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子供が出来て結婚しましたが旦那は家にもろくに帰って来ず女の家に入り浸り子供にも関心がなく生活費すら渡さず結局離婚しました。

離婚後は話し合いで養育費を毎月3万払うと言ってたのですが1年間で最終的に音信普通になりどこに居るかもわかりません。

子供に対して関心がないことに凄く怒りを感じます。
子供が気にならないのか、会いたくないのか、責任を放棄した事に腹が立ちます。
今は元旦那に対して憎しみしかありません。

こんな人のせいで私の人生が狂ったと思ってしまいます。
私は子育てに仕事をしてと余裕もないなか、元旦那は自由に何に縛られる事もなく呑気にしてると思うと憎くて仕方ありません。

正直養育費なんかどうせいつか払わなくなると当てにはしてませんでしたのでそんな事より兎に角子供のことで怒りを感じます。

もうあんな奴どうでもいい、勝手にしろと何度も何度も思いましたが元旦那に対しての憎しみが消えません。
早くこんな思いから解放されたいです。
どうすれば許すという事ができるのでしょうか。

あんな人を選んだ自分にも怒りを感じます。
子供には申し訳なさでいっぱいです。
苦しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

元旦那さんは「アスペルガー症候群」であるかもしれませんね・・

あんな様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お怒り、憎しみ、怨みは、ごもっともなことでございます。

責任放棄、愛情の欠如・・誠にお子様もお可哀想でございます・・

怒り、憎しみ・恨み・・これらは誠に悪い煩悩であるがゆえに、それらに支配されない心を作っていくことが大切となります。そのためにも仏教が誠に最適な薬にはなります。

「感興の言葉・ウダーナヴァルガ」(中村元氏訳)・岩波文庫・第14章・「憎しみ」から・・

「実にこの世においては、およそ怨みに報いるに怨みを以てせば、ついに怨みの息むことがない。堪え忍ぶことによって、怨みは息(や)む。これは永遠の真理である。」

「怨みは怨みによっては決して静まらないであろう。怨みの状態は、怨みの無いことによって静まるであろう。怨みにつれて次々と現れることは、ためにならぬということが認められる。それ故にことわりを知る人は怨みをつくらない。」

仏教では、恨みを持っている、その者に対して、忍耐してその怨みを無くすことのみならず、慈悲の思いを向けることによって、怒りや恨みなどの煩悩を対治した上で、更なる善い行いへとつなげることもお勧め申し上げる次第となります。

煩悩、無知によりそんなことをしてしまう者を憐れみ、慈悲をかけてあげて、何とか慚愧、懺悔、反省、謝罪、そして償いを促し、その者の悪業を無くしてあげられるようになさられることも大切な善い行いとなります。

しかし、この度は、慚愧、懺悔、反省、謝罪、そして償いを促すのも難しそうな・・もしかすると、その元旦那さんは「アスペルガー症候群」であるかもしれませんね・・そうだとすると、厳しいことですが、理解して諦めることも必要かもしれません・・

何よりお子様のこと、どうか宜しくお願い申し上げます。きっと子どもさんから、一生懸命に頑張られておられるお姿から、理解、感謝してもらえる日も来ることでしょう。

お幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
確かに元旦那は小学生の頃軽い発達障害じゃないかと言われた事があると聞いた事があります。
もしかすると本当に何かの発達障害があったのかもしれません。
理解して諦める事にします。
まだ簡単には難しそうですがアドバイスを受けて少し気持ちが楽になりました。

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