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自傷行為がやめられません

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メンタルクリニックに行っているのですが、先生に話してもなんの解決になりません。

イライラした時や悲しい時に自傷行為をしてしまいます。

頭の中で強制された様に「切らなきゃ切らなきゃ」と繰り返し考えてしまいます。

左腕は自傷行為のせいでボロボロです。

どうしたら自傷行為をやめられるでしょうか?

2024年8月23日 19:35

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

宮脇様、お辛いお気持ちを抱えながら一歩を踏み出し、こうして相談してくださったことに心から敬意を表します。その勇気と誠実さが、まず何よりも貴重で大切なものです。
貴方が感じている「切らなきゃ」との強制的な思いは、大変重く苦しいものであり、それが貴方を追い詰めていることがひしひしと伝わってきます。メンタルクリニックでも解決策が見つからない中で、どれほど辛い思いをしているか、想像するだけで胸が痛みます。
自傷行為について、まずお伝えしたいことは、貴方がこうして自分の状態を自覚し、どうにかして止めたいと考えていること自体が、非常に大きな一歩であり、その決意自体が尊いのです。どうか自分を責めず、その勇気を認めてあげてください。
自傷行為を止めるために、少しずつできることを考えてみましょう。完璧にやめることが難しい場合でも、一歩一歩進んでいくことが大切です。例えば、自傷行為の代わりに、心を落ち着けるための他の方法を見つけることができるかもしれません。深呼吸をする、好きな音楽を聴く、お風呂で温まる、手芸や絵を描くなど、少しでも心を安らげる方法を探してみてください。
また、今度自傷行為をしたいと思った時、その理由を紙に書き出してみることも一つの方法です。感情を文字にすることで、少しずつ自分自身の気持ちと向き合い、その背後にある思いを理解することができるかもしれません。
貴方がどれほど大切な存在であるか、そしてその傷ついた心も含めて、価値がある存在であることを忘れないでください。自分を大切に扱うことは決してわがままではなく、必要なことです。周りの人々もきっと、貴方のことを大切に思っていることでしょう。
そして、どんなに小さな成功でも、自分を褒めてあげることを忘れずに。今日は少しだけ心が軽くなった、今日は少しだけ自傷行為をしなかった、その一つ一つが大きな一歩です。
あなたが持っている痛みと向き合い、その苦しみを分かってもらうことが容易ではない時もありますが、必ずしも一人で全て解決しなければならないわけではありません。どうか、自分をいたわり、焦らずに、一歩ずつ前に進むための時間と空間を持ってください。
心からの祈りを込めて、貴方が少しでも心穏やかな日々を過ごせますように。貴方の内にある温かな光が、その輝きを徐々に取り戻し、平穏な心を得られることを信じています。合掌

2024年8月24日 11:54
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
少しずつでも前に進んでいけるように、そして自分を大切に出来るようになれたらいいなと思います。
本当にありがとうございました。

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