僧職に就いたきっかけを教えて下さい
家が代々お寺だったからなど…お坊様によって僧職についた理由は様々だと思いますが、中には下記リンク(動画)の6歳の男の子みたいに「アニメの一休さんみたいに優しい人になりたいから」といった似たような理由で僧職を目指したお坊様もいるのではないかと思います。
『6歳児のお寺修行』
https://www.youtube.com/watch?v=FOIBbAqnTxs
そこでお坊様方に質問なのですが、いつ頃から僧職を目指すようになりましたか?また、僧職を目指すきっかけやどんな家庭で生まれ育ったのか等々…色々と教えて頂けると有りがたいです。
色々と悩んでいる煩悩の塊ですがどうかよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人を幸せにしたいから
実家が寺で祖父も父も僧侶で、一人っ子で育ちました。
母からは、「お坊さんにならなくてよい」と育てられたことを覚えています。
中学の時に海外旅行に行き、国際的な
僧侶になりたい、という夢を持ちました。
ここでは、僧侶としての自覚はなかったです。
大学に行き、留学をする前に日本のことを知らなければいけない、というシンプルな理由で比叡山で修行しました。
この修行で、僧侶としての自覚をもちました。
しかし、すぐに寺で僧侶になるのではなく、社会に出て視野を広げて力をつけることを優先としました。
そして、就職活動の時に僧侶という職を念頭におきながら種々の会社を
受けました。
そこで、僧侶の定義を明確にしました。コンサルが流行っていたので、多く受けましたが、この時に僧侶とは
幸せのコンサルタントだ
と、定義しました。
そう考えると、最高の職だと実感をもつことが出来、明確に自分の将来像が僧侶であることを確信しました。
ですので、私は、年を経ながら僧侶の道を確固たるものとしたパターンです。
僧職とは?どのような意味でお聞きですか?
職業としてお聞きでしょうか?
それとも純粋にお坊さんになったキッカケについてでしょうか?
すみません、質問が求めている回答とは少しズレてしまいますが…。
私はお坊さんを職業としては考えておりません。
自分の信じる生き方だと思っています。
自分が心から求めるものを探して探して、やっと教えにたどり着き、
そして覚悟して仏教の世界に飛び込みました。
私はお寺の生まれでもなく親戚にお寺の人がいるわけでもありません。
良寛さんがそうであったように…
お寺を持っていなくとも、仏教を旨としてお坊さんという生き方ができると私は思っています。
お寺に生まれたからです。
お寺の長男として生まれた私は幼い頃から「あなたはこの寺を継ぐのよ」と育てられました。
子どもの頃からそう育っていたので、そういうものだと思っていました。
仏教の事など全く知らなかったですが、僧籍は高校一年の時に頂きました。
実際に学んだのは大学に入ってからです。
今は住職として法務をつとめていますが、本当に浄土真宗の僧侶でよかったと幸せを感じています。
この教えを多くの人に知ってもらいたいという想いが、今の僧侶としての大きな原動力になっています。
当然「お坊さんになりたい」と思って僧侶になる方も多数おられます。
私の友人にもたくさんいます。
それぞれさまざまなご縁にふれて僧侶になられています。
私はお参りに行く先々で「将来お坊さんになるのもいいですよ」とオススメしています笑
質問者からのお礼
お礼が遅くなってしまい本当に申し訳ごさいません。
僧職に就いたきっかけはお寺の家系に生まれたからというのが確かに多いですね。
また、僧職とは人によっては職業ではなく生き方だっていう考えも納得いきました!
ありがとうございます。