学校に行けません。疲れました。
生きているだけで疲れてしまいます。
私は小学5年生のときに親に「生きるって疲れるね」と言ったそうです。
弱さを克服出来ぬまま約10年経ち、不登校気味になっています。もうすぐ出席日数が足りず退学になってしまいます。何故かはわかりませんが、学校に対して不安を強く感じ、お腹が痛くなってしまいます。不安障害だと心療内科では診断されました。
体は至って健康なはずなのに、すぐに心身ともに疲れてしまいます。
死にたいとは思いませんが、もう疲れました。
どうしたら明るくなれ、学校に行くことができるのでしょうか。そもそも私は学校に行かなければならないのでしょうか。しかし働く方が大変だとも言われ、どうしたらいいかわかりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
からだの声をきく。
おつらいことと存じますが、
もし、呼吸をしたり、立ったり座ったりが疲れるようなら、
もっといろいろ深刻な病気のことが考えられますので、
心療内科ではないところに罹(かか)るのがいいと思います。
先般、とある研修会で、こんなはなしを聞きました。
自殺をしたいと思っている女の子がおりました。
塾の先生にそれを打ち明けます。おそらく、受験で
疲れてしまったのでしょうね。
その先生はあたまをポンポンとなでて、
「そうか。ここ(頭)がつらいんだね。でも、もし叶うのなら一か月
待ってほしい。その一か月間、足に聞いてみてほしい。
手に聞いてみてほしい。
自殺してもいいですか?と。」
そのおんなのこは、自殺をやめました。
身体は、生きようとしている。
いやむしろ、自分は生かされていることに気が付いたということです。
わたしは学校に行けとは言いません。
行かなくてもいいと考えます。
あなたのこれからを、あなたの「手」に、あなたの「足」に、あなたの「体」に、
聞いてみてほしいと思います。
そのうえで「まなぶこと」というのが「いきること」に繋がっていくならば、
学校へかよう道もあるだろうと思います。
いまはそんなことよりも、からだの声をきく。そこから、ご自身の
苦しみと向かい合っていって頂けたらと思います。
あなたにさちあれ。さちあれ。合掌
もしかすると慢性疲労症候群や起立性調節障害かもしれません。
まり様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「生きているだけで疲れてしまいます。」・ 「体は至って健康なはずなのに、すぐに心身ともに疲れてしまいます。」・・
もしか致しますと、表面上、形式的な検査では調べてみれば健康に問題がない場合であっても、慢性疲労症候群や起立性調節障害、あるいは膠原病である可能性がございます。
心のご不安も、それらの身体的な原因が引き起こしてしまっている場合も考えられます。
星大晃様もおっしゃられておられますように、もっと「からだの声をきいて」みられるということで、拙生も心療内科とは別に、セカンドオピニオン的に、慢性疲労症候群や起立性調節障害を疑ってみられて扱いのある医療機関を受診されてみられてはどうであろうかと存じます。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌