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イライラして疲れます

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なんか毎日いろいろあって、何をするのも疲れました。旦那ともケンカばかりでイライラ。子供にもイライラ。旦那はいいけど子供にはかわいそうと思いながらどうしようもできず。家事もなにもしたくない。お寺とかに行ってお坊さんに話を聞いてもらいたいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

怒りの原因は自分の意見の押し付けである

世の中には、欲とも呼べないくらいの、自分では気づけない小さな欲があります。
その一つが「相手に対する“要求”」なのです。
・こうして欲しい
・ああして欲しい
・認めてもらいたい
・苦労をわかってもらいたい
・理解して欲しい
これらは、欲とも呼べないくらいの小さな欲。
できることならご主人やお子さんに、察してもらいたいものですね。

ここは、思い切って自分が楽になるために、
一度、その要求のレベル、火力を下げて「相手に変化を求めない」ことです。
何故なら、相手に高い理想を求めることや、相手により良い変化を求めても、
それがスッと思い通りにならない。なんせ相手は生身の人間ですから。
思い通りにならないからイライラする、苦しいのです。

どんなに仲違いしている相手であっても、自分の要求が通りさえすればスッキリするわけです。
ということは、いつの間にか相手に対して何かを無意識に要求しているワケです。

ここでお気づきいただきたいことは、知らず知らず、相手に自分の意見や理想を押し付けていたことが、自分を苦しめている原因になっていた、ということなのです。

それに気づくことさえ出来れば、あなたの顔からはもう、怒りのエネルギーは抜け切っているはずです。

あなたがイライラ顔、不機嫌態度から、冷静で上機嫌な菩薩フェイス、仏フェイスに変われば、
円滑なコミュニケーションができるようになるはずです。

家庭内では相手の非を改善してもらうようにお願いをする時も、イライラを交えず、軽い冗談でもいいながら上手にお伝えしませんと、ケンカになるばかりです。

「(自分で皿を洗いながら)いつも洗い物ありがとう、オレ、本当に助かっているよ、アハハ」とか、ご主人口調を真似て、ちょっとは手伝ってくれメッセージを送るのもいいでしょうね。
家庭の中で冗談が言い合える仲は、言いたいこともサラリと言いあえる条件の一つです。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

わたしもですよ。

何にイライラしているのですか?
仕事?
人間関係?
家族?

わたしも妻と些細なことでケンカをします。
事の発端は本当にどうでもいいことだとあとから思います。
たとえば、「SMAPでは中居君が一番いいよね?」と言うわたしに対して、妻が
「草彅君でしょ?なにいってんの?」
とか、
ラーメンの味付けとか・・・

お子様の年齢は知りませんが、私には、1歳半の子供がいます。
些細なことで、妻が私を注意するときの「もう!」を真似しているのを見て、驚くと同時に情けなくなりました。
子供は見てないようで見ているのです。
言葉に表現できないだけで、感じています。

最近読んだ小説の一文を借りて言えば、
「親にだって事情はある、しかし子供に惨めな思いだけはさせちゃイケねぇ・・・」
私は貴女に対して、解決策も、対処法も論じることは出来ません。
ただ一つ言えるのは、あなたと同じですよ。
このサイトには、博識な高僧から同年代のお坊さんまでみな優しく智慧をくれます。
中には、私のような者もいますが・・・

ココで何でも言ってください。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ