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子供の友達への黒い感情を持て余しています

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5年生の娘がいます。
保育園の時から娘が仲良くしていた子から、このところとても雑な扱いをされていて、娘が落ち込む以上に私が落ち込んでしまいます。

もともと、仲良くしていた頃も3人になれば娘を雑に、1人にしがちなところがある子でしたが、それに最近は拍車がかかっています。

前はまだ子供だし、気が回らないだけなのかもと思っていましたが、最近は聞いていて腹が立つほどです。人としてかなり失礼な対応です。

今、私の嫌いな人を思い浮かべて、と言われたらぱっと頭に浮かぶのがその子くらいの気持ちです。

先日、娘を仲間はずれにしようとしたことがバレた時の その子の苦しい言い訳を、娘が素直に信じているのも不憫です。信じて、許して、娘だけまた以前のように仲良くなれると思って、でも結局変わらなくて。

娘が寂しそうなのもそうですが、
自分の大事な娘を、許した優しさを、雑に邪魔に扱ってくるのが、許せなく、黒い感情を持て余しています。
どうしたら、消せますか

また、娘にどうアドバイスしたら良いでしょうか。

それから、このことを主人に相談したら、そういった行動はいづれ周りにバレて自分に却ってくるからね、と言っていました。
そうかもしれない(事実、私や主人は、その子への信用は既にないですから)と思う反面、
今後も誤魔化してうまいこと世の中渡っていくのではとも思います。どちらでしょうか。

2024年8月27日 23:07

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

対等な関係の中では、お互いを想える境界線がちゃんとあること。

娘さんが、お母さん(あなた)や家族を信頼して話してくれる、良き関係であることをまずは安心しましょう。
子どもの世界でも、人間関係は複雑化してきます。今はSNSもコミュニケーションツール、親の目が行き届かない空間が広がっています。ですから何でも話せる関係は、子どもの変化にも気づきやすく、頼る先が親であることも子どもには伝わります。
その上で、娘さんの交友関係を見守っていきましょう。ずっと3人グループできた関係ですから、娘さんには今のところ気の合う3人という間柄なのでしょうが、自分が相手から大切にされていないことに傷ついています。それでも今は、関係を保つことにバランスをとっておられるようですが、本当の友とは対等な関係であり力の差は起きません。

私は、中学校で生徒さんに「暴力」の授業をしています。これから先の人間関係や恋愛関係、交友関係などあらゆる関係において、暴力が何かを知らないと、自分が受けていることも、強いていることにも気づけない。気づけたら、逃げたり助けを求めることもできます。相談先があることも知っておいてほしいと思い、お伝えしている大切な授業です。

そこでお伝えしていることは、自分を守る境界線を持つこと。自分が何も言えない、嫌だなと感じる関係には、相手を支配するような力の差が起きています。それは相手を大切に思っていないような関係です。言い換えれば、大切にされていないということ。良い関係とは言えません。

対等な関係の中では、お互いを想える境界線がちゃんとあることを、お伝えください。相手が好きで大切でも、自分も大切。自分を大切にできるから、相手を好きでいられるのです。(いつも図にしてお伝えしているので、言葉だけで説明するよりも、わかりやすいのですがね。ここでは言葉で説明をしています)

娘さんにも、自分を守るための「相手との境界線」を持つことは大切なんだと教えてあげてくださいね。
3人のグループ内で、きちんと発言できるようになったり、距離を取ったり、または別の友達との関係を築いたり、態度で表していけるようになっていかれたらいいなと思います。今の悲しいという感情が、行動を起こす一歩となられますように。

親としては、そりゃ悔しい気持ちになりますよね。自分の子が傷ついているのですものね。もどかしいと思いますが、お子さんの成長を信じてサポートしてあげてくださいね。

2024年8月28日 7:01
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親御さんと先生を巻き込んで話し合いを

ももの葉様

はじめまして、よろしくお願いいたします。
娘さんのこと心配ですね、お察しいたします。

人は雑にされたり、大切にされないと怒りに変わるものですよね。

機会がありましたら、先生かスクールカウンセラーさんに間に入ってもらい、戦略を立てて
その子のご両親も呼び出されたらいかがでしょうか?
(もちろん、ケースバイケースです)

「なぜ、ももの葉さんの娘さんに酷いことをするのか」その子を責めないように、改善できることはないか訊けないでしょうか?

大抵は、いじめっ子のご家庭がうまく行っていないことがほとんどで、ストレスや成長期の鬱憤や反抗心などからターゲットにされているのかな?と思います。

過保護・過干渉も行き過ぎは良くないのですが、今回の場合は「お母さんが助けてくれたこと」が娘さんのプラスになるだろうと思いました。

(私は小学校6年生の時に半年間イジメに遭いました。悔しくて不登校にはなりませんでしたが、余りにも両親が無関心だったのでそのトラウマが未だに残っています)

お母様の黒い感情は問題の解決と共に治まるのではないかと思います。

一日も早い解決を念じています。

2024年8月28日 5:19
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