖や苦しさも、聞いてくれる誰かがいることで、和らぐこともあるんじゃないでしょうか。
ハスノハには、たくさんのお坊さんがいますから、一人だけが聞くわけじゃない。回答もいろんな角度からの返事がきます。だから、誰かがちゃんとあなたに向き合ってくれ、言葉が返ってくる。
妄想をどうにかしようとするよりも、誰かと共有してみる。そのことで、それも考え方や感じ方の一つだと捉えていけばいいのですよ。世の中には、正解は一つじゃないし、それに振り回される必要もないのです。自分の妄想も持ちながら、誰かの話も聞いてみる。そんなコミュニケーションから、囚われない生きやすさを見つけていきましょう。
莫妄想。
はじめまして。浩文(こうぶん)と申します。
妄想、大いにけっこうだと思いますよ。
『妄想っていうのは科学的根拠がないうちは全否定すべきなのでしょうか?』
科学的根拠がない、のではなくて
科学的根拠がはっきりしていない、
が正確だと思います。
はっきりしていないからこそ
妄想するわけで、悪いことではないですよね。
むしろ、
これって本当はどうなんだろう?
この妄想は正しいのだろうか?
はっきりさせたい、でもそのためにはどうやって調べればいいんだろう、
そうだ、あれで確かめてみよう、
あれ、でもこの確かめ方って
本当に確かなのかな、など
妄想が止まらないのは楽しいからですよね。
だから"妄想"っていう言葉が悪い印象ならば、それは妄想と呼ばず、
"知的好奇心"と呼んだらいかがでしょうか。
かつて、"莫妄想(妄想するなかれ)"と生涯、人に何を聞かれてもその言葉だけを口にして過ごしたといわれる、高名な禅僧がおられたようですが、
あれは、妄想するなと言ってるのではなくて
調べろ、
確かめてみろ、
と仰りたかったんではないかなと思います。
ところがどっこい、
話はそこで終わらなくて。
調べろ、確かめてみろ、ってことだ、
そう言われて
『そりゃそうだろ』って言いがちな方が問題なんですよね。
そのぐらいわかってるよ
とでも言いたげに、
そこが危険だと示唆してるはずなんですが。
妄想が止まらないやつより
むしろ、何言われても『そりゃそうだろ』って返すやつのほうが
よっぽど危険だぜ。
その高名な禅僧は、そう言いたくて
それなのにどう言っても『そりゃそうだろ』って返されるだけで、わかってもらえないから
それであえて何聞かれても『莫妄想!』っていって釘刺したんじゃないかと思います。
要は、皮肉を言ってるんですね。
ですから、大いに妄想してください。
ご参考いただければ幸いです。
摩訶般若波羅蜜 合掌
妄想は幻想です
拝読させて頂きました。
あなたが様々な妄想にとらわれてしまってしんどくなっているのかと思います。詳細なあなたやその妄想はわからないですけれども、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
妄想とは頭の中に浮かんでは消えていく幻想です、全く実態はありませんし、しかも蓄積されていくものではありません。自分が勝手にとらわれてしまっているだけなのです。自分から進んでつかまれてしまって苦しんでいるのです。
現実には後からしっかりと事実や真実がわかるものです。
ですから妄想を手放していきましょう。
あなたが様々な妄想にとらわれることなく穏やかに毎日を生きることできます様に祈っております。
思考の堂々巡り(反芻)はほどほどに
同じ情報の中て10分間考えても10時間考えても、答えに大差ないことがありますよね。
そのような思考の堂々巡り(反芻)によって、時間やエネルギーを消費し、場合によっては脳・神経の不調にまでなることがあります。
そのようなときは、新しい情報が入るまでそのことを考えない(妄想を休止する)方が良いかも知れません。
また、可能であれば新しい情報を得るために行動してみるのも面白いでしょうね。
ということで、心身が病むほどの妄想のヘビーローテーションにならないように、思考堂々巡りはほどほどにしましょう。
なお、ヴイパッサナー瞑想やマインドフルネスをやってみれば、妄想雑念に気付きやすくなるかもしれません。
質問者からのお礼
私の悩みに対して真摯に向き合ってくださりありがとうございました。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
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