夫がお金を盗みます
昨年8月に出産し現在育児休暇中です。
妊娠中に一度、夫が私の銀行口座から複数回お金を無断で引き出したのが発覚し話し合いをしました。
ギャンブル等に使うのでなく、自分の支払(カードや携帯電話、車の維持費)に足りなかった分を回していました。
(一部遊びにも使ってましたが)私はものすごくショックでしたが話し合いの結果、離婚はすることなく、夫の希望もあり今まで通り決まった生活費を私に支払うシステムで生活してます。ただ毎月心配なので『大丈夫なの?』『支払は出来てるの?ないなら言ってよ?』と声がけはしてきました。その際には『大丈夫』と回答がきてました。
しかし今朝、また私の財布からお金を抜いてる現場を見てしまいました。本人は『本当ごめん』と言ってますが私は複雑な気持ちでいっぱいです。
普段は、それなりに不満はあっても育児にはとても協力的で性格も温厚で『幸せだな』と感じていたので。。。
たった一年でまた、お金を盗んでしまう夫とどう接すればいいのか?私の気持ちをどう落ち着かせれば納得して夫婦生活を続行出来るのか?悩んでいます。
それともいっそ離婚した方が私にも子供にも、夫の為にもなるのか??とも考えます。
穏やかに、また夫を信頼して生活をするのはもう無理なのでしょうか?
夫婦関係
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「夫婦の潤滑油」としての機密費制度の導入
まりにゃん様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
親族間といえども、窃盗は窃盗であり、立派な犯罪行為です。但し、刑罰は免除されることになります。「親族相盗例」としての刑罰免除(配偶者として、刑法244条第1項により)。
ただ、法律的には、刑は免除されますが、仏教的にはそうは参りませんので、窃盗という悪業を諌めて、させないようにする必要はございます。
まあ、少々ぐらいは色々な要りようもあり、お小遣いでは足りないこともあるでしょうから、足りない時は、相互協力・扶助の関係で、双方納得して融通し合っていってもとは存じます。
旦那様にもプライドというか、あまり弱みを見せたくはないというか、または、心配させたくないとか、何か少し言い出せない理由もあるのではないかとは思います。
借金やギャンブルなどが理由であれば、それはそれでまた別の問題にはなりますが・・
一つの対策としては、余裕があるのであれば、二人で使う分として毎月幾らか別に貯めておき、それを急な要りようやどうしても何か使いたいもののある時に、お互いに、ある程度の相談や報告の義務はあるものの、やや曖昧に使える分とされておかれるとどうでしょうか。
ブレーキでの「遊び」的な感じのお金にて。または、大げさな例えですが、「権力の潤滑油」として知られている「官房機密費」みたいな感じで。「夫婦の潤滑油」として。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌