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おせっかい(世話焼き)の人にいらいらする回答受付中

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有り難し有り難し 13

お坊さんこんにちは。
ここ最近の悩みについてお知恵を借りたく投稿させていただきます。
※攻撃的な言葉や強い言葉が多いかもしれません

ここ数年、職場や趣味の場で頼んでもいないのに私に対して余計なおせっかいを焼いてくる方々に会うことが多く、私自身としてはストレスを感じます。
例えば、

・私が何年も専門的に学んでいたり仕事で対応してきたことで一人で対応できることを、私から「教えてほしい」と頼んでもいないのに教えてくる
(よくそういう行動をする人は、そのことについて覚えたてもしくは素人くらいです)

・一人で対応できることを私が対応していてもわざわざ手を出してくる。何度も「一人で大丈夫です」と伝えても「いやいややりますよ!」とそのまま手伝ってくる

などです。

私自身分かっていることをいちいち言われるとストレスにもなるという理由もありますし、意味のない説明をしてくることや二人で対応しようとする非効率さを判断できないことに非常に苛立ちを感じます。
そういった行動をする方々にとっては善意のつもりでしょうが、周りが見えていない・人のことを見ていない方々なのだなというマイナスイメージしか持てません。

そういった考えに至らない方にいちいち言うのも面倒なので大体は「そうですね」と流し、2〜3度続くなら本人に「手助け不要です(意訳)」と伝え続ける(仕事なら上司に伝える)ようにしているのですが、伝えても同じことが続くとストレスが溜まっていきます。

こういった時、そういう人たちに対してどのように接したらよいのか・また私自身がどう考えればストレスを感じなくなるのか、もしお坊さんの似た経験談や仏教の教えなどでよきものがあればご教示いただけると大変助かります。

2024年10月14日 12:46

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

好かれている。そう思いながらスキルアップ。誰も及ばないほどに

何度も伝えていても、ゴリ押ししてくるなんて、なかなかの強者ですね。
お節介な人は面倒見も良いのですが、不要な時にはペースを崩されてしまい、正直迷惑でもありますよね。職場の人間関係も考えて、ぐっと耐えておられる あなたは、大人ですね。

対応としては、何度も言うしかないと思いますが、お節介な人は承認欲求も強めなので、「今は大丈夫です。一人で集中させてください」としっかり断りつつも、「何かあるときは、頼りにしています。その時は私からお願いしますから、今は大丈夫です」と、周りに聞こえるように伝えます。(私の経験上)そうすると、周りにも、頼りにしていると伝わりますし、今は助けは不要だと知れ渡ります。

持ち上げておいて、今は要らないと言われたら、(まぁ〜そうね)と引き下がってくださいますよ。毎回、頼りにしているという言葉を聞きたくて、聞いたら機嫌良くサッと引き下がる。

やり取り自体がストレスではあるでしょうが、円滑なコミュニケーションは、自分の助けになる。自分のためだと思うようにしながら、お節介な人へも、上手く性格を把握して受け流しましょうね。本当に力になってもらいたい時も、今後あるかもしれませんからね。良い関係を保つ秘訣です。

仕事自体を考えると、お節介は邪魔なだけですが、人には見えていない良さもあるものです。それだけ、あなたを気にかけ、仲良くしたいと思っておられるのかもしれませんよね。
(今日も私は好かれている)そう思いながら、スキルアップしていきましょう。誰も及ばないほどに。

2024年10月14日 14:23
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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これはあなたの成長のチャンスと捉える

お悩みをお聞かせいただき、ありがとうございます。おせっかいな方々との関わりに苦慮されているようですね。

まず、私たちの生きる世界は思い通りにならないことが多いということを心に留めていただきたいと思います。仏教では、これを「怨憎会苦」と呼びます。会いたくない人に会わなければならない苦しみは、人生で避けられないものの一つなのです。

しかし、この状況をチャンスに変える視点を持つことをお勧めします。イライラしながら過ごすよりも、この経験をプラスに転じる方が建設的です。例えば、おせっかいな方の言動を観察し、「自分ならどう伝えるだろうか」と考えてみるのはいかがでしょうか。相手のレベルに合わせたコミュニケーション方法を探ることで、自身のスキルアップにもつながります。

また、善意で行動している相手に対しては、まず感謝の気持ちを表すことが大切です。その上で、「ありがとうございます。でも大丈夫です」と丁寧に断る練習をしてみてください。

この状況を、人間関係を学ぶゲームのように楽しむ気持ちで接すると、ストレスも軽減されるかもしれません。相手の意図を理解しつつ、自分の境界線も守る。そのバランスを探ることが、より良い人間関係構築につながるのです。

最後に、これはあなたの成長のチャンスだと捉えてください。困難な状況を乗り越えることで、あなたの人間力は必ず向上します。深呼吸をして、穏やかな心で接することを心がけてみてください。

この経験があなたの人生をより豊かにすることを願っています。
合掌

2024年10月15日 22:12
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有り難し
おきもち

蓮城院というお寺の副住職。 主に坐禅をしたり、庭掃除をしたり。 ハスや...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

>> それだけ、あなたを気にかけ、仲良くしたいと思っておられるのかもしれませんよね。
→こちらの視点が新鮮でした!
『仕事ができない・任せられない・下に見られていると思ってる』という思いばかりでつらかったので、今度からこのように考えてみようと思います。

また、スキルアップという視点から「こういうタイプの人を組織の中で上手く動かすにはどうしたらいいのか?」という方向で考えてみてもいいのかな?と気づきを得ました。
変わらずストレスにはなると思いますが、それをバネにしていけるよう考えていきたいと思います。

この度はあたたかなお言葉ありがとうございました。

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