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初めての同人即売会の参加で死にたくなり

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初めて同人即売会にサークル側という立場で参加しました。
参加してみて他サークルのほうが人が来ているように見えてしまって心細かったし、いざ終わってみてサークル参加していた方に誘われてみんなでお茶しているところにお邪魔しても話題が一緒に原稿作業をしたときの話で私がいない場の話をしていて浮いていて一人のように感じてしまったりしました。

差し入れやお手紙ももらっている中、それに満足していないのか、他サークルと比べてばかりで「人が来なかった」と感じている自分がとても嫌で汚いと思いますし、一緒に原稿作業をしたという話を聞いていいなと嫉妬ばかりしてしまっています。

前向きに考えたりできる行動はあるでしょうか。

2024年7月29日 15:50

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

嫉妬は自分の望みを見つけるためのチャンスです。

アイスさん
お悩み拝見させていただきました。

まず、初めての同人即売会にサークル側という立場で参加ということ。おめでとうございます!とても貴重な経験をされましたね!

しかし、他サークルと比べてばかりで「人が来なかった」と感じている自分がとても嫌で汚いと思い、一緒に原稿作業をしたという話を聞いて嫉妬ばかりしてしまっています。とのこと。
これらも、新しい経験したからこそ、出てきた願望だと思いませんか?その視点で見ると、とても貴重な経験をされたのだな、素晴らしいことだな、と思います。

まず、人が来なかったという点ですが、「来なかった」を見るより「来てくれた方」に感謝をしてみませんか?
私も以前、集客に悩んでいた時に、自分より集客がうまくいっている人ばかりを見て嫉妬していました。例えば自分のところに10人来たとしても100人来ている人を見て嫉妬していました。

せっかく来てくれたお客さんと向き合わずに、なんであの人みたいにお客さんが来ないんだ!!と嘆いていたのです。そんな状態ですので、もちろんお客さんもリピートしてくれませんし、口コミなんて起きません。
それに気づき、たった1人のお客さんでも真摯に向き合おうと思いました。目の前のたった1人を大切にするところから流れが変わったように思います。

また、一緒に原稿作業をしたという話を聞いていいなと嫉妬ばかりしてしまっています。とのこと。
こちらも言い換えれば、「私も一緒に誰かと原稿作業したい!」ということになります。つまり、新たなのぞみが出てきたということです。
新しいのぞみを自分の中で大切にしてあげていれば、またどこかで良いご縁が広がるかもしれませんし、一緒に原稿作業をできるような人を探すアンテナも立つかもしれません。

私は、嫉妬は自分の望みを見つけるチャンスだと思うようにしています。嫉妬が出てきたということは、「自分もそれをやりたい」ということ。
それを分からせてもらう為に目の前の出来事が起きたのだとしたら、その出来事にも感謝になりますね!

何よりまずは新しい経験をした自分を褒めてあげてください!そこから学んだこと。次に活かしたいことなど自分と向き合ってみてください。それをすることで全ての経験は宝になると思います。

アイスさんの心が少しでも軽くなり温かい光に包まれるようお祈りしております。
南無阿弥陀仏。合掌。

2024年7月30日 0:46
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有り難し
おきもち

初めまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。 ◆浄土...
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質問者からのお礼

ご意見ありがとうございます。
嫉妬を「願望」として考えることは盲点でした。
嫉妬というのが自分にはとても汚いものに見えていて、嫉妬を抱くことそのものを拒絶していましたが、「願望」という響きに変えることで幾分か自分の中に受け入れることができたと思います。

嫉妬ばかりに目が行っていて来てくれた方のことが見えていないことも改めて痛感しました。そりゃ、全体の来てくれた人数で一喜一憂してたらダメですし、来てくれた方に失礼ですよね。

原稿作業に関してはちょっと自分のメンタルが落ち着いたときにお誘いしてみようかと思います。

最初と最後に繰り返し「貴重な経験」「新しい経験をした自分を褒める」と言ってくださっていて自分の中でサークル参加できたって部分を自分自身に褒めれていないことに気が付きました。
ちょっと自分を褒めていこうかなと思います。

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