この先どう生きていったら良いのか
現在30代半ばです。
不妊治療も何とか成功し、子供が授かれそうな予定です。
ただ、仕事が年300万くらいで会社も小さいのと、苦手なことも多く、このままで良いのか悩んでいます。
ただ、正社員といっても、他の会社よりは時間に余裕があり、仕事量からすると頂いてると思います。
少し特殊な業界でサービス業なので対人ストレスはあったり、色々な面で社員の定着率はそこまで良くはありませんが、夫や親からは続けた方がいいと言われて続けています。
貯金も、今までやり方が分からなくて殆どできなかったですが、最近は勉強して少しずつやってみています。
一応、資格は取って手当は上がりましたが、転職も環境の変化が苦手で本当に出来るのかな?と心配です。
20代は引きこもってスムーズに就職せず、興味のあった公務員試験も挑戦しないまま、年齢的なことを考え、仕事と結婚子供を天秤にかけた結果今に至ります。
学力職歴が無いのと、出世も興味が無く、
自分でどうしたいか分からないです。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
とても丁寧に、率直にご自身の状況を書かれていて、 「これまで本当に一生懸命、生きてこられたんだな」と感じました。
まず、お話の中で感じるのは、
あなたは「安定」や「安心」を大切にされる方ですよね。
周りの人が「続けた方がいい」と言うのも、
たぶん、あなたが今の職場で穏やかに働けている姿を見て、
安心・安定を考えれば、「無理に動かない方がいい」と
感じているのかもしれません。
仕事の面では、
いろいろな価値が存在します。
収入が多くなくても、穏やかに働ける環境というのは、実はとても貴重です。
特にこれからお子さんが生まれる予定であれば、
心の安定はものすごく大事になってきます。
子どもが小さい時期は、予想以上に心も体も揺さぶられますからね。
そんな時、無理しすぎずに済むことは、大きな支えになると思います。
収入の面では、夫婦二人で働いていけるなら、なんとかなりますよ。
一方で、
「このままでいいのか」という思いが出てくるのは自然なことだと思います。
でも、あなたはすでに、
過去に引きこもっていた時期からここまで来たわけでしょ。
それだけで、実はすごいことです。
これからの人生でも、
「自分でも乗り越えていける。だって、引きこもりから脱却したんだもん。」と
自信に変えていってください。
その積み重ねの先に、
あなたの道は、きっと静かに見えてきます。
こういう悩みを真剣に考えているあなたの未来は、
きっと明るいと私は感じています。応援しています。
これから相談していきましょう
拝読させて頂きました。
あなたはこれからどう生きていけばいいのかと悩んでおられるのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれども、あなたの不安なお気持ち伝わってきます。あなたのお気持ち心よりお察しします。
以前ご質問なさって頂いてあなたの状況は変わってきておられるのかと思います。あなたが望んでおられるのかどうかはっきりとはわからないですけれども、あなたは大切な人と出会いご結婚なさりお仕事も順調に続けておられるのかと推察します、またお子さんにも恵まれてこれから子育てと両立なさっていかれるのかと思います。
あなたがどう生きていけばいいのかと迷っておられるのでしょうが、あなたは決して一人ではありません。
夫さんやご両親様にも支えられて助け合いながら生きることはできるのです。
なかなかこれからの人生や生き方は明確に定まっていくわけではないかもしれませんが、皆さんと一緒に様々なことを相談しながら意見を出し合い、様々な方法や生き方をご検討なさっていきましょう。道は沢山ありますし、選択の幅も広がっていくのです。
あれこれと思いつくこともあるでしょうから一つ一つじっくりと見つめていきましょう。
お子さんを育てることも、仕事をなさっていくことも、資格を取ってスキルアップなさっていくことも様々ありますからね。
あなたがこれからも夫さんやご両親様や沢山の方々と一緒に相談なさっていき、これからの未来をあなたらしく選択しながら充実した毎日を皆さんと生きることできますように、皆さんと安心してお子さんを育てていくことできますように心よりお祈りさせて頂きます。
そしてあなたや皆さんを心より応援させて頂きます。
怠けではなくこれからを大切に生きたいという心の成熟のあらわれ
1. 「安定」と「成長」の間で揺れるのは自然なこと
時間にゆとりがあり、家庭との両立ができている一方で、
「この先のキャリア」「経済的な将来」に不安を抱く
これは多くの人が30代半ばで直面するテーマです。
仏教では「中道」といって、極端に走らず、今ある状況の中で調和を見つけることを大切にします。
いまの職場に“安心”があるなら、すぐに環境を変える必要はありません。
焦るよりも、「今の場所でどう自分を活かせるか」を見つけることが、次の扉を開く鍵になります。
2. 「苦手なことが多い」は、“成長している途中”のサイン
苦手を自覚できる人は、すでに自己理解が進んでいます。
職場でのミスや不安も、あなたが真剣に仕事に向き合っている証拠です。
仏教では「未熟であることを知る人は、最も成熟している」と説きます。
完璧でなくても、「誠実に取り組む姿」を見てくれている人は、必ずいます。
3. 「貯金」や「学び」は、今からで十分間に合う
お金の管理や資格取得を少しずつ始めていることは、確実な前進です。
人生は“遅れ”ではなく、“歩み”の積み重ねです。
特に子どもを迎えるこれからの時期は、焦るよりも「整える」ことを優先しましょう。
毎月1万円でも、将来への安心感をつくる種になります。
4. 「どうしたいか分からない」ときは、“いまの幸せ”を丁寧に見つめて
あなたが本当は何を望んでいるかは、“未来”ではなく“いま”の中に隠れています。
たとえば、「子どもと過ごす時間」「穏やかな毎日」「人の役に立てた瞬間」
その小さな喜びこそが、あなたの進むべき方向を教えてくれます。
仏教では「随処に主となる(ずいしょにしゅとなる)」といいます。
どんな場所でも、自分の心の主であれという意味です。
5. 最後に
あなたはこれまで十分に頑張ってきました。
不安や迷いは、心が真剣に生きている証です。
どうか、「これでいいのかな」と思ったときは、
「いまの自分をちゃんと生きているか」と問い直すだけで十分です。
その誠実なまなざしが、あなたと家族をきっと導いていきます。
合掌



ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。
人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。
仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。