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言いたいことの吐き出し場所がない

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

いつも寄り添っていただき、そのたびにとても感謝しています。

私は生い立ちからか相手の顔色を見る癖がついていて、相手(家族)の愚痴や他愛もない話は一生懸命に受け止めるのですが、逆に私自身が聞いてもらいたいことがあっても「面倒と思われそう」とか「憂うつさをうとましく思われそう」と遠慮してしまいます。
実際に話したところで的を射てないアドバイスを受けるはめになったり、スルーされたりして悲しい思いになったことが多いです。
見返りを求めるつもりで私は相手の愚痴を聞いているのではなくて、自分ならどう接してほしいかを考えて受けとめています。
ですがたまにはこっちの悩みや愚痴も共感をもって聞いてほしいのです。
周りに今そのように受けとめてくれる人はいなくて、あまり家族に強要するのも今度は病気を心配されてしまうこともあり無理に押しつけることもできず、毎日がつらいです。
そもそも結婚後の義両親との同居が発端だっただけに日々の小さな積み重なりが溢れてきてしまっているのがいちばん辛いのですが、なにせ過去の話なので…とくに夫からは煙たがられるのも悲しいです。

カウンセリングも治療も受けていますが、
こんな時はどうやって自分を制御したらよいのでしょうか。
だんだん孤独感が強くなってきて消えたくなったりもしてしまってます。
何か嫌なことを反芻しないような、そしてはけ口を見つけるためのよきアドバイスありましたらお教えいただけなきでしょうか。

2024年11月5日 10:01

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一生懸命に受け止めるとは

 こんにちは。まずはコミュニケーションにおいて、思ったような対応をしてもらえないのは辛いですよね。その茫とした感じ、虚しく感じているかもしれません。どなたとの間で起きていることが判然としませんが、話の仕方でなにか変わるかも知れません。
 まず、あなたとして「ただ聞いてほしい」のか「アドバイスが欲しい」「協力してほしい」のか、つまりどういった関係で聞いて欲しいのか、最初にお伝えしては如何ですか?それは見返りの問題ではなく、コミュニケーションがお互いにとって意味あるものになるか否か、つまり時間の無駄になるかどうかの分かれ目となります。
 そして、アドバイスというものは本質的に「あなたの経験の中から、何か似た状況はありましたか?」というのを引き出すことなので、当たらないことが多いのです、残念ながら。
 あとは、相手が時間を割いてくれそうな状況であるか、というのもポイントです。しっかり時間をとってくれるのか。そういった、「話をする土台」があるのかが、実は大切です。
 もう一つは、時間を割いてくれたことへの感謝と、ピンと来ない時はそれをちゃんと伝えることです。話題を相手が理解していない状況では、双方にとって意味ある時間になりにくいです。問題を共有できていないと感じたら、そこを伝える。
 同じ場にいること、目的を共有していることで、話は意味あるものになります。中身云々の前に、枠組みを見るようにしてみてください。
 と書いてきましたが、このアドバイスも的外れな可能性があります。あなた自身、違うなーと感じたら、改めてコメント頂けると嬉しいです。

追記
「お礼」欄の書き込み、ありがとうございます。夫さんが相手なのですね。たぶん、貴女が具体的に何と言って欲しいのか分からないのではないかと推測します。「そうだったか。大変な苦労を背負ってくれて、どうもありがとう。感謝するよ」といった事なのでしょうね。
 それ以上をお求めでしょうか。「大変自慢大会」に突入したいでしょうか。人は、マイナスからゼロヘを求めている時と、更にプラスを求めている時があります。自慢大会に勝ってプラスになっても、お二人の関係が良好なら問題ないですが、真に目指すべきは、「お互い様」という関係性ではないかと思います。感謝の言葉をもらい、その事で相手への感謝も見つかる。それがいい塩梅だと思いますよ。

2024年11月5日 19:05
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

質問者からのお礼

佐藤さま、回答をありがとうございました。
お言葉は的外れではありませんでしたよ。
参考になりました。

私が話を聞いてほしい相手は主には夫だと思います。
それを黙って聞いて、私の気持ちに寄り添ってほしいのです。
けれど内容はといえば過去の義両親の世話をしたときの辛かった話が多く、話しているうちに夫を責めているように聞こえてしまうようなのです。
実際責める気持ちが強いので(笑)言葉の端々に恨みが滲み出ているのでしょう。
すると寄り添いどころか言い争いになるばかり。
なのでいつの間にか話しても無駄のように思えて打ち明けづらくなってしまいました。

辛い気持ちを共感してくれる人がいたら…いつもそこに突き当たって悲しい思いだけが膨らんでしまいます。

私が落ち着いて話せたらいいのですね。
タイミングに気をつけて少しずつ聞いてもらえるようにしてみたいと思います。
ありがとうございました。
心がけてみます。

追記の回答をいただきありがとうございます。

『大変自慢大会』とまではいかないにしても私自身は感謝の言葉以上を求めていたのだと思います。
なぜなら今夫が私に代わって親の世話をしながら苦労を語るのにつけ、「でも私の時は何も労ってくれなかったよね?」と心の底で怒りがぶり返してしまうからです😢
情けないですよね。
心が狭いのかな?と自分を責めることもあります。
でも苦労を体験したのならそれを私に聞かせる度に「あなたも大変だったんだね」という気持ちを見せてほしいのです。
5回に1回でも、自分から発してくれたら救われる気もします。
ないんですけど…。
お互いに共感し合えたらそれがいい塩梅に思えるのかなと、、、
贅沢なのでしょうか💦
求めすぎなんでしょうね、きっと😢

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