子供の体のことで悩んでいます
去年の夏、小学生の息子から「おへそを引っ込ませたい」と言われました。
おへその周りの皮が少し余っている状態でした。
そこで、かかりつけの小児外科の先生に相談すると、
「あーこれならすぐきれいになるよ」と言われましたので、
本人も納得の上、臍ヘルニアということで手術をしました。
(実際は皮だけだったので、ヘルニアではなかったはずです。)
手術後は、おへそは複雑によじれ、下の方に突起物までできていました。
明らかに不自然な形でしたが、先生は「時間が経てばよくなります」と言われたので、そうかな…と、またも鵜呑みにして半年が経ちました。
しかし、息子はずっと気にしていたのでしょう。
プールを参観した際には、お腹をずっと手で隠していました。
そして「お母さん、僕のおへそを引っ込ませて」とまた言います。
私も確かに複雑になったおへそを見るとかわいそうになり、次は近所の形成外科に行ってみました。
そこでは「これは初めから形成に来ればよかったね」と言われ、
大きな病院の形成外科へ紹介状を書いてもらい、また手術をすることになりました。
何度も痛い思いをさせてごめん。
でも、次こそはきれいになるからと願い、今年手術を受けました。
しかし、やはり一度いじった所の形成は難しかったのか、 突起物がまだあり、まわりに縫い跡も見えている状態となりました。
結局、これなら自然のままの出べその方がマシだったと、ものすごく後悔しています。
息子のおへそを見る度に悲しく、申し訳なくてたまりません。
人目に触れることもある心身共にデリケートな部分なのに
自分の無知さ、軽率さが悔やまれ、毎日苦しんでいます。
しかしまた、せめて平らにきれいな形にしてあげたいという思いも消えず、また数年後にでも手術をすることで、良くならないだろうかと考えています。
もちろん手術なんてもう受けさせたくはないのですが、小さいながらに気にしている息子の気持ち、そして私が安心したいという気持ちがあります。
心の持ちようや、アドバイス等ありましたら、どうか教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お子さんがその身体を自身で引き受けていかれますよ…
おへその問題ですね…しかし、縫合の跡まで残ってしまっておられる状態とのこと、思い悩まれることでしょう。
まず、こんなことなら、最初から手術など受けなければ良かったとお感じかも知れません。でも、もし今まだ手術を受けておられなければ、いつ受けさせよう、あまり成長してからでは「もう手遅れ…」とか言われるかも知れない と考え、ずっと悩んでおられると思いますよ。
お医者さんは二度とも満足のいく結果になられなかったとのこと、息子様そしてあなた様の心中をお察し申し上げます。
お医者さんを責める、訴えることも不可能ではありません。どうでしょう…そうされますか。
いえ、そこまで申さずとも、もう一度改めて手術について説明を求めることは可能です。ただ、あくまで責め立てるのではなく、今一度、診断を受け、説明並びに今後の対処法を教えてもらいたいという態度で臨んで下さいませ。病院に行くのにケンカ腰ですと、又辛い思いを重ねる結果となるかも知れません。
病院での説明・今後の対処法に納得出来ればそれで良し…ただ問題は納得出来なかった場合ですね。
結局、そのお腹と共に生きていくのは息子さんです。それは受け入れなくてはなりません。
「人は見た目が9割」なんていう本も出版されています。どうお感じになりますか? 認めますか?
とにかく誰がどう思おうが、どう言おうが、この自分がこの自分の人生を生きるのです。それしかありません。
言いたくはないですが、世の中には「生まれつきの障がい」「生まれた後の事故、怪我、病気」等々で自分で好んで背負いたくない重いものを抱えている人が一杯居ます。
自慢ではありませんが、ウチの4人家族 皆そうですよ…「こんな自分のこんなとこがほんとイヤ!」そんな思いを乗り越えて、いいえ、そんな思いと一緒に必死に生きています。
人間みんながそうなんですよ…だから皆が可愛いし、愛おしい。そうおっしゃるお方を…仏様と名付けたのです。
どうか、まずあなたが仏様の御心頂いて下さい…そして息子様に仏様の御心を伝えてあげて下さい…もちろん息子さんをギュッと抱きしめながら。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
また診察時に相談してみたいと思います。
人間みんなが愛おしい。すばらしい言葉ですね。
私も息子を愛しています。
息子がこれからも楽しく生きられるように、しっかりと見守っていきます。