私は怠け者です回答受付中
適応障害で休職して2年、その後仕事を辞め、働いていない状態が合計で約3年ほどになります。直接の原因であった職場とはもう離れて久しいのに、全く未来を向けず、ただ何もしない日々を送っています。
金銭的不安も増すばかりで、働かなければいけないとは思いつつも、例えば街中で目にするあらゆる仕事に対して「自分にはできない」という感覚ばかりが募ります。昔は頑張ろう、やろうと思えていたことも、できない、やりたくない、自分には無理だとなります。職場でパニックの限界が来た日から、心が折れたのか根性が消えたのか…それとも怠けているだけなのか。生来怠け者気質で変化を恐れる保守的な性質なので、何もしていない現状に甘えているだけのような気もしています。
新たな人間関係、新たな仕事、それ以前に仕事を探すための方策、全てに高いハードルを感じます。根性なしになってしまった自分が一歩を踏み出すヒントがあれば、教えてほしいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心理的な抗いを自ら包んでおさめると良いでしょう
人は苦手なことがあると抗い(あらがい)の心が生じます。
あれが嫌だ、あの人嫌いだ、自分にはムリだ、どうせ、でも、だけど、DDD…
みんな抗いの心理なのです。
その心理だけを第三者の目線で客観的に見つめてみることです。
坊さんが坐禅をする、瞑想をする、自分を見つめるのは何の為か。
それは、自分の心理そのものを見つめる為でもあります。
釈尊や祖師、覚者、賢者といわれる人たちは何をした人たちか。
みんなこの自分自身を深く見つめて、人間の心理そのものを良く学ばれたのです。だからあなたもそうするべきなのです。そうする必要があるのはなぜか。
そうすることで救われるからです。どうして救われるのか。それが人間が自分で自分を救うための最短コースだからです。お金も要らない、医者も要らない、薬も要らないからです。
そもそも、人は他人から何かを教わるということも本当は無くてもいい位なのです。
自分が本当に自分に向き合って自分の成長エネルギーと共鳴・協和・協調すれば、それだけで植物や動物と同様にぐんぐん成長するんです。人間界はおかしなことばかり、本当は理にかなっていないことばかりしているものなのです。それをするのはなぜか。それをする、させる、世間の共通認識にすることで一部の人たちに都合がイイ、便利だ、利益につながるからなのです。だから、完全に規格化された商品のように、みーんな同じに育てられるのです。そういうシステムに合わない人がやれ、協調性がないだの発達障がいだの仲間外れにされてしまうわけです。
あなたが怠け者だぁ、自分はダメだと思うようになったのも、周りの人とうまく反りが合わないとか、嫌な人がいた、嫌なことがあったということがきっかけだったと思います。
だからこそ、自分を良く見つめて、心の抗いの気持ちをよーく見つめてみてください。いつどんな時に私の中で逃れたい、嫌だなぁ、防衛反応、抗いの心理が生ずるのか。その瞬間を悟るのです。
そして、その抗いの心理こそはよくよく見つめてみますと、過去の再来、負の再来を恐れているだけなのです。またあの同じような思いをしたくないなぁという爆防衛反応のようなものなのです。それがあなたを縛る。現実はどうか。事実確認をしてみれば、あなたの負の思いとはまるで違うトリッキーな真新しいことがそこで起こっているはず。何度か読み返して自分を見つめるきっかけにしてみて下さい。
癒しを得て、自分を責めないこと
ななふし 様 相談ありがとうございます。
適応障害となった出来事がトラウマになっているのかなと思いますが、如何でしょうか?
その出来事の時の自分に、もしあなたを支え、あなたを信頼し、あなたの苦しみや辛さをよくわかり、その苦しみを和らげたいと思う人が、あなたの傍にいるとしたら、あなたにどんな言葉をかけてくれるでしょうか?
ぼんやりとでも思い浮かべてみて、出てきた優しい言葉や思いやりの言葉を、ゆっくりと自分に向けてみましょう。自分の心の中に流れ込むようなイメージを持つと良いでしょう。直ぐに出来なくても問題ありません。心が少し落ち着いた時に何度もトライすればいいのですから。
さらに、幼少期からこれまでの辛い時の自分に、同じように優しい言葉や思いやりの言葉をかけてみましょう。こうして自分を癒やすことが、まず大切になります。
そして、怠けものだとか甘えてるとか、自分を責めることをストップしましょう。あなたは、一生懸命に自分の人生を生きようとしていることに変わりはありません。一生懸命生きようとすると困難が待ち受けているのは当然のことなので、
あなたの今の辛い気持ちや悩みは、懸命に生きている証拠です。
だから自分を責める必要はありません。あなたは悪くないし、悩みはあなたのせいではありません。あなたに責任はないのです。
ですので、癒しを得て、自分を責めないことをまずは思って過ごしてください。ハードルが高いと思ったら、低いハードル、飛べそうなハードルから飛べばいいと思ってください。それを繰り返すことで、だんだん高いハードルが飛べるようになりますから、小さなできることから動いてみてください。
思いやりが必要ならいつでもおっしゃってください。思いやりを向けますので、どうぞ安心して過ごしてみてください。参考にしてください。一礼。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。癒す方法が分からない!確かに最初は難しいけど、慣れることが大切です。これまでで、最も心が落ち着いたこことは何ですか?それを思い出して、その感覚に浸ることをまずしてみてください。分からなければアドバイスいたします。メールでもいいの御返事ください。字数制限でこの欄はここまで、ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
お言葉で、「自分を責めている」ことに気がついて、愕然となりました。それに気づけただけでも、少し頭がすっきりしたような気がしています。
自分を癒すこと、抗いを見つめること、まだやり方がわからないですが、いただいた回答を読み返して、落とし込めたらと思います。優しい回答をありがとうございました。