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涅槃と浄土について

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最近、仏教に興味が湧き、手始めに仏教関連で気になった言葉などを調べています。宗派などの考え方の差異にはまだ触れられてません。

仏教関連の言葉を調べている中で度々目にする「涅槃」と「浄土」、どちらも煩悩から解き放たれた悟りの先のように捉えているのですが、その2つにもそれぞれ種類があって意味が違うという話を耳にしてなんだかわからなくなってきました。涅槃と浄土が意味合い的に少し違うことは何となく理解しているのですが...。

涅槃と浄土にはどういった違いがあるのでしょうか?また、浄土に行くことと解脱するのことはイコールで結ばれないのでしょうか?

2025年2月3日 17:27

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

浄土は涅槃に入りやすい場所

涅槃とは、全ての煩悩が無くなった悟りの境地や、煩悩が無くなったことに伴い輪廻転生から解脱することを言います。
悟った人がまだ寿命が尽きていない状態を有余涅槃、その人が寿命が尽きて平安なる滅びに入られたことを無余涅槃と区別します。
浄土とは、仏(ブッダ、真理を悟ったスーパー指導者)がいる世界であり、修行し易く悟り易い世界です。
2600年前のインド周辺にはお釈迦様という仏がいらっしゃったので、当時のインド周辺は浄土であったと言えますね。
そこでは、たくさんのお釈迦様の弟子が悟って涅槃に入られました。
しかしお釈迦様が入滅(無余涅槃)されてから数百年経過すると、悟る人も正しく修行する人も減ってきたのです。
そこで、この娑婆世界にはもう仏がいないけど、他の宇宙には別の仏様がいらっしゃりそれぞれの浄土があるのではないかという信仰が盛んになったのです。
その代表的なものが阿弥陀仏が造った西方極楽浄土です。

2025年2月4日 6:08
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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