いつも一番でないと気がすまない
私は元々自分の見た目にコンプレックスをもっていました
全く似ていない美しい母には、あんたほんとブサイクなどと昔からよく言われていました
そのためか、容姿を褒められることは多少ありましたが、自分を世界で一番醜いのだと思いながら暮らす日々でした
しかし、高校に入って自分で言うのもなんですが、かわいいってすごく噂になってるとよく言われるようになり、自信がないくせに自分は可愛かったのかもしれないと思うようになりました
そのせいでほかの子が褒められていたりするとイライラして仕方なくて、なんで私がいるのに他の子が褒められるんだとそんなことばかり思うようになりました。
だからと言って、人に褒められても嬉しいわけではないのです、それが当たり前のように思っているのでなんということもないのです。
むしろ、こんなことを思うくせに整形したいが口癖になってしまい、ますます綺麗にならなきゃと思い、容姿にばかり固執してしまうようになりました。
母には、整形の前に精神科に行くべきだと言われました。
すごくショックでした、しかし、精神科に行って可愛くなるわけじゃない、と思っている自分がいるんです。
どうしたらいいのでしょうか。
自分が一番でないと気が済まない
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落ち着いてよく考えましょう
あい様はじめまして、ご相談拝見しました。現在の考えを変えることは難しいかもしれませんが、一度整形してしまえば後戻りはできません。まずは落ち着いて一緒に考えさせていただけないでしょうか。
さて、一番キレイになるためにはどうしたら良いでしょうか。整形はしなくとも容姿がキレイな方はたくさんいらっしゃいます。上には上がいるものです。おそらく今の考え方のままでは一度整形に手を出すと歯止めがきかなくなる恐れがあります。キレイな人に出会う度にその方より上にいかなきゃという強迫観念にかられるのではないでしょうか。
これではいつまでたっても心は休まりませんし、体もボロボロになってしまいます。キレイな人は実際にたくさんいますから。
お母様は言い方は良くないかもしれませんがそういう事を言いたかったのではないでしょうか。ではこれからどうしたらいいのか。あい様に心がけていただきたいことをお伝えします。
①周りの言葉を素直に受け入れる
お母さまに昔から色々と言われたのかもしれませんが、世界で一番醜いなんてことはありません。あい様はあい様の今そのままで尊いのです。お母さまの言葉を乗り越えましょう。そのためには素直な心、ありのままを見つめる心を持ちましょう。周りの方があい様に対して可愛いということに嘘偽りはないと思いますよ。誰かより容姿が上だから可愛ではなく、ただあい様自身だけを見て素直にそう思ったんですよ。
②むさぼりの心(欲望・一番になりたい心)はとどまるところがないと知る
むさぼりの心は満足するところを知りません。放っておくとありのままを見つめる心を覆いつくしてしまいます。もっと上へ上へと求め続けます。その考えで心が安らぐことはありません。
③ありのままを受けてくれる出会いがあると信じる
かの有名な曲にあやかれば「ナンバー1よりオンリー1」といったところでしょうか。あい様が誰かより容姿が優れているから好き、じゃなくて、あい様があい様だから好きという方との出会いがきっとあります。いや、恋愛に限らずともありのままがいいんだと気づかせてくれる世界との出会いがきっとあるでしょう。それは仕事かもしれませんしもっと別の何かかもしれません。そういう世界との出会いによって心がすーっと楽になりますよ。
少なくとも私はここに相談をしてくれたそのままのあい様に出会えたことは有り難いことだなあと感じます。
無題
拝
金持ちは金を失うことを恐れている
土地持ちは土地の価を失うのをを恐れている
君は何を失うことを恐れている?
恐れは怒りや傲慢など苦ばかりをもたらしてしまうから
だから君は苦しいのね
矛盾しているよね
「可愛いきれいは幸せ」のはずなのに
違ったようだね
君はお母さんの言葉に傷ついたと言いたいんでしょ?
その件ですが、もう奔放な発言をしたお母さんを許してあげなさい
そして傷ついた
幼い頃の自分にも「もうだいじょうぶだよ、かわいいんだよ」って
ちゃんと言ってあげなさい
まずはそれが出来るようがんばってみて
合掌
全部手放し
外見がどんなに美人でも、人と比べてどうとか、人を見下したり、妬んだり、そんなことをする人は心がブサイクになります。
見た目の美しさにこだわらず、人に優しく、比較もせず、誰にでも感謝の気持ちを持つ美しい心の持ち主は、人間として魅力があります。多くの人から認められます。
あなたは心の美人を目指すべきです。
過去にお母さんから言われた言葉は確かに辛かったのでしょう。しかし、それも過去のこと。
これからは純粋に今の有り様をそのまま受け入れられる、豊かな心の持ち主を目指してください。
人の言葉や周りの評価、自分勝手な価値観、全て手放して、生きるのです。