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どうしていじめられたのか知りたい

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有り難し有り難し 25

こんにちは。
職場でいじめられて以降、嫌な出来事が過去にならず、困っています。

いじめが始まったのは、2年前からです。
仲もよかった同僚達から逆怨みも混じった、嫌がらせを受け続けたため、人間が信じられなくなりました。

突然あいさつすら無視され、ものすごい形相でにらみつけられ続け、他部署との飲み会も呼ばれなくなりました。金輪際近づくな、最低なやつだ、お前は俺を馬鹿にしている、と夜中にメールが来たり、お前は平伏さなくてはいけない、お前はそういう存在だ、と脅迫されたり、ある特定の人を無視しないと仕事を教えたくないなどと、道徳に反することを強要させられ、仕事上、必要なことも教えてもらえず、困っていれば影で笑われ、お前は間違っていることばかりしていると言われ続けました。仕事中も影であることないこと噂を流されました。恋愛的な意味で好きだった人にもいじめられたのでとても辛く、うつ病にもなりました。

それでも私は私のやるべきことをやるだけだと思い、周りがいろんな人の悪口で盛り上がっている時間、必死に勉強し、努力してきました。

最近では、陰口は相変わらずなものの、表面上いじめも落ち着きましたが、お前は間違っていると言われ続けたことが頭から離れず、すっかり自信を無くし、何をしていても不安で仕方ありません。何をされるのかと怯えています。

なぜ、私はいじめられているのか、
なぜ、私だけ平伏さなくてはならない存在なのか、
なぜ、努力しても、存在することが許されないのか
なぜ、私だけ穏やかに過ごしてはいけないのか
理由を探してしまいます。

そのことをすっきりさせたくて、直接本人達に聞いてみようかとか、手紙を書こうか、と思うことがあります。
こんな酷く、悲しい思いをしている原因が知りたいのです。原因が分かれば安心できるのではないか、不当な扱いに反論したい、酷い目に合わせた人達とまだ仲良くなりたいと思う気持ちもあるのかもしれません。
この苦しい気持ちはどうしたら楽になりますか。
どうしたら、怯えることもなく、笑顔でお仕事でできますか。また人を信じたいです。
辛かった今までが過去になりません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何故いじめられたかより、これからいじめられないために、を。

イジメの多くは単なる❝気晴らし❞程度に行われているようなことがあるものです。
あなたが思うほど陰湿な動機ではなく、本当にどうでもいいような小さいことが、イジメに発展してしまうようなことがあるものです。ですから、まずは相手からの悪意をスルーしましょう。
これからいじめられることもあるやもしれません。
それでも私ならば強く生きていきます。
イジメは絶対に悪ですから。
世間の誰かの意思による、誰かの生きざまを枉げていかせようとすることは、どこまで行っても個人の我、エゴの姿です。ブラック企業の本質は、そういうところですが、たとえ会社がブラックであっても、あなた自身はブラックに染まらなければ良いのです。
世間は「巻き込もう」とします。
巻き込まれるものだけが巻き込まれるのです。
昨日もスーパーに生きましたら、若手社員に上役のおじさんがそれはもう汚い言葉遣いで、指導していましたとですたい。
ああ、こういうのを受けた後輩社員が上役になった時、同じような指導をしなければ良いなぁと思いました。
負の連鎖を断ち切るのはあなたです。
時には、一時的に黒を装う、一時的グレイを装う姿勢も大切かもしれません。
そうすることによって、黒い人たちと情報交換ができて、何が諸悪の根源なのかに辿り着くことができるかもしれませんね。
「これが決まりだから」「昔からこうしてきた」というのは表向きで、誰かがそれをする事で、都合がいいのです。
野球や相撲の審判の世界では、ビデオで素人がどう見ても、審判の間違いが明白でも、審判が正しいとされてしまう愚かな習慣があります。
どの業界にもこれに似たものがあると思います。
誰かにとって、あなたが都合の悪い行動をしているのかもしれません。
だれかの都合、都合、誰かにとって、不都合、不都合。それが最大の原因でしょう。
いつでもご相談をお寄せください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

あなたではなく職場に問題があるかもしれません

まるこるさん。
職場での理不尽なイジメにあわれているようで、お辛い事と思います。
ご質問の文章を読んでいて驚きました。

『金輪際近づくな、最低なやつだ、お前は俺を馬鹿にしている、と夜中にメールが来たり、お前は平伏さなくてはいけない、お前はそういう存在だ、と脅迫されたり、ある特定の人を無視しないと仕事を教えたくないなどと、道徳に反することを強要させられ…』

とのことですが、これは完全にパワハラです。

貴女がもっと精神的に追いつめられる前に、そのての事に本格的に相談に乗って頂ける所へ相談を持ち込んだ方が良いように思えます。

NPO法人で労働相談センターと言う所があるようです。
http://www.rodosodan.org

もし、経済的な理由等でその会社での仕事や関係を大事にしなければならない場合は、その旨を相談する時に話すと良いと思います。

おそらく、被害者は貴女だけではないかもしれません。

ご期待に添える相談になっていないかもしれませんが、申し訳ありません。

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おきもち

個別相談可能
仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さんだと思っております。 法昌という法名で、和歌山県の高野山の西禅院が所属寺院ですが、 普段は東京都町田市のマンションで手作りの密壇でひたすら修行を続けている  はぐれ行者です。 伝法灌頂も中院流の一流伝授も授了させていただいております。 娘を持つ母であり、一家の主婦でもあり、親の介護もあったりします。 エッセイや文章、そして漫画家として漫画も描いております。 イーハトーブクリニック萩原医師の指導をいただきヒプノセラピスト(催眠療法士)でもあります。 基本的に隣のおばちゃん的な、でも変わった尼僧です。
ご相談可能な時間はその日ごとに違うので、いくつかご都合を書いてくださいね。 人生で悩んだ時に、最善の答えを与えてくださるご神仏と、あなたは心の奥で必ず繋がっています。ご自身の心の中からご神仏のお答えが受けられるようにアドバイスをさせて頂きます。 ◆著書:「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」「迷いをすっきり消す方法」「幸せを呼ぶ仏像巡り」

質問者からのお礼

東悟あすか様
お返事ありがとうございます。
いじめの主犯格は人格的に障害がある可能性があるとのことでした。もはや主犯格すら誰かもわからないですが、その大部分は自然といなくなりました。でも、私の中で解決しないのです…次に何かをされたときは、しかるべき所へ相談しようと考えています。そのような組織があることを覚えておきます。

東悟→悟東あすか様
お名前表記間違えてしまいました。
重ね重ねお詫び申し上げます。

丹下覚元様
お返事ありがとうございます。
「誰かにとって、あなたが都合が悪い行動をしている…」
心当たりを感じました。
この職場そのものにも問題があることは感じています。
私はそれにも苦しみがありました。
先輩達がそれにずっと苦しんできた話を何度も聞かされたことがあります。
早い話、表面下の派閥戦争の真ん中に、知らないうちに立たされてしまっていたんだと思います。
その人達と前向きな話をしようとしましたが、過去の話になります。
いじめる人達も心に傷があるんだと思います。そして、なかなか根深そうです。
自分達が正しいと思い込み、自分達の行いを考えようともしません。
それは私も一緒かもしれません。
でも、弱い立場の私を不当な方法で貶めることは納得できない。
これ以上サンドバッグになるのはしんどい…
新人さんはこんな思いをして欲しくないです。
新人さんには前向きな種を蒔きたいです。
過去に酷いことがあれ、病気とうまく付き合いながら、これからどうするかを考える人になりたい。

お二人方にご回答いただき、冷静になってきました。
本当にありがとうございました。

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