うつ病にも不妊症だった過去にも打ち勝つ心構えをお教え下さい!
私は14歳の頃からうつ病を患い、今も薬を飲んで暮らしています。気弱ないじめられっ子で、何も悪いことしてないのに、なぜか、高校、大学、社会人、いつもどこでもいじめられて傷ついて生きてきました。
うつ病は辛く、ひどすぎる時には、突発性難聴や、拒食症と戦ったこともありました。
そんな私も一生懸命頑張って生きて、24歳で人並みに結婚し家庭を築くことができました。
しかし、待ち受けていたのは不妊症。自然に子どもは授かれず、もう29歳の今では諦めました。
諦めたはずなのに…いつもどこか心の中で子供を産めないことに負い目を感じていて、子供連れの家族を見ると悲しくなったり、時に無償にイライラしたり、してしまいます。
そんな自分も、愛する夫の子供を産めない自分も情けない限りです。
「人間関係が苦手なあなたには、ママ友関係も悩むだろうし、困難ばかりが予想され、育てられない。」
「自分の心一つ保てないあなたが子供を育てることに伴う苦労に耐えられないだろう」
周りにそう心配され諭され、確かにそうだな、と自分でも気づき、いつの日か、きっちり諦めたつもりでした。
でも、どこか寂しさを感じてしまいます。
これでいいのかなぁ?と自問自答してしまいます。
子供を授かれず今は、犬を飼っていて我が子のように夫婦で可愛がっています。
しかし、それも賛否両論あり、いつの日か来るペットロスに耐えられるのか?と、可愛がりすぎることを過保護と冷たい目で見られることもあります。
子供の居ない夫婦でも、心の健康でない私のような繊細な傷つきやすい人間でも、強く生きて、幸せな未来を歩むべくアドバイスをぜひ教えて下さい。
アドバイスお待ちしています。
どうぞよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
遍路に出るのも一つの方法です
辛いですね。子供を持てない苦しみ。私も初めから子供を持てない体です。
でもそれをわかって今のご主人と結婚なさったのですから。幸せかと思います。
ペットロスはいつかきますよね。その前に自分の確立をしましょう。
僧侶は仏前において本来はセックスをしないことを誓います。今の僧侶はそうではない方が多いですが、本来はそうです。なので、子供がいないことは当たり前なのです。そのうえで、仏さまの世界に入っていきます。
まずは、現在のご自分の立場から、一番仏さまの世界に近いんだという幸せ。このまま仏さまとご縁を結んでください。
幸いご主人がいらっしゃるのですから話し合って、
お二人でできることを考えてみましょう。
一つは四国遍路をしてみること。子供がいたらなかなかできないですが、身一つなら、思い立ったらできます。歩いて30~40日かかりますが、仕事の関係で無理なら、まずは1泊2日あるいは2泊3日ぐらいで車遍路に出かけてみましょう。まったく違う世界を体験することで今までとは違った世界が開けてきます。千葉からだと遠いと感じられるかもしれませんが、成田から飛行機でピュンですよ。松山、高松空港へは定期便が出てると思います。悩むより実行あるのみです。
情けないより情け深く
うつ病、いじめ、その他の困難と共に過ごし、立派に結婚されたにゃんたださん。
情けない自分と仰っていますが、私はそう思いませんよ!
世の中にどれだけの人がうつ病やいじめに負けてしまうことか…
不妊のこと。完全に諦めることって、確かに結構難しいものです。
求めるものが手に入らない苦しみは、お釈迦様の説く絶対の苦しみです。
仏教の諦めって「明らめ」を意味します。
これは"辛いこと苦しいことがあるから逃げる"っていう意味じゃなく、"無理なものは無理とはっきりと受け止める"ことです。
例えばいつかくるペットとの別れは"逃れられないどうしようもないこと"と受け止め、ならばその限りある時間を精一杯過ごそう!ってするのが仏教的あきらめです。
だから、目一杯可愛がって何が悪いんですか!いいんですよ可愛がって(^^)
こういう逃げじゃない前向きな"あきらめ"を日々意識すると、知らない間に心が鍛えられます。
それを自覚できたら、またその時に新たな生き方が開けたりもします。
情けない自分と仰っていますが、どうせなら「情けない」って思うより「情け深い」人でいるようにしてみてはどうでしょう。
情け深いは「思いやり深い」という意味、つまり「慈悲心」です。
慈悲心は菩薩さまの心と言われます。
自らを責めないことも慈悲。
今いる旦那さんやペットや家族と愛情深く過ごすことも慈悲。
他の困っている人や悩んでいる人のために思いを配れることも慈悲です。
慈悲の心で世の中を見つめれる人を、心が弱く情けない人なんて言う人はいません!
言葉で言うより難しいことですけど、にゃんたださんならできるような気がしますよ(^^)
質問者からのお礼
大変温かな励ましをありがとうございます。私のこの貧しかった心がとても強く、あるべき方向に動かされました。情け深く、慈悲の心をもって、主人と愛犬を心から愛して、これからの人生を歩んでいきたいと思います。引け目や妬みを感じない人生を歩みたいです。僧侶様の励ましはなんとお礼してもたりません。この励ましは紙に書いてお守りのように持ち歩きます。本当にありがとうございました。この出会いを感謝します。