哀の感情を取り戻したい
3月末に6ヶ月の息子を亡くしました
乳幼児突然死症候群と言われました
余りにも突然で家族も息子を知っている方々も、大きなショックを受けています
発見したのは私です
救急車を呼んで、心肺蘇生もしました
けれど、息を吹き返すことはありませんでした
お昼寝中に仰向けだったはずが
発見時はうつ伏せでした
病死と診断された今でも私の不注意で殺してしまったと思っています
息子の死から3日間は辛すぎて、お腹が空くことも眠くなることもありませんでした
けれど息子には双子の姉がいます
娘のために、いつまでも悲しんでいられない
娘の時間は止まっていないのだから、前と変わらず笑顔で楽しい時間を過ごさなくてはいけない
そう思い、「悲しむのは火葬まで…」と心に言い聞かせていました
お葬式が終わった後
何故か全く悲しくなくなりました
と言うよりも、まるで息子がいた事が夢だったような不思議な感覚になりました
火葬場に入っていく息子を見ても
骨になった息子を拾う時も
帰ってきて写真を見ても
思い出を語っていても
何も感じなくなっていました
最初はそれで良かったのです
決めた通りに変わらず娘に接する事ができるし、家事も変わらず出来ました
けれど暫くして
夫が息子を思い悲しんでいる時
一緒に涙を流すどころか冷めた目をして見ている自分に気が付きました
物凄く、ショックでした
私がお腹の中で育て、陣痛に耐えて産み、世界一幸せに…と願って育てて来た最愛の息子です
それなのに失って数日でまるで最初から居なかったかのように生活出来ている自分が恐ろしくなりました
本当は愛していなかったんじゃないか
感情が乏しいんじゃないか、と思えてなりません
幾ら記憶を辿っても
息子の名前を読んでみても
遺品を抱いたり、匂いを嗅いでも
やはり悲しくなる事も恋しくなる事もありません
どうしたら
もう一度息子の死を悲しめるでしょうか
変な質問かもしれませんが、アドバイスを頂きたいです
乱文で失礼致しました
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
本能的な自己防衛の可能性も…
未熟ママ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
幼く突然死されてしまわれました息子様のこと、誠におつらいことでございます・・
もしか致しますと、あまりの悲しさのショックから、絶望・虚無・悲観に陥りすぎないために、本能的な自己防衛が働いている可能性がございます。
あまりにもショックな出来事があった時に、その記憶が無くなるというのと似ているかもしれません・・
それだけやはりショックで悲しい出来事だったのではないかとお察し致します・・
決して愛していなかったわけではなく、心底愛しておられたからこそと思われて下さいませ。
どうか、息子様のご供養と共に、今はまだ無理に感情を取り戻そうとされずに、息子様のことを少しずつ受け入れていって頂けましたらと存じます。
息子様のご冥福を心から祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
川口和尚様
お忙しい中回答を頂き有難うございます。
もしも仰る通りであれば、いつかきちんと悲しめる日がきますよね…
本当に待ち遠しいです。
時折、今の私の姿が不思議で理解できないと言われてしまう時があります。
その時は和尚様が仰って下さったように、今はその時ではないのだと伝えてみます。
本当に有難うございました。
未熟ママ