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身近な人の死を受け入れられるか不安です

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先日、祖母を亡くしました。
私が小さい頃、両親は共働きだったので祖母が私の面倒を見てくれていました。
そんな祖母も90才を越え、元気でしたが少し生活の介助が必要になったので、高齢者向けマンションに入居しました。
祖母が自宅にいたころは時々会いに行っていたのですが、近頃疎遠になってしまい、この前も会いに行くチャンスがあったものの、また会えるから…と先送りしてしまいました。
そんな矢先、母親から連絡があり、おばあちゃんが亡くなったとのこと。
あまりに突然すぎて、理解できませんでした。
祖母は自分の部屋で、一人で誰にも看取られずに亡くなりました。心不全でした。
見つけてくれたマンションの方に聞くと、亡くなる直前まで元気で、お昼過ぎに少ししんどいから横になると言い部屋に帰り、夕食の時間になったので声をかけに行くともうすでに亡くなっていたとのことでした。
一人で亡くなったので、最期は寂しかったかな、何を思いながら亡くなったのかな、あのとき会いに行けばよかった、最後にもう1度ばあちゃんに会いたい…といった思いが頭から離れません。
これから先も大切な人の死が待っています。
死は避けられないとわかっているのですが、誰かの死に直面するのが怖いです。祖母のように別れは突然なこともあり、ちゃんと見送ってあげられるとは限りません。不安で不安で苦しいです。
アドバイスをいただけるとありがたいです。
長文、失礼いたしました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「供養」

さわ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お祖母様との突然のお別れ・・誠におつらいことでございました・・

確かに突然のことであり、あれこれとお別れに後悔をお持ちになられておられるのも仕方がございませんが、できましたら後悔の代わりに、感謝の思いを抱かれつつに、さわ様が恙無く平穏無事にお幸せに過ごされることが、何よりのお祖母様への善きご供養になるとお考え頂けましたら有り難くに存じます。

また、「供養」とは、「供(とも)に養う」ということになりますが、亡くなられた方と一緒に、悟りへと向かうための行い(智慧の修習と功徳の集積)を養って共有していくということでもございます。

「悟りへと向かうための行い」(智慧の修習と功徳の集積)と言ってしまうと少し難しいことですが、私たちの世界は助け合い、支え合い、分かち合いによって成り立っていることをよく理解して、お互いがお互いで気遣い、配慮し合って、皆が幸せになれるような行いを少しずつでも調えていくということでございます。

お祖母様と一緒に、また、亡くなられたご先祖様方と一緒に、悟りへと向けての善き行いに取り組むという「供養」につきましても、少しお考えを頂けましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌

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質問者からのお礼

後悔を感謝に変える…そうですよね。
おばあちゃんには、子どもの頃から本当に色々なことを教えてもらいました。
おばあちゃんとの思い出と共に、感謝の気持ちをもって、しっかりと生きていきたいと思います。
これから先も大切な人の死を見送らないといけませんが、教えていただいた「供養」の気持ちを大切に、自分の心を整えて、みんなが幸せになれるような行いを心がけていきたいと思います。
とても気持ちが楽になりました。アドバイスいただき、本当にありかとうございました。

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