過去のことについて叱られました
はじめて質問をさせていただきます。
わたしは上下関係のある組織に所属しているのですが、わたしは以前にも同様の組織に属した経験があり、先輩よりも知っていることが多くありました。
それでも先輩をばかにしたりしていたつもりはなく、二つ以上上の先輩に対しても提案という形でこれもできます、ああいうやり方はどうでしょうと言っていたのを、一つ上の先輩は快く思っていなかったようです。
今、一つ上の先輩が幹部をしているのですが、今になって一年以上前からのわたしのそういった行動について先輩をないがしろにしている、態度が悪いと言われ、今までどうして言ってくれなかったのだろうという思いがあります。
わたしが提案をしすぎて先輩のやり方に文句をつけているように思われたのかと聞いても教えてもらえなかったし、二つ以上上の先輩はもう引退されていてなかなか会えません。
二つ以上上の先輩からは同様のことを言われたこともありません。
わたしは嫌われているような気がしています。
とてもつらいしこれからどうしていけばいいかわかりません。
悔しくて家でいろいろ考えていると涙が出ます。
なにかお言葉をいただけるとうれしいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの過去であっても先輩にとっては現在進行形である
こんにちはふぅさん。日陽と申します。
拝読させていただきました。
何でもそうだと思いますが、自分の感じ方・受け取り方と人の感じ方・受け取り方は人それぞれで違うということがありますね。
その先輩も今になるまでなかなか言えなくて、今になってようやく言えるようになった理由があるはずです。あなたにとっての過去であっても先輩にとっては過去からずっと引きずっている現在進行形の話なのでしょう。
あなたが悪いことしたと思わなくても相手がそう感じてしまっていることがあるのなら、その事実は変えられない。それを変えるには相手の言うことをいったん受け止めて、自分がそのような印象を与えてしまった理由・言動を考えてみましょう。
一度、立ち止まって自分のことを客観視する。そうすることで、相手の立場に立って物事を考えられるようになります。そこから自分の悪かったところや改善すべきところが見えてくることもあります。それでも、気づかないことも多々あると思います。その時は、先輩に素直に「先輩に嫌な思いをさせてしまって申し訳御座いませんでした。以後、気をつけていきたいので、私のどのようなところが悪かったのか教えていただけませんか?」と謝罪と自分の今後のために聴いてみるのも良いかもしれませんね。
お釈迦様も、「自分を成長させてくれるのは味方よりも敵対する者の存在であると。」日蓮聖人も、「敵対する者がいたからこそ自分が正しい道を歩んでいることが証明されるのだ」とお喜びになり敵対される方々の存在に感謝までされているのです。
どうやら人が成長するには逆境の時の方が成長するようです。
ふぅさんは、悪いことをして来たとは思えませんが、捉え方の違いで先輩の立場を追い詰めてしまったのかもしれませんね。でも、それだけ意見を言えて様々な提案を出来るということは素晴らしいことです。その素晴らしいところを先輩と協力して職場のためになれるよう発揮してもらいたいと思います。
※こちらが謝罪して、反省の意を表し、改善すべきところを教えてくださいと頼んだ上で、いつまでも愚痴愚痴言ってくる上司は自分の感情だけで物事を言ってくると判断し、そのような方として受け流してあげれば良いと思います。
ふぅさんの日々の生活に少しでも安らぎが訪れますよう心からお祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
合掌