執着を手放す回答受付中
人への依存の断ち切り方が
分かりません。
自分に自信が無く
優しくされたら、その人に
依存してしまう事が多いです。
昔から甘え癖があります。
今、現在も人に依存している
最中です。
お付き合いをしていた方がいて
私が未熟だったせいで
イライラして酷い言葉を
言ってしまったのが原因です。
謝罪をして
許してもらえましたが
その人とは別れることになりました。
私が傷付けたのだから
別れることになったのは
当然、仕方のない事だと
思っています。
しかし頭の中から離れず
いつまでも考えてしまいます。
執着をどのように手放したら
良いのか分からないため
ご教示いただけますと幸いです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
依存と執着の違い
はじめまして。お疲れ様です。辛い体験について、ご自身を振り返られたこと、まずは尊いと感じます。そして。依存と執着の関係について、まずは捉え直しては如何でしょうか。
依存というのは、「何かとの関係があってわたしが成り立っている。例えば、親がいるから子という私がいる。衣服があるから風邪をひかずにいられる」といったものです。それに対して執着とは、「万物は移り変わっていくのに、それを留めたいと願う」ことです。
ですので、私たち坊さんは仏教なり仏様に依存してますが、その口で「執着からは離れましょう」と言うわけです。
なので、依存というのは普通のことで、あなたが苦しんでいるのは執着の方、なのでしょう。
だからまず「依存はしてよい。ただ、なるべく確かなものに依存しましょう」ということと、「物事が移り変わることを受け入れましょう」というのが執着から離れるということです。
ただ案ずるに、あなたは「自分の判断なり感情を、他人に預けてしまう」ことに問題を感じておられる。過度な依存=自分ごとを他人に預けており、その状態を維持したいという願いが執着となっているのです。
だから。
まずは依存自体は許しましょう。しかし「何について依存するのか」の役割分担を意識してはどうですか。収入は仕事に依存し、雨風を凌ぐのは家に依存し、悩みを打ち明けるのは家族なり坊さんなりに依存する。役割分担を意識することで、多くの依存先があることを発見する。そうしていくと、依存先の一つが変化しても、全体としては比較的に安定を保てる。そうして多くの事柄や人に依存の可能性を認め、自分に合った依存先を選んでいく。それは縁でありお互い様の世界の入口です。
さて、あなたが恋人に依存していたのはどの部分ですか?「全て!」と答えたくなるかも知れませんが、少なくともその人を選んだご自身は、どこかにあるはずです。「この人には甘えられる」と感じ取ったあなたが。
とりあえず、あなたの「甘えたい」は私たちが引き受けます。ここではどんなに弱音を吐いても構いません。
しかし、全てを受け止めるのは、私たちでなく仏様の役割です。一先ず「坊さんに依存しよう」というあなたの判断は悪くない。ご自身で判断している事実を、まずは認識して下さい。
そうやって、多くの相手と依存し合っているのが、実は豊かな人生というものだと、私は思います。
どんな自分も、ちゃんと褒めて、認めていこう。自分を大切に。
プロフィールも読ませてもらいました。育ってきた環境の中で、周りへの頼り方や関係性を築く経験が乏しかったのかもしれませんね。ですから、確かめないと不安になったり、相手の行動にも求め過ぎて、気持ちを押し付けてしまうのかもしれませんね。
依存や執着は、自然な反応でもあります。大切なもの、必要なことには、気持ちが寄せられますし、手放したくないとしっかり掴んでいたくなります。
ですが、そのことによって、自分を追い込みしんどくなったり、相手や周りの人を傷つけてしまっては、独りよがりの押し付けになり、残念な愛し方になってしまいます。
頼れる関係、甘えられる関係、愛する関係には、依存や執着も生まれますが、相手を大切に感じ信じられる存在であり、相手を尊重する対等な付き合いがあってこそ、良い関係が築けるのです。
あなたは、どうだったでしょうか。自分の想いばかりを押し付けてしまったのかもしれませんね。
自分を大切に、自分を受け入れていきましょう。
どんな自分も、ちゃんと褒めて、認めていきましょう。
自分を尊重できるから、相手のことも尊重していけるのです。
そうすることで、相手の存在が頼りであったり、支えであっても、依存や執着を強めることなく、一緒に歩いていくだけの自信を持っていけます。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )