回答 3
有り難し 9こんにちは。何度も相談をしていてしつこいのは承知です。申し訳ありません。ですがまた相談させてください。
先日SNSで目に入った投稿があります。
要約すると、
「加害者より幸せに暮らすのが一番の復讐なんて綺麗事。制裁を加えて加害者が苦しむのが一番の復讐」といった投稿でした。
そちらの投稿はかなり拡散されており、いいね数も15万件以上というかなり多いものでした。コメント欄を見ても投稿に賛同するものが殆どで尚且つ「加害者がのうのうと生きてるなんて腹立たしい」「◯してやりたい」「加害者が死ぬなんてぬるい。家族を苦しめて加害者をも苦しめてやりたい」「何十年たった今でも辛くなる」といったコメントもちらほらありました。
やはり私が生きている意味なんてあるのでしょうか？
私自身傷つけられたことがたくさんあります。逆に傷つけてしまったこともたくさんあります。傷つけられたことに関して、当時は本当に辛かったけれど今は正直なんとも思っていません。多分自分が傷つけてしまった罪悪感の方が大きいからだと思います。
やはりこんな罪人は私だけで、こんなに恨みを持っている他の人たちは罪を犯したことのない清廉潔白な人たちなのでしょうか。
だとしたらそんな中に自分が紛れていてはいけないと感じてしまいます。
私はなんで生きているのでしょうか。
私が傷つけてしまった人たちが今もずっと恨んでいたり、死ねと思うのであれば死ぬしかないのだと思います。
これから生きていていいのか教えて下さい。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
〈私自身傷つけられたことがたくさんあります。逆に傷つけてしまったこともたくさんあります。〉･･･自分に当てはめて、冷静に「自省」している。貴女は素晴らしい人です･･･💛。
一般に人間は誰でも「自分は悪くない。向こう・相手が悪いのだ」と思うものです。でも、結局その考えは、相手も自分も「傷付き」不幸な人生を歩むことになります。その「自分勝手」な考えを、どう乗り越えようかと、必死に考え・ご修行されたのがお釈迦様です。
〈生きている意味はあるのか〉･･･お釈迦様が歩まれたように、〈生きる意味はあるのか〉を❝悟る＝解る❞ためには、《生き続けて、考えて》行くしかありません。
一生解らないまま終わるかも知れませんが、最後に〈我が人生に悔いなし〉と死んで逝けると思います。76歳の小生も若い時｢なんの為に生きるのか!?」と悩んだ時期もありましたが、今はそんな気持ちです。
なお、お釈迦様のお言葉に❝怨みに報いるに、怨みを以ってすれば、怨み止むこと無し。怨み忘れる(＝赦す)ことによってのみ止む❞と言うのがあります。ジックリ考えてみて下さい。合掌 南旡阿弥陀仏
拝読させて頂きました。
あなたは自ら犯した過去の罪を心から悔やみ自分が罪深いものであると思い悩み苦しんでおられるのですね。詳細なあなたことはわからないですけれども、あなたがその思いを抱えてとても苦しんでおられることは伝わって参ります。あなたのそのお気持ちを心より受け止めさせて頂きます。
傷つけられたからその復讐をし返すことを繰り返していくことは本当の罪悪です、そして一層罪を重ね続け、先ず弱いものからその被害を受けて犠牲になっていきます、そして全てねものを巻き込み苦しみへとおとしめていくことになります。
あなたもよくよくご存知だと思います、世界中では怒り憎しみうらみむさぼりによって復讐の連鎖となり、大虐殺が行われ幼い乳幼児や子ども達やお年寄りや障がいを抱える人達等弱い立場の方々が毎日殺されています。
ですから先ず復讐をしてはいけないのです、絶対にやめなければ必ず自分も或いは自分の大切な人も深く傷つけられ殺されるのです。
復讐や戦争には正義も善もありません、罪悪です。
誰しもがふとしたことからその様な愚かな悪行をしてしまうのです。
ですからその様なネットやメディアの悪意や悪言を間に受けてはいけません、受け入れてはいけません。それはも全て悪行につながっていくのです。
あなたがその様な悪意や悪言や悪行を一切受け入れず、あなたが犯した罪悪を心から仏様や神様やあなたのご先祖様に告白し反省し懺悔なさり、あなたが傷つけ被害を与えた方々や仏様や神様やご先祖様に謝り、これからその様なあやまちを犯さない様に仏様や神様やご先祖様にお誓いなさり、これからの未来を善き考えや言葉や行いを進んでなさっていかれます様に、かけがえのない大切な方々とお互いを尊重し尊敬し思いやりながら健やかに毎日を生き抜いていかれます様に、皆さんと心から幸せに生きていかれます様に切に仏様や神様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
仏教はインド文化に由来するので輪廻転生を前提に考えます。
仮にあなたが今死んでも別の生き物に転生すると考えます。
人間以外の虫や魚になる可能性もあります。
何に生まれ変わっても、他の生き物を食べる（殺す）罪、他の生き物に迷惑をかけることはあるでしょう。
だから、死んでも解決はしない。
仏教では、輪廻転生からの解脱（生き物であることからの卒業）を目指します。
そのためには仏教を学んで真理を悟る必要があり、人間として生まれ、仏教がある国に生きていることは絶好のチャンスなのです。
この人生で善い行い（仏教的な善）を行って功徳（心にたまる良い癖）を積めば、たとえこの生で悟れなくても来世以降の悟りが早くなるのです。
あなたが悟れば、この世から罪深い生き物が１匹減る。
悟らず輪廻すれば減らない。
だから生きる意味はあります。
生きる意味は、仏教を学ぶことです。
