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有り難し 18初めまして。どうぞよろしくお願いします。
今お付き合いをしている彼がいます。
彼は私のことをとても大切にしてくれ、今の彼自身に対して不満はありません。
けれども彼との距離が近付き、彼のことを想う気持ちが大きくなるにつれ、彼の過去の恋人に嫉妬をすることが多くなりました。
また、彼の過去の中でどうしても許せないことがあり、それを受け入れることができません。
それを「受け入れてほしい」と私に背負わせた彼もひどいと思ってしまいます。。
この年まで強い嫉妬心を感じたことはなかったのですが（感じないふりをしていたのでしょうね）
彼と出会ってからどんどんと自分の醜い心に気づかされています。
自分なりに今のこの気持ちのドロドロをどう解消するべきかと様々なことを試してみました。
とことん自分の負の感情と向き合ってみたり、
様々な人の考え方を読んでみたり、
考えないようにしてみたり、友人に頼ってみたり。。
でも、心が晴れません。
「今は今、人は過去には生きられない」
と頭では分かっているのですが心がついていかなくて苦しいです。
この気持ちはしっかり向き合えば昇華するのでしょうか？
違うことに集中して考えないようにした方がいいのでしょうか？
信仰するものができれば、楽になるのでしょうか？
心が何か淀めくもので引き裂かれそうです。
穏やかな心が取り戻せるようになるヒントを教えていただけたら嬉しいです。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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禅僧には決して拘った生き方はしてならないとの教えがあります。拘る心は煩悩に捕らわれてしまうからです。
しかし拘りを無くそうとすればするほど益々拘る自分が現れます。
人には生まれた時この世界は煩悩だらけだから誰の心の内には拘る心である煩悩が存在するのです！
今貴方はその煩悩である拘りから来る自分の求める心が得られない苦しみ「求不得苦」から悩み迷い苦しみもがいておられます。
「求不得苦」は「四苦八苦」の中にあり「生、老、病、死」生まれた時点から始まる４つの苦と「愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦」生きて行く時に必ず付いてくる４つの苦のことで決して逃げられない「苦」が８つあるのです。
今の貴女が自分の心を嫌で我慢できない。でも誰もが持っているものである事で貴女だけに当てはまるものでは無いのです。この世の人には大なり小なり必ずあり時として現れてはまた消え消えたは又現れるのです。
逃げられない「苦」から逃げようとすれば益々追っかけられ大きくなり覆いかぶさってしまいます。
正にこの状態が今の貴女の姿です！
受け止める事です。認める事です。消す事ではありません！当たり前と感じる事です！
彼の事が心より好きだからどこまでも考えてしまう今です。時が経ち誰の心も必ず少しずつ薄れていきます。悲しみを苦しみは時と共に消滅して行くのです。人が苦しみから逃れるための唯一の力で時の力を神様が与えてくれたのです。
苦しみが重なり襲い逃げられなければ日に日に苦しみが大きく成り人は滅ぶでしょう！
このまま行けば貴女の心は転がり始め止める事が出来なくなります。止められるのは貴女自身の心だけです。
